昼寝ネコの雑記帳

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へえ、こんなつららもあるんだね

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シベリアに伝わるお話です。

氷点下数十度という極寒の冬に
天王星、冥王星と海王星の位置が、
地球からの一直線上に並んだとき
雪の妖精が、つららの中に宿ることがあるそうです。
普通のつららは、ただまっすぐな棒状ですが
雪の妖精が宿ったつららは、ちょうど
昆虫のさなぎのような形なので
すぐにそれと分かるそうです。

やがて妖精は氷の中で生命を得ますが、
妖精の一週間は、人間の一年に相当するそうです。
毎日毎日、見る間に大きくなり
数週間でかわいらしい女の子に変身するのです。

春が近づき、気温が徐々に上がり始めると
寒いところでしか生きられない妖精は
少しずつ生気を失い、少しでも温度の低い場所を求めて
さらに北極点に向け、シベリア上空を飛翔するそうです。
まるで、流れ星のように、黄金の光を放ち
妖精は飛んでいくそうです

このお話しは、無実の罪でシベリアに抑留されていた
政治犯か詩人の創作だという説もありますが
私は、実話だと思っています。
知人のブログに掲載されていたつららの写真を見て
ふと思い出しました。

*知人のブログに掲載されていた写真を見て
 ふと思い浮かんだ「雪の妖精」物語なのですが
 本当に存在するのではないかという
 気がしてきました。不思議なものです。
 イマジネーションを伝える写真や音楽は
 創作する感性を刺激するようです。


 ブログ「papabubure」から写真を無断借用しました。

シベリウス 樅の木

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by hirune-neko | 2012-01-25 13:57 | 創作への道 | Comments(6)

どこまでできるか「破局への備え」

時には昔の話を - 紅の豚  Relaxing Piano


*標題の曲は、今日の記事とはなんの関係もなく
 何かを推測させようとするものでもなく、
 もしかして、私が何かの販売代理店なのかもしれない
 なんていう懸念は一切不要です。なんの意図もありませんからね。

破局というのは、自然災害であっても
人為的なものであっても、決して十分な時間的
余裕をもって予告されて起きるものではありません。
ですから、「破局に備える」といっても
具体的に考え始めると、なかなか困難です。
備えるには、お金と時間とスペースと情報が必要です。

実験的に、備蓄を小規模で進めています。
近くに、ホームストアのような大きな店がある方は
商品を実際に手に取って見ることができます。
そうでない場合は、ネットで検索して
取り寄せるのが一番いいのではないかと思います。

もし、自営業の方であれば、文房具のアスクルもお薦めです。
飲料水や備蓄用の食糧、懐中電灯なども扱っています。
以前、個人では取引口座が開けませんでしたが
法人あるいは個人営業として登録が完了すれば、
月末締めの翌月末払いで応じてくれると思います。

パソコンと自分名義のクレジットカードがある方は
アマゾン・ドットコムをお薦めします。
(ついでながら、今は円高ですので、ものによっては
アメリカのアマゾン・ドットコムに無料でアカウントを開けば
UPSの速い便で数日で届きます。送料もそんなではありません。
これまで、小型の投影用プロジェクターを、
プレゼン用に購入してみましたが
本当に数日で届きました。製品も問題なしです。
ただ、ちょっと英語力は必要ですが、googleの自動翻訳に
お世話になれば大丈夫だと思います。)

上記のクレジットカードの代わりに
デビットカードでも利用できますので、もし
なんらかの事情でクレジットカードをお持ちになれない方は
楽天銀行その他で、無審査発行をする金融機関があります。
もちろん、口座に残高がない場合は利用できないのが
デビットカードの特長です。

アマゾン・ドットコムは、元々は書籍や雑誌などの
メディア販売で創業したサービスですが
日本では、多ジャンルにわたって商品を扱っています。
すでに、ミネラルウォーターのVOLVICを
何箱か購入してます。
また、フリーズドライの非常食も扱っており
缶詰のパン、ビスケット、カンパン、ご飯もの、
スープも選ぶことができます。

今日は、電気、ガス、水道などの生活インフラが
破綻したという前提で、考えてみました。
すでに、飲料水はあるし、フリーズドライの米飯類もある。
ちなみに今日は追加で新潟・越後製菓の
「越後十種穀物ごはん 150g×12」¥ 2,898を
アマゾン・ドットコムで購入してみました。
最悪の場合は、そのままでも食べられると表示されています。

