昼寝ネコの雑記帳

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妄想が妄想でなくなる予感



常々、私は自分が妄想家であることを公言している。
数週間前に、この場で姪ネコのクレモンティーヌとの
会話という設定で、ある「妄想」を記録に残した。

【「わかったよ。引き受けるよ。しようがない。
で、そのシェルターの名前はなんて決まったんだい?」
「ア・ストロフィー・キャット・クラブよ」
「ん?」
「そんなことはどうでもいいじゃない。
おじさん、しっかり頑張ってね。じゃあね」 】

他人には「妄想」だと冗談めかして伝えないと、
それこそ狂人扱いされるに決まっているのだが
この妄想は、特異ではあっても現実的な発想に基づいている
という自信が、私にはあった。
そこで意を決し、外資系企業に勤める
ある海外留学経験者の男性に相談してみた。
2週間が経過し、やはり相手にされなかったかと思い始めた頃、
彼からメールが届いた。意中の協力者がたまたま
来週来日するので、会ってみないかというのだ。
聞くと、そのアメリカ人男性はイリノイ州の大学の先生だが、
かつては日本でヘッドハンティングの仕事をしていたという。

約2時間、私は柄にもなくハイテンションで熱弁に終始した。
どうしても、アメリカを中心とする英語圏での
情報収集の協力者が、基本機能として必要だったので。

それから2週間ほどして、そのアメリカ人の先生から
意見書がメールで送られてきた。その一部だけを紹介しよう。

【This tribal unit needs a leader. You should use your name
and photo. If you use a character instead,
you should give the character a name and include a photo
(such as a photo of a real live cat.)
People want a leader (politicians, etc. have failed them.)】

これだけだと、なんのことやらさっぱり理解できまい。
現実の私は表舞台に出ることは決してないが、
もし彼の助言を受け入れるとすれば、昼寝ネコが
私の代わりに、まるで腹話術のように発信者となる。
彼は大真面目に私の妄想を受け止め、発想の哲学には
共鳴できると言ってくれ、協力も引き受けてくれている。

どうやら、日米共同戦線でクレモンティーヌの
希望に応える日が来るのかもしれない。
つまり、その時には、私はもうすでに妄想家ではなく
特異な発想のリアリストとして、人々に受け入れられるかもしれない。
彼の血筋は調べていないが、もしかしたらかつて
ヨーロッパから移住した昼寝ネコ一族の、子孫なのかもしれない。
そんな気がしている。

標題の動画は、映画「ニュー・オリンズ・トライアル」
原題はRunaway Juryだ。ジョン・グリシャム原作の
裁判もので、ジーン・ハックマン、ダスティン・ホフマン、
ジョー・キューザックが好演している。判事や銃器メーカーの
経営者だけでなく、陪審員役の一人一人までもが
実に素晴らしく演技している秀作で、この映画は
何度も何度も繰り返して観ている。
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by hirune-neko | 2010-10-28 00:12 | 現実的なお話し | Comments(0)

What's New?




かねてからの準備が整い、ホンジュラスの
知的障がい児向けに、不要の絵本を集めて送る
プロジェクトが、今日、正式に発足した。
正式といったって、別に神奈川県や川崎市に
届けて認可を受けるなどという、面倒なことは何もない。
ネット上に正式なサイトを設置し、一般公開した・・・
ただそれだけのことだ。

ホンジュラスの依頼主・千田さんから、絵本調達の要請文と
彼のプロフィール原稿が届き、現地の子どもたちの
画像も何点か届いたため、サイト製作に着手した。
昨日の午後からの突貫工事だったが、
動作確認も無事に終え、間に入ってくれている
千葉のIさんのOKも出たので、公開に踏み切った。

ダウン症の子どもの平均寿命は、確か40歳とか50歳とか
記憶は定かではないが、そう長くはないと聞いた。
生きている間は、せめて周りの人たちから大事にされ、
毎日何か新鮮で、心が躍る刺激を受けて欲しいと願っている。
(その意味で標題の曲はヘレン・メリルが歌うWhat's New?)

