昼寝ネコの雑記帳

<   2013年 11月 ( 8 )   > この月の画像一覧

いつか落ち着いたら・・・


RESURRECCIÓN DEL ÁNGEL POR ÁSTOR PIAZZOLLA


↑ふ〜ん、と思われた方はクリックを 

いつか落ち着いたら・・・

いつか落ち着いたら、と思い始めてからすでに10数年が経った。
依然として、落ち着くことのできない生活を送っている。
不安とか恐怖を感じるような環境ではないが、
それでも、ゆっくり寛いで何もしない時間は遠い存在だ。

そういえば、早死にの家系なので、自分も短命だろうと
漠然と思い始めてから、すでに30年以上が経過した。
人生とは、思ったようには展開しないものなのだなと、
改めて思っている。

数週間前に、転倒して腰を強打した。
あわや骨折かと思うほどの痛みだったが、
病院に行くのを一日延ばしするうちに、どうやら
すっかり完治したようだ。しかし、
ほっとしたのも束の間で、今度は左の眼底に出血があり
視界が曇って実質的に見えない状態になってしまった。
過去に何度も経験している症状なので、
不自由さを我慢しながら、じっと快復を待っている。

最近はきな臭い情報が溢れるようになった。
局地的な戦闘、内乱、テロがこの日本国内で
発生するかもしれないと予測している人が増えている。
「破局に備える」という、ずいぶん以前に読んだ本がある。
著者は、アメリカの富裕層向けの投資アドバイザーを
仕事としているらしいが、それでも結論としては、
外部に依存しないで自給できる環境を、できるだけ長く
維持確保するのが、一番確実な投資だと助言している。
できれば地方都市に拠点を確保し、食糧や飲料水などを
備蓄するよう勧めている。

過日、ネット上で「世界津波・洪水マップ」
というのを見つけた。
ゼロメートルから60メートルまでの津波を指定し、
水没地域をひと目で視認できるマップだ。
ここ川崎市内でも、多摩区まで足を伸ばせば、
60メートル級の津波でも水没しない地域がある。
いくら安全な地域でも、交通や道路が寸断される
事態を考えたら、たとえ住んでみたいと思っても
まさか気仙や富山などを選ぶ訳にはいかないだろう。

本格的に、しかも合法的に自衛することを考えると、
あれやこれや、お金がかかることが分かってくる。
世田谷区桜新町に、サバイバルグッズを扱う店がある。
アメリカの沿岸警備隊が制式採用しているという
携帯用非常食を購入し、友人にも紹介したことがある。

何が起きるか、なかなか予測は難しいが、
とりあえずは中国が一方的に宣言した、防空識別圏の余波が
果たしてどのように収束するか見守りたいと思っている。
さらに、特亜3国と称される国々の国家財政破綻、
あるいは内乱による政権の崩壊など、何が起こっても
おかしくない現状を、静観したいと思っている。


↑ふ〜ん、と思われた方はクリックを 
[PR]
by hirune-neko | 2013-11-28 22:53 | 現実的なお話し | Comments(0)

えっ!? 虎って「ネコ科」の動物なの?


Astor Piazzolla __ Leonora 's Song


↑ふ〜ん、と思われた方はクリックを 

えっ!? 虎って「ネコ科」の動物なの?


ちっとも知らなかった。
虎もネコも動物学的には、同じ分類なのか。
そのせいなのか最近、「昼寝ネコ」から「昼寝トラ」にって
少しだけだけど、頭をかすめるようになった。

健康のために、毎日40分歩くことにしている。
本当は朝早くとか、太陽が出ている時間帯に
歩くべきだと、頭の中では分かっている。
だけどどうしても仕事が途切れなくて、ついつい
夜遅くになってしまう。ひどいときは深夜0時過ぎに。

歩くコースは決まっていて、近くの「二か領用水路」沿いに、
ほぼ第3京浜の手前まで行って折り返す。
深夜は、ほとんどすれ違う人もいないけれど、
それと、明らかに散歩スタイルの軽装のため
現金なんて持っていそうな風体ではないので
強盗に襲われる心配はしていない。
しかし、金目当てでなく、精神に異常をきたして
突然見境なく、人を襲う人間と遭遇するかもしれない。