さて、ガスも電気も寸断の状態になったらどうしよう。
昨年の3月12日か13日に、近所のイトーヨーカドーに行ったら
ガス缶を使用する、卓上用のガスコンロは売られていました。
「お一人様一点限り」でした。
おそらく、その数日後には、
しばらく品切れ状態になったと思います。

今日は、「七輪」と「炭」にチャレンジしてみました。
最初にアマゾン・ドットコムで検索し、
次いでgoogleで、木炭や七輪関係の専門店を検索しました。
楽天市場にもヤフーショップにも、何店か出店していました。
ですが、アマゾン・ドットコムは利用し馴れているせいか、
いろいろな商品の比較検討がしやすかったので
最終的にはアマゾン・ドットコムで、以下の商品を
購入しましたので、ご紹介します。

1)業務用 木炭コンロ 大φ28.5cm×H24.5cm" ¥ 3,255
2)北海道木炭協会推奨 なら木炭 15kg ¥ 4,050

予算に制約がない方で、なんでも高級品という方は
数百グラムで数千円の備長炭や、数万円の七輪もあります。
でも、いつ、どれぐらいの期間使用するか
皆目分からない現時点では、なるべく経済効率を優先して
選定しました。中には、原産国がラオスとか中国という
炭もありましたし、成型炭、オガ炭などという表示もありました。
木材でいえば、自然材ではなく、合板という感じなのでしょうか。
そこまで詳細には調べませんでしたが、
実用的には十分なのではないでしょうか。
ちなみに、七輪については下記の記述を
ご参考まで、ご紹介します。

・「能登天然珪藻土(けいそうど)岩切出(きりだし)コンロ・七輪
奥能登の切出コンロは石川県能登半島の先端にある
珠洲市周辺に無尽蔵にあると言われている天然岩・珪藻土の
ブロック(岩の固まりです)を切り出し1点1点丁寧に
職人が手彫りでコンロや七輪の形に成型し作られた
日本で唯一の商品です。練物(珪藻土の粉末)
で作られた製品よりも格段に丈夫です。」

だそうですので、予算のある方にはお薦めです。

また、「破局に備える」というテーマで
新たな要素を見つけましたら、ご案内させていただきます。
とにかく、昨年の東日本大震災では
店頭の棚から、飲料水、パンなどは一瞬でなくなりました。
乾電池も、品切れの期間が続きました。
本当に深刻な破局が起こっとき、いかに信用絶大の
アメックス・ブラックカードを持っていようが
田中貴金属のプラチナ・インゴットを1キログラム持っていようが
生活必需品が逼迫したなら、何も買えないわけです。

以上、ご参考まで。
賢明な「資産管理」をなさってください。
ご提案、情報を歓迎しますので、教えてくださいね。

 昼寝ネコの日記「おはこんばんちは」より転送
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by hirune-neko | 2012-01-24 20:38 | 現実的なお話し | Comments(2)

62歳の花嫁のリクエスト曲

Sarah Brightman & Andrea Bocelli - Time to Say Goodbye 1998


ちゃんと改まって年齢を聞いていませんが、
彼女はたぶん、62歳だと思います。
男性二人がペアを組みボランティアで、月に1回の割で
お話しする機会が、約1年前から続いています。
彼女は助産師さんで、とても気持ちがまっすぐの
それと、意外にずいぶんいろいろな物知りで、趣味のいい人です。

半年ぐらい前だったと思います。
なんの根拠もないのですが、突然思い浮かび
「結婚に対する希望は持ち続けてくださいね」
彼女に向かって、そう言ってしまったのです。
・・・私は何を言ってるんだろうと、その時は思いました。
彼女自身も、「はあ」と返事をしたものの
曖昧な苦笑いを浮かべていたように記憶してます。
後日、ある人から聞いたのですが
彼女はすでに結婚を諦めており、老後の生活に向けて
あれこれ計画を立てているらしかったのです。
その中には「韓国旅行」も入っていたようです。
韓流ドラマのファンなのかもしれません。

その数ヶ月後にお会いしたとき、
思いがけないことを知らされました。
「私、結婚することになりました」
えっ?今日は4月1日じゃないよな・・・?
お話しを伺うと、本当に本当の、まっこと事実でした。
思わず嬉しさがこみあげました。