なにせ予算がなく、すべてボランティアなので
誰にどのように協力を要請すればいいのか、
まったく思い浮かばないが、とりあえず
口コミで広めてもらおうかなと思っている。
普段はあまり評価はしていないが、
困ったときの神頼みで、しゃあないから
新聞や雑誌などにも記事にしてくださいと
お願いしてみようかな、などと疲れた頭で考慮中だ。

不要の絵本だけでなく、ホンジュラス基金と命名して
浄財を寄付してもらえうる機能も、しっかり組み込んだ。
お疲れでしょうと、あんドーナツか大福を差し入れてくださいと、
そこまでは書かなかった。けど、欲しいなあ。
まあとにかく、何も期限やノルマもなく
ゆっくりと歩んでいこうと考えてはいる。

ご興味のある方(無い方もだ)は、一度訪問して
お知り合いにも教えていただければ大変嬉しい。

出版社のサイトに間借りする形で設置したので
出版社のトップページにある、それらしき部分を
クリックして閲覧していただきたい。

・出版社のサイト
 http://www.crossroads.co.jp/

ちなみに、間に入ってくれているIさんと
私の名前はすでに、個人ボランティアページに掲載されている。
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by hirune-neko | 2010-10-16 21:13 | 現実的なお話し | Comments(2)

世界仰天ニュース・あなたは信じますか?

Oliver Nelson Septet - Stolen Moments


「ネコ耳」という慣用句がある。
人間社会では「地獄耳」とか
「壁に耳あり」という表現をするが、
ネコ社会では単に「ネコ耳」という。
「ネコ辞苑」から説明文を紹介すると、
  *ネコ耳を持つ、というのは
  ネコ族に危険が迫ったときに、
  その兆候をいち早く聴き分けて
  同胞に知らせる能力を持ったネコを意味する。

その「ネコ耳」を持つ特殊なネコが
ニューヨークで報道ネットワークの会社を
もうずいぶん長いこと運営している。
マンハッタンのビルの一室にあり
社名は「Stolen Moment News」。
もちろんネコネット専用の通信社だ。
そのネコは、音楽家のオリバー・ネルソンが
飼っているネコと従兄弟同士であり、
自然とオリバー・ネルソンの知るところとなった。
その話題は、当時のジャズメンの間に広まり
その社名に着想を得て、ネコたちのために
曲が作られた。標題の曲である。
作曲したオリバーの呼びかけに応じて集まったのは
ビル・エヴァンス、フレディー・ハバード、
ポール・チェンバース、ロイ・ヘインズ、
エリック・ドルフィーという、いわば
ドリームチームによる演奏だった。

少々前置きが長くなった。
ここ数日来、ノーベル賞の受賞者が発表され
話題になっているが、興味深いニュースを紹介しよう。
「Stolen Moment News」社が配信したニュースだ。

今年の平和賞は、中国の民主活動家・劉暁波氏に与えられた。
劉暁波氏が国家転覆罪か何かで有罪判決を受けた時点で
ノルウェーのノーベル平和賞委員会は、彼を受賞候補者に挙げた。
それが中国政府の知るところとなり、激昂したのは言うまでもない。
中国の法律に違反し、逮捕され、懲役刑を宣告された
獄中の犯罪人にノーベル平和賞が授与されたのでは
国家の威信にかかわるし、それよりも国民がそのことを知ったら
どのような反発を招くかを懸念したのである。
そこで中国政府はノーベル平和賞委員会に対し
猛烈な抗議と圧力をかけたが、委員長に動じる気配はない。
ノルウェー政府にも交渉したが、事態は進展しない。
そこで中国政府は一計を案じた。
ノーベル平和賞選考委員会の全権を日本政府に委譲し
委員長に小沢一郎氏を推挙する、という破天荒なものだった。
菅総理や仙石官房長官は、これ以上中国を刺激してはならぬと、
国際世論を気にしながらも、内諾を与えてしまった。
一方の小沢一郎氏は渡りに舟とばかりに快諾した。
国際的な知名度のあるノーベル平和賞の委員長に就任すれば
それこそ国際世論を考慮し、検察審査会の決定を
覆すことができるかもしれない、そう考えたのである。