無抵抗で落命するなんて不本意この上ない。
ネズミだって「窮鼠(きゅうそ)猫を噛む」というように
追い詰められたら抵抗するではないか。
では、私も精一杯抵抗して撃退しようと思うようになった。
つまり、昼寝三昧のネコの体内で眠っていた
トラのDNAが目覚めてしまったらしい。
最初に考えたのは「特殊警棒」。
どこかの国の軍隊が制式採用しているのを探したが、
なかなか見つからない。

そうこうするうちに、Smith & Wessonという文字に反応した。
アメリカの回転式拳銃メーカーの名前がなぜ?
Smith & Wesson Survival Tactical Pen と書かれていて
おまけに、military & policeとまで表示されている。
つまり、護身用のペンということらしい。
さらに調べると、片方がとんがっていて、緊急時には
閉じ込められた車の窓ガラスをも破壊できる威力があるという。
おまけに、成田、伊丹だけでなく、身体チェックの厳しい
アメリカの国際空港数カ所でも、まったく問題なく
持ち込めたというのだ。
おおでは、単独ハイジャック犯人が、乗客の私に対して
因縁をつけてきたら、これで一撃できるなと、
すっかり嬉しくなってしまった。で、当然購入した。

筋力と体力は完全に衰えてきているが、
接近戦での予測しなかったファーストストライクに
威力があれば、その戦いを制することができるだろう。
・・・という意味で、一歩だけだが「昼寝トラ」に
近づいたような高揚した気分になっている。

以下の画像が、
Smith & Wesson Survival Tactical Penである。
c0115242_19172117.jpg



↑ふ〜ん、と思われた方はクリックを 
[PR]
by hirune-neko | 2013-11-22 19:19 | 現実的なお話し | Comments(0)

醜悪さと郷愁との対峙


Julia Zenko Chiquilín de Bachín, Piazzolla


↑ふ〜ん、と思われた方はクリックを 

醜悪さと郷愁との対峙


映画はある種の疑似体験であり、ときとして
勇気をもらうことがあるが、稀に、自分自身の
思い出したくもない、醜悪な部分と対峙させられることもある。

予備知識なしに観た映画は、舞台がフランスであり、
イタリアでもあり、ポーランド、スイスでもある。
ユダヤ人である主人公の男性作家が、過去の亡霊の
出現により、思わぬ展開になる。

最初はありきたりの、退屈な映画化かと思ったが、
途中から、プロットがあまりにも複雑になり
ストーリーがつかめなくなってしまった。
ハリウッド映画のように、観ていれば展開が
明快に分かる映画とは異次元の作品であり、
心理的な側面、現在までの消え去ることのない
過去の怨念や、取り戻せない苦渋の思い、
無慈悲な歴史に蹂躙された刻印・・・。

作品が構成する空間が立体的であり、
しかも「カットバック」の手法を多用せず、
あくまでも登場人物の、葬られたはずの過去を
かなりの想像力を働かせて辿るしかない。
私には難解で複雑構造の作品だった。

もし20年前にこの映画を観たら、
おそらく私は、自分の周囲を囲んでいる高く堅牢な塀から
外に逃れ出る気力を完全に喪失し、無抵抗のまま
自らの屍の上に倒れ込んでいただろうと思う。

以前、見た記憶はあるものの、名前は憶えていなかった
ダニエル・オトゥーイユという男優の演技に驚嘆した。
その奥さん役の女優も好演していた。

もう20年以上も前のことだが、輸入楽譜を
手がけていたことがある。
ショパンの曲は、パデレフスキー版がいいということになり、
今以上にアホだった当時の私は、出版元のある
ポーランドまで行って商談することに決めた。
ポーランド大使館を訪れ、ビザを発給してもらった。
しかし、日本全体の経済状態が極度に悪化し、
とうとう今日に至るまで、ポーランドには行っていない。

なので、アウシュヴィッツにある収容所にも
とうとう行く機会がないままだ。
この映画には、短時間ながらポーランドのシーンがある。
ロッド・スタイガーが好演した「質屋」という映画も、
ユダヤ人としての重い過去が、根底にある。
仕事が落ち着いたら、そして改めてポーランドに
行こうという気力があったら、一度は訪ねてみたい。
学生の頃読んだ、フランクルの「夜と霧」が
今でも記憶から消え去らずに残っている。


↑ふ〜ん、と思われた方はクリックを 
[PR]
by hirune-neko | 2013-11-18 13:42 | 音楽・映画・本の世界 | Comments(0)