結婚式は2月11日に予定されているのですが
そのときに、声楽を習っている知人に歌を頼んだそうです。
リクエストした曲は、標題の「Time to Say Goodbye」。
サラ・ブライトマンの持ち歌なんですね。
曲の由来を知りませんでしたので
結婚式にTime to Say Goodbyeなの?と言ってしまいましたが
イタリア語の原題「Con te Partiro」は
あなたと一緒に旅立つ、という意味だそうです。
それで納得しました。

年齢的には、私より少しだけお姉さんなのですが
永年独身で生きてきた娘が、ようやく嫁いでゆくような、
そんな妙な感覚に包まれました。
人生というのは、順風満帆なときばかりではありません。
でも、長い年月を真摯に生きてきた証として
苦難や困苦を乗り越える知恵が、備わっているはずです。
引き算をしたら、幸の方が多い人生を
これからずっと送ってほしいと願っています。

ちょっぴり、肩の荷が下りたような安心感もあります。
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by hirune-neko | 2012-01-22 17:30 | 心の中のできごと | Comments(4)

津波でお子さんを亡くされたご両親へ贈る絵本

Julia Zenko Chiquilín de Bachín


被災地への絵本寄贈プロジェクトには
「大切なわが子へ」に三種類の文章を用意しました。
その中のひとつは、お子さんを亡くされた
ご両親のために作られた文章です。
私は標準語で作ったのですが、
一番被害の大きかった、宮城県・三陸地方の沿岸地域で話されている
「浜言葉」のバージョンができあがってきました。
大嶋亜紀さんには、お子さんが二人いらっしゃいます。
津波の時、お子さんと一緒に河口にいたそうなのですが
膝まで水に浸かりながら
慌ててお子さんを連れて高い場所に駆け上り
危うく難を逃れたと聞きました。
その大嶋さんが、地元の言葉で「仙台方言版」を
作ってくれました。
今日、届きましたので、是非お読みください。

標題の曲は、ピアソラの「チキリン・デ・バチン」です。
小さな孤児の男の子が、食べ物もなく、
ある朝、冷たくなっていた・・・天に召され、という
内容の曲です。いろいろな歌手が歌っていますが
このフリア・センコの歌が一番好きです。


仙台方言特別版(2)の文章
お子さんを亡くされたご両親のための絵本

(とびらページ)

大切なわが子へ
おっとうとおっかぁからのメッセージ

著作 ●●●●●
   ●●●●●
*著者名として、お子さんを亡くされたご両親の氏名が記載されます。

(2ページ)
*■■■■■には、亡くなられたごお子さんの名前が記載されます。
大好きな■■■■■
残念だげっど さようなら

大切な ■■■■■
つらいげっど さようなら

おっとうはさ
おなかの大きいおっかぁといっしょに
■■■■が生まれんのを
ずっと楽しみに待ってだんだ

(4ページ)

■■■■はまだ憶えでっか?
生まれる前の遠い世界のごどを

■■■■■は 小鳥さんやどうぶつだぢど
いつもたのしぐ お話しをしていだんだよ

大きな木の枝から流れる
ふしぎなメロディーを聞きながら
この地上に生まれてくる順番を
今か今かと楽しみに待ってだんだ

(6ページ)

いつも■■■■■の心を優しつつんでくれだ
青空と陽の光は
■■■■の成長を見守っでだ

おっとうとおっかぁも
■■■■■の成長を楽しみにしていだ

(8ページ)

■■■■■
おっかぁのお腹の中にいだどぎ
おっとうとおっかぁの声が聞こえていだが?

■■■■■にやさしく声をかげでだのを
憶えでっか?

おっとうとおっかぁは
■■■■■を おらいに迎えるごどを
とても楽しみにしていだんだ

(10ページ)

愛する ■■■■■

■■■■■は おっとうとおっかぁの
神聖な愛の力によって生まれできたんだよ

この世が■■■■■をこばむはずがねぇ
■■■■■がこの世をこばんだのがもしれねぇ

なぜ■■■■■の成長して行く姿を
見守ることがでぎねぐなったのが
とても思い悩んだんだ

(12ページ)

大切な ■■■■■

おっとうとおっかぁからの
最初の贈り物だった ■■■■■の名前を
そっと心にしまっておぐがらね

おいだぢより先に
次の世界に行ってしまった■■■■■のことを
いつまでも大切に
憶えでっからね

(14ページ)