日本サイドの内諾を得た中国政府は、
ノルウェー政府とノーベル平和賞委員会に対して
猛烈な工作活動を始めた。
世界第2の経済大国になったのに、ここで恥をかいてはならぬ。
政府に対しては無利息・無期限・無制限の「元借款」を申し出た。
ノーベル平和賞の委員長に対するオファー内容も暴露された。
1)生涯、中国の名誉国民としノービザで中国を訪問できる
2)中華航空の無料搭乗生涯パスを家族に進呈する
3)北京ダック食べ放題券を毎年10枚進呈する
4)日本から魚沼産のコシヒカリ新米20キロを、毎月自宅に送る
5)ドンキホーテお買い物優待券(生涯50%オフ)を家族に進呈する
6)ソフトバンク社からiPhoneを使いたい放題で家族全員に贈呈する
7)楽天グループで利用できる100万ポイントを毎年進呈する
8)ガストの無料食事券を、無制限で提供する

結果は徒労に終わったのは、すでにご存知の通りである。
実はここだけの話しだが、欧米の各国政府は
自前の情報機関に加え、「Stolen Moment News」社からも
情報の提供を受けるようになっている。
それだけ「Stolen Moment News」社の情報精度は評価されている。
欧米各国はこの機に乗じて、中国政府への圧力をかけ始めた。
それは中国在住のネコたちからの集約された、
中国国内情勢を的確に把握しており、
内部崩壊の兆しを感じ取っているからに他ならない。
世界中に張り巡らされたネコの情報網は、
決して侮ってはいけないのである。

世界仰天ニュース・・・あなたは信じられるだろうか?
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by hirune-neko | 2010-10-09 13:52 | Comments(4)

頼むから訊かないでって言ったのに



確かに私は、姪のクレモンティーヌには、ひどく弱い。
その理由は、頼むから訊かないでくれって言ったのに、
問い合わせのメールが殺到した。
「なぜなんだ?」「どういう関係なんだ?」
余計なことを言わなければ良かった。

これまで、誰にも言ったことがないのだが、
私も加齢のせいか、全てを自分の胸の内に
秘めておくことが、段々難しくなってきてね。
なのに、忘れかけていた姪のクレモンティーヌが
どういう訳か、最近は連絡が多くなってきたんだよ。

・・・クレモンティーヌ。

気が重いけれど告白することにしたよ。
もう半世紀近く前になるんだが、
・・・決して人間の時間軸で考えて欲しくないんだが
私もあの頃は、生きるのにすっかり
疲れてしまってね。どこか静かなところで
神経を休めようと思って行ったのが
ドゥーヴィルの海岸だったんだ。
ちょうど避暑も終わりに近づいた頃だったが、
その頃には、ジャン・ルイの飼ネコと
すっかり意気投合してね。
というのも、子連れのアヌークは大のネコ嫌いで、
自分の黒い大きな犬をけしかけて、
ジャン・ルイの飼ネコに嫌がらせをしたんだ。
なのに、ジャン・ルイったらアヌークに首ったけ。
全然飼いネコに構わなくなってしまったのさ。

傷心の彼女は、海岸の外れにある旧い館に
身を寄せるようになったんだよ。
洋館の主は、青白い顔をした細身の女性でね、
起きてから寝るまでの間、ずっとピアノの前に
座っているんだよ。なのに弾くのは決まって
シャミナードのMeditation(瞑想)。それだけ。
その女主は、やがてジャン・ルイの飼ネコの存在に気付き、
そのもっと前にかくまってくれていた私と一緒に
場所をあてがってくれたという訳なんだ。
ジャン・ルイの飼ネコは、とっても綺麗な眼をしていた。
一日中、飽きもせずにシャミナードの同じ曲を聴きながら、
ときどき、ハラッと涙を流すようになってね。
嘆き悲しむ女性を放っとける?
そんなことをしたら、国連憲章違反だよ。