知らない人が見たら、社説と思うかもしれない


Astor Piazzolla - Moderato Mistico


↑ふ〜ん、と思われた方はクリックを 

知らない人が見たら、社説と思うかもしれない

c0115242_21101119.jpg


昨日予告したように「神のごとき新聞」と評される
東海新報社から、11月14日付けの新聞が届いた。
1ページずつ探したが、思わぬ所に
思わぬレイアウトで掲載されているのを見つけた。
まるで社説のような扱い位置であり、正直いって驚いた。
連載するとのことだが、いつも同じ扱いではないだろう。

本当は「昼寝ネコ」で表記してほしかったのだが、
編集方針なのだろう。実名が記載され、おまけに
プロフィールまで紹介されている。
表舞台に出るのは好まないが、これを機会に観念し、
少しは大人になろうと思い始めている。

そんなことより、自分が書いた原稿が
そのまま新聞に掲載されたのは、生まれて初めてで、
わが人生にとっては記念すべき日である。
その事実は、素直に喜びたいと思う。

数日前、三陸町に住むおばあさんが、近所の子どものために
作ったという手製の絵本を送ってきた。
以前、私にも絵手紙を送ってくれた方で、貴重な作品だ。
絵本には、その小さな「近所の子ども」3兄弟の写真まで
貼られている。お礼の電話をして、様子を聞いた。
この絵本はずいぶん以前に作っており、写真の小さな
子どものうち二人は、保育士の資格をとって就職する年齢だそうだ。
で、この3人の子どもたちは皆揃って絵を描く才能があり、
入賞もしているという。
思うに、自分たちのために作られた絵本に刺激されて
絵を描くことに興味が芽生え、才能が開花したのでは、
と想像している。

そんなやりとりの中で、このおばあさんが
東海新報の記事について触れた。
「何日か前に見ましたけど、あの記事は、
お宅の社員の方が書いたんですか?
私もネコが大好きなんですよ・・・」
「ああそうなんですか。
15年間飼ったネコが、数年前に亡くなりまして、
寂しい思いをしてるんですよ。
あの記事は、私が書きました」

ネコの話題で、さらに親近感が湧いた。
そして思った。
やはり小さいときに受けた影響は、
やがて芽を出し、環境によっては開花するものだと。
かねてから、小・中・高生を対象にした
「ジュニア作家コンクール」の必要性を説いており、
現在、複数の福祉団体に助成のお願いをしている。
「気仙文学」という実体はないそうだが、でも
場所が場所だけに、そして気仙地域の感性のDNAもあり、
第2、第3の宮沢賢治を輩出する土壌なのではないかと
個人的には大いに期待している。


↑ふ〜ん、と思われた方はクリックを 
[PR]
by hirune-neko | 2013-11-16 21:10 | 創作への道 | Comments(4)

昼寝ネコの正体?普通に昼寝ネコだと思うけどね


PIAZZOLLA - BALTAR - FERRER - NO QUIERO OTRO


↑ふ〜ん、と思われた方はクリックを 

昼寝ネコの正体?普通に昼寝ネコだと思うけどね

あるブログで、こんな表現を見つけた。

「ひときわ輝くまともな新聞がわずかながら残っています。 
お馴染みの・・『東海新報』『八重山日報』『北国新聞』
『稲毛新聞』『やまと新聞』などです。特に『東海新報』は
神の新聞とまで言われているわけですが、今回も
涙がでそうな正論をガツンと掲載してくれました。」

昨年の春、北海道を皮切りに青森、岩手、宮城、福島の
15新聞社にお邪魔し、被災者の皆さんへの無料絵本
寄贈の記事化をお願いした経緯がある。
11の新聞社が記事にしてくれたのだが、そのうちの
1社の東海新報社が「神の新聞」だなんて、
ちっとも知らなかった。

神の新聞?
このブログ主の言葉を借りると、主要な大手新聞社はじめ
多くの新聞社が、近隣諸国と締結している報道協定のため、
あるいは多額の広告出稿の金銭的受益を返上できず、
本来のジャーナリズム精神をねじ曲げて、
日本国民に対し、捏造・隠蔽を繰り返す
反日報道機関に成り下がっているというのだ。
きちんと真実を伝えておらず、反日企業だともいうのだ。
その点、東海新報を筆頭に上記の新聞各社は
日本国民の利益を最優先した視点で記事を書いているという。
とくに東海新報は、読者に対して国益を考えた、
明快な主張をしているため、まるで神のごとき存在だと。
そこから、「神のごとき新聞社」と高く評価されているそうだ。