おいだぢの ■■■■■

■■■■■とはいつかまた 会えるような気がしてっから
不思議なこどだげっど
立派に成長した■■■■■と
また次の世界で会えるような気がしてっから

■■■■■が なぜ先に行ってしまったのが
今は理解でぎないげっど
そして受け入れるのは簡単ではないげっど

でも もしかして ■■■■■には
何か特別な理由があったのがもしれないな

(16ページ)

おいだぢの ■■■■■

おっとうとおっかぁには
もう ■■■■■の姿は見えないげっと
でも どこかで見守ってくれているような気がしてっから

夏の暑い日に
さわやかな涼しい風が頬をなでだら
それは ■■■■■のささやきだど思うようにすっから

寒さが厳しい冬の日に
心が温かく感じだら
それは ■■■■■がらの思いやりだど思うようにすっから

(18ページ)

優しい ■■■■■
おいだぢと同じ心をもっている ■■■■■

いつか
なにがに感動したときや
とっても悲しいと感じだどき
そこに手をおいでみでほしい
■■■■■の心は そこにあんだがら

おっとうとおっかぁがもってんのど同じ心が
■■■■■の中にもあんだがら

(20ページ)

おっとうとおっかぁは
■■■■■が この世から離れでしまっても
■■■■■の心が
すこやかに成長すっこど願ってから

悲しいごどもつらいごども 乗り越えで
たぐましぐ成長するごどを願ってから

大切な ■■■■■
おっとうとおっかぁは
いつまでも ■■■■■を愛し続げっから

(22ページ)

短い時間だったけど
■■■■■は おっとうとおっかぁに
幸せを残してけだね

本当に短い時間だったげっど
おっとうとおっかぁは
■■■■■に会えて感謝していっからね
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by hirune-neko | 2012-01-21 00:51 | 現実的なお話し | Comments(4)

このまま、大樹の陰には寄らないままで

Bill Evans - When I Fall In Love


2011年の後半は、かなり仕事に没頭した印象が強い。
振り返ってみて、個人的な趣味がずいぶん犠牲になったなと思う。
今さら反省してみても仕方がないのだけれど。
ちょっと人生が空虚な感じで、虚脱感に包まれている。
そこで、今年は個人の三大目標を立ててみた。

1)将棋の三段免状を取得する
2)英語で自分の意見を伝えられるようになる
3)フランス語で基本的な意思を伝えられるようになる

将棋は、生まれて初めて詰め将棋ではなく
「必至」問題に取り組んでいる。
全然勝手が違い、愕然としているが
そのうち馴れるだろうと思っている。
寝付けないので、床についてから7手詰めの詰め将棋問題を
睡眠導入剤代わりに解いているが、
中には難しい問題もあり、頭を酷使する。
だから、余計に眠れなくなっているのかもしれない。

英語は、NPO法人が運営する英語塾の生徒に登録し
授業を受け始めている。
アメリカの大学にある専用サイトにアクセスし
アメリカ人の学生が教師を務めている。
日本時間は午後10時30分だが、
現地時間は早朝の6時だったかな?
モニターに表示される英文スピーチ原稿を読み
先生からの質問を受けるが、こちらも質問できる
なかなか便利な仕組みだ。
Adobe Connectというシステムで
skype用のヘッドセットとウエブカメラで
対面授業が行われる。
1クラスの定員は6人だそうだが、ここ2回は
生徒が私ひとりだけで、採算が心配だ。

フランス語は、過去に何度もチャレンジしているが
ことごとく挫折している。
仕事でフランスに短期間住んだことがあるが
同居の新婚夫婦が英語を話したので
フランス語は全然使わなかったのが悔やまれる。
日本には、フランス語を話す人の絶対数が少ないようで
実際に話す機会が持てないというのが
致命的なのではないかと思っている。
そういえば、事務所が神保町にあったとき
日仏学院に入学したことがある。
授業には1回だけ出席したのだが
あまりにも生徒数が多く、それっきりの根性無し。

最近は年齢のせいか、日本の良さと欠点の両方が目につく。
視野を広く持ち、自分の思想と意思を大事にしたいので
少し不自由な目でも、もう少し本を読みたいと思う。

たとえ、無名な存在であったとしても
受け売りではなく、そして大樹の陰に隠れず
自己主張できる・・・今もしているつもりだが、
自分のポリシーを粗末にせず、前進したいと希望している。

久しぶりにビル・エヴァンスの演奏を聴いてみた。
虚脱したままの、あるがままの精神状態で聴けるのは
とても有難いことだ。
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by hirune-neko | 2012-01-17 21:26 | 心の中のできごと | Comments(6)