だからさ、まあ、そんな訳で、
私とジャン・ルイの飼ネコ(名前は言いたくない)は
お互いに必要とする存在になった訳さ。
みんな、ネコは一度に何匹も子を産むと思ってるんじゃないの?
昼寝ネコ一族は、排卵誘発剤でも服用しない限りは、
一度に一匹だよ。そうだよ。その通りさ。
クレモンティーヌは、そのときの子どもなんだよ。

とっても可愛い、小さな子だった。
ジャン・ルイの飼ネコは、私に名前を考えろって。
何も考えず、思いつきでクレモンティーヌさ。
でも、かわいい名前だろう?
ところがね、好事魔多しとは良く言ったもんだ。
夏の終わりだというのに、突然記録的な寒波が襲ってきたんだ。
ジャン・ルイの飼ネコは、必死でクレモンティーヌを
抱きかかえて守ったんだけどね。
とうとう力尽きて、私を独り残したまま
あっけなくいなくなっちまったんだよ。
悲しんでる暇なんかありゃしない。
世界ネコ会議から、急遽日本に行くよう要請が来たんだ。
泣く泣く、生まれて間もないクレモンティーヌを
館の女主に託して、私は日本に向けて発ったんだよ。
幸いに、近所に昼寝ネコ一族がいたので
私と兄弟・姉妹の縁組をし、彼らの子どもとして
育ててもらうことにしたという訳なんだ。
えっ?非情?薄情?まあ、なんとでも言ってくれ。
人生には、どうにもならないことだってあるんだよ。
今夜の私は、ちょっと不機嫌なんだ。
なんだって?どうせ作り話だろうって?
ふん、そんなに疑うなら、検察審査会でも何でも
訴えてもらって結構だよ。
そんなに言うんなら、当時の証拠動画を見てせてやるさ。
飼いネコがいなくなって慌てふためく
ジャン・ルイが、車であちこち探してるシーンが写ってるよ。
結局は、子連れのアヌークにすっかり熱を上げてしまい、
「まあいっか」で終わらせちゃったんだもの。
酷いもんだ。動画にはちゃんとアヌークと、連れ子の二人、
アヌークの飼い犬も写ってるから、見てみたらいいさ。
(この動画を観て爆笑した方は、映画通と認定します)


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by hirune-neko | 2010-10-07 19:22 | 心の中のできごと | Comments(6)

ホンジュラスからのメール〜ネコの手も借りたい?



ようやく、ホンジュラスからメールが届いた。
いよいよ具体的なお手伝いが始まりそうだ。
ホンジュラスの障がい児へ
不要になった絵本を贈るプロジェクトだ。
ボランティアを募らなくてはいけなくなるが
ネコの手も借りたくなるほど忙しくなるといいなと思う。
ああ、それで思い出した。ピアノ調律師のKさんが
以前日記で紹介していた動画なのだが・・・
あるオーケストラの定期公演で、ピアニストが
急に体調を崩してしまったらしい。なにせ委嘱作品なので
他に誰も演奏できるピアニストがいない・・・
いやいや、いたいた。作曲家の飼いネコで
そこそこピアノも弾ける・・・というので
急遽、ネコが代役のピアニストを務めることになった
そういうイメージの動画である。あくまで推測である。

さて、前置きが長くなってしまったが、
ホンジュラスで絵本を必要としている
千田みかささんからのメールとプロフィールを紹介したい。
会社のサイトに「呼びかけページ」を設置する予定だ。

*絵本がなぜ必要かの説明と協力のお願い(ホンジュラスの障がい児のために)