その東海新報社には、福祉団体の助成で今年から始まった
「気仙の赤ちゃんへの絵本寄贈」プロジェクトの
告知協力をお願いしている。
今日も役員の方と電話で打ち合わせをした。
そのとき「昼寝ネコさんのブログ記事を連載で掲載することになり、
昨日、第1回目の掲載をしましたよ」と、こともなげに伝えられた。

「えっ!?天下の東海新報に
私ごときの記事を掲載してくださったんですか?
いやあ、それは光栄なことです。有難うございます。」
「いえいえ、なかなか立派な文章ですよ」

おお、「神のごとき新聞社」から、立派な文章と
評価されてしまった。これは大変なことだ。どうしよう。

「じゃあこれを機会に、ノーベル文学賞を目指すことにします」
そういうと、役員の方は大笑いされていた。

人はいうかもしれない。
あの保守的な東海新報が、昼寝ネコの文章を掲載した。
おそらく昼寝ネコは、非常に保守的な思想の持ち主に違いない。
昼寝ネコはひょっとして、ネコの皮を被っているけれど、
ひと皮剥いたら、どう猛なトラなのかもしれない、
という噂が拡がるかもしれない。

昼寝ネコは決して革新的な思想の持ち主ではない。
パリの、昼寝ネコ一族世界大会議から委嘱を受け、
子育て中の家族の皆さんのために、ここ日本で働くよう
期待されている。なので、どちらかというと
保守的な考えであることは間違いない。

人前では人間の格好をしているけれど、一人になって
人間の皮を脱いだらその下は・・・
どう猛なトラであろうはずがない。いつも昼寝を好み、
自制心を発揮してドーナツや大福を遠ざける、
涙ぐましい努力をしている、寝ぼけネコでしかない。

さて、明日には郵送購読をしている、その神の新聞社・
東海新報社から掲載紙が届くはずだ。
どのブログ記事が掲載されたのか、今から楽しみにしている。
これまで、取材を受けて何紙もの記事に登場させて
いただいたことはあるが、純然たる自分の文章だけが
新聞に掲載された経験は一度もない。

これが結果的に、ノーベル文学賞を目指す第一歩になるのか、
あるいは単に、昼寝と将棋好きの人間もどきネコのまま
人生を終えるのか・・・それは、神のみぞ知る、である。


↑ふ〜ん、と思われた方はクリックを 
[PR]
by hirune-neko | 2013-11-16 01:41 | 創作への道 | Comments(0)

濃霧のような睡魔から醒めて


A. Piazzolla - Aconcagua - II


↑ふ〜ん、と思われた方はクリックを 

濃霧のような睡魔から醒めて


病的な原因があるのかもしれないが、
たまに猛烈な睡魔に襲われることがある。
睡眠障害の症状だと、何かで読んだ記憶はある。
確かに睡眠の質は良くない部類だろう。

寝付けない、寝ても1時間ぐらいで目が覚める、
そしてしばらくまた寝付けない。
おそらく、日中の時間のほとんどを、身体を動かさず
頭と神経を使いっぱなしのせいではないかと思う。

それと、リアルな夢を見ることが多い。
夢の中で仕事の折衝をし、夢から醒めたらほどなく、
今度は現実に人と折衝することが連続する。
奇妙な夢のこともある。
地下に続く細い階段を下りると、
大きなプールがあったり、床一面に汚物が拡がっていたり。
現実にはあり得ない建物の構造なのだが、
前に一度見た景観だと、確信することもある。
夢の中の既視感というのも、奇妙な体験だ。

学生の頃、幻想小説というのが流行った時期がある。
自分自身は、努めてリアリストであろうとしているが、
決して現実に淡い夢や希望を持っている訳ではない。
その反対で、まるで消去法のように、
長い時間をかけて、ひとつひとつの無価値さを検証し、
それが今でも続いているような、重い徒労感がある。

普段は自分の意識などを意識することはないが
意識が徐々に自分から遊離するような感覚がある。
頭の芯が徐々に無感覚になり、もしかしてこのまま、
意識が混濁してしまうのかもしれない、もしかして
このまま、別世界に引きずり込まれてしまうのかもしれない、
・・・緊迫した不安感ではないが、明らかに現実から
遠ざかる自分を実感している。