年寄りたちと若者たち

若者たち ザ・ブロード・サイド・フォー1966


年末近く、あるコピー機会社の営業担当者の方が
捺印の必要な書類を持って来てくれました。
本社で定年を迎え、今は再雇用社員として
神奈川支社で働いている方です。

私の出身校がお茶の水だったといったら
「人生劇場、ご存知ですか?パチンコ屋の。
喫茶・さぼうる・・・いや、私、高校が九段高校で
神保町をうろついてたんですよ」
とまあ、話がとんとんと弾んだんです。
「若者たち、ご存知ですか?」
いきなり、そんな話題になりました。
「ええ、佐藤オリエに山本圭ですよね。
『君の行く道は、果てしなく遠い・・・』」
と、最初の一節を口ずさむと、彼は続きを歌い出すんです。
「なのになぜ、君は行くのか・・・」
彼は続けました・
「実は、あの映画に、私も出てるんですよ。
栗原小巻が出てるシーンで、後ろの方で
掲示板に新聞を貼ってる役なんです」

でまあ、もののはずみでDVDをお持ちしますと言われ、
翌日、全三巻のセットをわざわざ持って来てくれました。
ちゃんとご丁寧に、自分が出演しているシーンを
紙に印刷して、一緒に持って来てくれたんです。

テレビドラマは観ていましたが、
改めて映画を鑑賞して、大変できのいい作品だなと
とても、感銘を受けたんです。
1967年公開の作品ですから、私は高校1年生。
今、60歳前後以上の年齢の方しか
記憶にない映画だと思います。
でも、脚本、演技、カメラワーク、どれをとっても
丁寧に作られた秀作でした。

何よりも驚いたのは、出演者の顔ぶれです。
田中邦衛、橋本功、佐藤オリエ、山本圭、松山省二の
五人が兄弟で、他に、栗原小巻、小川真由美
石立鉄男、井川比佐志、大滝秀治、江守徹 他、夏桂子
いやあ、大変なものでした。

時代小説では、藤沢周平作品が好きなのですが、
どことなく似通った印象を受けました。
ぎりぎりの領域で生活する庶民を視野に入れ、
苦悩や葛藤を暖かく見守っている作風ですね。
脚本家も監督も、血の通った方々だと思います。

久々に、映画の良さを堪能しました。
営業マンの彼は、当時髪がフサフサしていますが
今は、残念ながら跡形もありません。
学生時代、児童文学研究会に所属していたそうですが
もしかして、進むべき道を間違えて
一流企業に就職してしまった方かもしれません。

「70年安保」という言葉には
独特の特別な意味合いを感じる同世代です。
四十数年ぶりに旧友に再会したような
嬉しい気持ちでした。
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by hirune-neko | 2012-01-10 21:32 | 音楽・映画・本の世界 | Comments(0)

早朝の不思議な夢

Quiet Eyes by Takayoshi Watanabe a.k.a. EDISON

He composed sound track of Japanese Samurai movie " Tori-Sashi" 2010 as EDISON.
映画「必死剣 鳥刺し」藤沢周平原作

奇妙な夢だった。

画面には、藤沢周平作品のタイトルが
一覧できるように、ずらっと並んでいる。
その、どれかひとつをクリックすると、
作品の舞台となっている情景が展開する。
それだけではない。
実際に、その時代、その場所に足を踏み入れることができる。

なので私は、いつしか江戸時代の街並みを歩いていた。
料理屋に入ると、まげを結った町人や商人。
まさしく、私は江戸に実在し、そこの空気を吸った。
薄茶色の羽織をまとった男性が、何やら話しかけてくる。

目覚めたときは、まだ記憶は鮮明だった。
カーテンの隙間から、少し白んだ外の様子が
透けて見え、江戸の街は次第に霞んでいった。

そこで、何が起きたわけでもなく
ストーリーがあったわけでもない。
しかし、堀沿いに繁茂する草の感触と
そこで生活する人々の表情は、生々しい記憶だった。

おそらく、自分の内面で
生身の人間との接触を避け、架空世界を指向する
ある種の病的な心象が進行しているのではないかと
ふと、思い当たった。
ある種の閉塞感が、息苦しさを伴って
じわじわと迫ってきているような・・・。
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by hirune-neko | 2012-01-09 15:45 | 創作への道 | Comments(8)



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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