 私は、2009年3月からJICAシニアボランティアとしてホンジュラスに派遣されています。
 ホンジュラスは中米の真ん中に位置する小さな国です。国土のほとんどが山林で、北にはカリブ海、南には太平洋がちょっぴり接しています。
 一年中初夏のような気候で、バナナやコーヒーなどが栽培されています。
治安は悪いのですが、多くの人はおだやかで親切、見慣れないアジア人種の私にも気軽に声をかけてくれます。

 私の職種は障がい児教育で、首都テグシガルパのフアナ・レクレルクという障がい児教育センターで働いています。

 フアナ・レクレルクは児童・生徒数約200名、職員50名、設立37年のホンジュラスで中心的役割を果たしている障がい児教育センターです。
 ホンジュラスではまだ障がい児が教育を受けられることが少なく、フアナ・レクレルクなどの教育施設で教育を受けている障がい児は、障がい児全体の5%に満たないと言われています。
 そんな中、フアナ・レクレルクでは通ってくる生徒達への教育だけでなく、市内の普通学校にいる障がい児のために巡回指導をしたり、地方へ行って障がい児教育の指導者講習を行ったりして、障がい児教育を広げる活動を行っています。

 私がフアナ・レクレルクで働き始めて一番初めに気になったのが
絵本が教室に一冊もないということでした。もちろん、図書室などないのです。
 職場のコーディネーターに「絵本はとても大切だから買って欲しい」と言うと、何冊か買えるように手配してくれました。さっそく町の本屋さんに行って、子どもが楽しめるような絵本を探しました。が、一冊がとても高いのです。平均300レンピーラくらいします。コーヒー1杯15レンピーラです。1ヶ月の給料5500レンピーラでは、買うのが難しい値段です。
 メキシコやスペインからの輸入本がほとんどなのです。そして、本屋にも絵本がとても少ない。20種類あるかどうか。

 日本の絵本は質も量もすばらしい、と気づきました。
そこでJICAや友人を通じて、不要になった絵本を何冊か日本から送ってもらいました。私のつたないスペイン語で翻訳して、授業で使ったり先生達に紹介したりしました。みんな絵本のおもしろさ、絵の美しさ、バラエティーに富んだ内容に、とても喜んでくれました。

 地方の障がい者支援センターにも絵本を贈りたいと思い、先日はサン・イグナシオという首都から車で4時間程度の村に行ってきました。
 ここでは10冊の絵本を紹介し寄贈したのですが、ショックなことに子どもに絵本を読み聞かせる、ということを指導者の皆さんが全く経験していないのです。考えてみれば、ちょっと前まで学校に行けず字が読めない方も多かった国です。絵本に親しむ経験などなかったことでしょう。
 絵本を手にとってもらい、そのおもしろさに指導者が気づくことがまず必要だ、読み聞かせの講習もしようと思いました。

 絵本をもっともっと紹介したい、子どもがいつでも手に取れるようにしたい、と思うのですが、絵本はまだまだ足りないと思うのです。
 そこで、 今後も不要になった日本の絵本をスペイン語に訳してホンジュラスに贈ることを続けられないだろうかと思い、ご協力をお願いする次第です。
 絵本を集める、スペイン語に翻訳する、絵本にスペイン語を貼り付ける、といった作業、並びにホンジュラスに絵本を送る、ということを日本でしていただけたらと考えています。
 ホンジュラスでの受け取り先は、私の配属先JUANA LECLERCを考えています。ここを中心に周辺の障がい児センターにも送られることでしょう。