やがてごく短時間で意識が醒める。
外形的には、短いうたた寝から目が覚める。
いつの間にか、濃霧に視界を遮られていた世界が晴れ渡り、
明瞭な色彩を伴って甦っている。

私の手がけている仕事は、現実世界でのことで、
様々な人と会って商談や折衝を行っている。
しかし、どうやら仕事のコンセプトは、
現実世界には存在しない、目に見えない所に
その源泉があるような気がしている。
決して幻想的な領域ではないのだが、目に見え
手で触れる現実世界を突き抜けた所にある何かを
ずっと探し続けているような気がしている。

その鉱脈に行き当たる前に自分自身の命脈が尽きるか、
あるいは現実社会に、そのほとばしる何かを
供給できるのを見届けることができるか・・・
誰の目にも映らない、無私で穏やかな葛藤によって
少しだけ時間が停止している。


↑ふ〜ん、と思われた方はクリックを 
[PR]
by hirune-neko | 2013-11-11 19:45 | 現実的なお話し | Comments(0)

映画とシネマ、邦画と洋画


Kremer / Piazzolla - Los Mareados


↑ふ〜ん、と思われた方はクリックを 

映画とシネマ、邦画と洋画


1週間前の朝、布団の中で左足がつった。
無理矢理立ち上がって治すしかないので
痛いのを我慢して立ち上がった途端、
右足もつってしまった。
一瞬バランスを崩し、とっさに何かに掴まろうと
手を伸ばしたが時すでに遅く、後ろ向きに倒れ、
窓枠にしたたか腰を打ち付けてしまった。
大きな衝撃音とともに、家が大きく振動したようだが、
建物には損傷がなく何よりだった。
しかし腰の横に激痛が走り、一瞬、骨折かと観念した。

とにかく身動きができない。
病院に行くよう家人から勧められたのだが、
過去に誤診されたり、安易に手術を決める
医者の判断力に疑念を抱いているため、
一日だけ様子を見ることにした。
翌日には、再びもう一日だけ様子を見ることにし、
先送りの繰り返して、とうとう1週間が経過した。
幸いに寝返りも打てるようになったし、
椅子に座っても、車を運転しても痛みがほとんどない。

デスクワークには大きな支障はなかったが、
さすがにいつものようには集中できなかった。
そこでふと気がついたのだが、観たい映画を最後に観たのは
いつだったかが、どうしても思い出せない。
ジーン・ハックマン、ダスティン・ホフマンが
共演した裁判映画の「ニューオリンズ・トライアル」。
それ以降は全く、映画の記憶がない。

ネットに無料映画サイトがあったのを思い出し、
検索結果の数種類から、GyaO!を選んでみた。
ひと頃は、レンタルショップに行ったものの、
エスピオナージュ(スパイ)、戦争、刑事・警察、
サスペンス、裁判などのジャンルはほぼ見尽くしてしまい、
しょぼんとしていたが、あれから10数年間の映画情報はゼロ。

邦画アレルギーがあるので、洋画を探したが
これというのが見つからない。やむなくB級映画とされている
「狼の街」、イタリアン・マフィア関連のを選んだ。
あのデニス・ホッパーがチョイ役で出演しているのに驚いたが、
他は全く知らない俳優ばかりだった。
でも、なかなか出来のいい作品だった。

「スピード・コップス」。短い説明で「国防大臣暗殺! 
国家を揺るがす陰謀に2人の特別捜査官が挑む」。
フランス映画だったが、まあそれなりにテンポがあり、
リアリティもあって、最後まで飽きなかった。

あっ、こんなに次々と観てもいいのかな、と思いつつ
物色していたら、「コロンビア・コネクション、
麻薬シンジケート壊滅作戦」というタイトルが目に留まった。
コロンビアは、現在「ピアソラ音の出る図書館」の
資料集めを必死に進めてくれている福岡さんの住む国で
私は一度も行ったことがないため、興味があった。
なかなかいいプロットで、最後までコロンビアの
景色を堪能しながら観ることができた。

半分以上小馬鹿にして(失礼)、目先を邦画に転じた。
「炎と氷」・・・ヤミ金融のヤクザ映画だという。
本当に期待しないでチョロッと観ようと試してみた。
いやあ、それなりに見応えがあり、最後まで観てしまった。
初めて知った共演者の皆さんが、それぞれ熱演されているが
 ・世羅武雄(役名):竹内力・たけうち りき
 ・若瀬勝志(役名):宇梶剛士・うかじ たけし
 ・花島俊之(役名):菅田俊・すがた しゅん
この3人の皆さんが、好演していて存在感があり
とうとう続編の「炎と氷2」まで観てしまった。

こうしてここ数日の映画鑑賞記録を書いて公表すると、
なんだ、具合が悪いというので心配して損した、
という小言をいただきそうだが、本当に痛みはひどかった。
パソコンの前に座っても、考える仕事に集中できないので
この際だから、久しぶりに映画を観たというの実情だ。

でも、神経的なストレスをかなり払拭できたし、
生っちょろく退化した肉体を鍛えなければ、
と、緊張感を持てたのは大きな収穫だった。

久しぶりの「映画ウィーク」だった。


↑ふ〜ん、と思われた方はクリックを 
[PR]
by hirune-neko | 2013-11-10 22:47 | 音楽・映画・本の世界 | Comments(4)

遠く地平線を眺望する人、地の果てを見る人


Charles Aznavour - Hier encore


↑ふ〜ん、と思われた方はクリックを 

遠く地平線を眺望する人、地の果てを見る人


10年単位で放置していたCDの山から、思い立ったように
1枚ずつ手に取ってみた。

シャルル・アズナブールのアルバムが出てきた。
20歳代の前半から、30歳近くまで
繰り返し繰り返し聴いた、懐かしい歌声が
当時の心象風景を、懐古的に呼び覚ますのを感じる。

あの頃の年齢では、人生が遠い地平線の彼方に
存在するように思えた。
およそ40年を経た現在、人生とは相変わらず
地平線の彼方なのか、あるいは地の果てで終わるのが
視野に入っているのか。さて、どうなのだろう。

人間は、年月の経過とともに、自己の関心事の
ある方向に向かって、無意識に生き方の重心を移している。
なので、体力や肉体的容貌が人生のほとんどすべて、
という人にとっては、60歳を過ぎてしまうと
徐々に地の果てが視野に入り、人生そのものが
行き止まりになるのかも知れない。

一方、知識や知恵、感性、品性、徳性など
目に見えないものを追い求めている人にとっては、
おそらくは、どこまで進んでも終わりのない旅の
途中ということになるのではないだろうか。

母は年明けとともに89歳になり、同居している義母は
91歳になる。どちらも、人生のある時期には苦難を背負い、
ひっそりと時の過ぎゆくのを待っているかのようだ。
二人とも頭ははっきりしており、母などは
こちらがうんざりするほど、新聞やテレビで見知った
健康の秘訣を延々と講義したがるし、何度も聞いた
昔の苦労話をしたがるし、誰それが持って来てくれた
野菜や果物の微細を説明したがる。

その点、義母は遠慮がちで、何の役にも立たないのに
ただ生きていて申し訳ないと、口癖のようにいう。
母にも義母にも同じ口上で長生きするよう激励している。
「生きていれば年金が入るので、たとえ死んでも
ミイラか塩漬けにして、年金はもらうつもりだから
せいぜい長生きしてもらいたい」
そういうと、二人とも安心したように、そして
心から可笑しそうに声を上げて笑う。

アズナブールのこの曲は、邦題では「帰り来ぬ青春」。
今もまだあるかどうか知らないが、当時は
銀座コリドー街とその近くにシャンソニエが3店あった。
銀巴里は一度しか入ったことはないが、マ・ヴィー、
蛙たち・・・そしてもう1店は、店名すら忘れてしまった。

確かに、青春は二度と帰って来ないと思う。
だけど私の感性は、今なお青春を謳歌していると
勝手にそう思い込んでいる。
いつも遠い地平線をイメージしながら、
足許がふらつき始めた青年は、今日も歩き続けている。
・・・単に、自分に対する激励と強がりではあるが。



↑ふ〜ん、と思われた方はクリックを 
[PR]
by hirune-neko | 2013-11-07 18:19 | 心の中のできごと | Comments(2)



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
検索
ライフログ
最新の記事
最新のコメント
きいろ香さん お久..
by hirune-neko at 14:09
お久しぶりです。 色々..
by きいろ香 at 23:59
鞠子さん お兄さん..
by hirune-neko at 15:49
鞠子さん 深夜3時..
by hirune-neko at 00:11
鞠子さん 久しぶり..
by hirune-neko at 11:20
記事ランキング
以前の記事
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
お気に入りブログ
ファン
ブログパーツ