 日本の皆さんにホンジュラスの現状を知っていただき、関心を持っていただけたら、こんなにうれしいことはありません。ご理解のうえ、ご協力をお願いいたします。

*プロフィール・千田みかさ
 宮城県での教員を経て、2006年から2年間JICAシニアボランティアとしてモロッコで障がい児教育に携わる。2009年より再びJICAシニアボランティアとしてホンジュラスに赴任。障がい児教育現場で活動中。個別指導、音楽・ダンスの指導を紹介。講習会も多数開催している。
 教育学修士。教育分野以外ではコンテンポラリーダンサー・演出家・ワークショップファシリテーターとして活動。2008年より「即興パフォーマンス集団・すんぷちょ」代表。性別・年齢・国籍・障害の有無を超えた、多様なメンバー構成で舞台作品を集団創作、上演する。主な作品、2008年『ぶこきがアンサンブル』(仙台)2010年『MAEK』(ホンジュラス)2010年『MIDORIGO』(ホンジュラス)など。2010年ニカラグア国際コンテンポラリーダンスフェスティバル参加。
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by hirune-neko | 2010-10-05 14:21 | 現実的なお話し | Comments(0)

クレモンティーヌからの緊急連絡



*日本国民として、現役の政治家が検察審査会の決定による
強制起訴となったことで、その是非はともかく
一般庶民の感覚が、法の編み目から狡猾に逃れようとする人間を
「あんさん、そらぁあきまへんで」と拒否できる
仕組みが機能したという、記念すべき日の雑感であります。
願わくば、正義が金で買われないように・・・の願いを込めて。

「catastropheとdisaster(なぜか英語だ)は違うのよ、
判ってるの?昼寝ネコおじさん!」
とまあ、きつい叱責を受けてしまった。
民主党の代表選挙が終わった日に、
その結果を見て、ドーヴィルに住む
姪のネコ、クレモンティーヌが送ってくれた画像の一部を
すでにネット上で紹介した。
(冷徹な陰謀〜Conspiration)
http://hiruneneko.exblog.jp/15122983/

そのクレモンティーヌから緊急の連絡があったのだ。

彼女の特技は、気が向いたときに人間に変身すること。
・・・あまり本当のことを言ってしまうと
精神障害者扱いされそうなのだが、いいやどうせ今さら。
だって、「あら、ずっと以前から精神的に破綻してるんでしょ?」
と、ずけずけ指摘する女性が、若干だが二人ほどいる。
クレモンティーヌはどういう訳か、日本が好きだ。
とくに浅草や谷中から団子坂にかけて徘徊する。
東京滞在中は、人形焼きや雷おこし、今川焼きを食し
浅草・オレンジ通りの洋菓子屋の、店名と同じ
「アンヂェラス」というケーキが好物の変わり者だ。
ネット検索をしてみたら、だいぶ以前だが
クレモンティーヌが、真夏に東京に来ていたときの
動画があったので紹介したい。

いやいや、そんなことはどうでもいいのだ。
クレモンティーヌが「catastropheとdisasterは違うのよ」
と言ってきたのには理由がある。
catastrophe(カタストロフィー)を破局と訳そうか。
そしてdisaster(ディザスター)は災害かな?
自然の災害と違って、人為的に引き起こされる破局が
思ったより速いスピードで仕組まれているというのだ。
せっかく日本でおとなしく、昼寝をしながら
のんびり暮らしている私をたたき起こして、
なんとかしろと迫ってきている。
なんとかしろと言われても、もうかれこれ
十数世紀を生きてきて、気力も視力も落ちているし
もちろん資力だってどん底だし、
今さら何をしろというんだよ、まったく。

「おじさん、日本だけの問題じゃなくて
世界中のネコ族が、このままだと窮地に陥るの。
だから、なんとか助けてちょうだいよ。
パリで一番おいしい、あんドーナツを送って上げるから」
あちゃっ、こいつはいつも一番痛いことを突いてくる。

まあ、いろんな議論はあったのだが
姪のクレモンティーヌに、実は私はとても弱い。
理由は頼むから聞かないでほしい。
世界ネコ族の最高議決機関では、もうすでに
私に断りもなく、悪辣な陰謀を打ち破るべく
とりあえず日本から発足させるシェルターの名前を
もう決めてしまったのだという。
ふざけるなお前・・・そういう私を鼻で笑うクレモンティーヌ。
「じゃあフォションの焼きたてマドレーヌと
ル・ノトルのまたたびショコラも送ろうと思ったけど
止めとくね。いいのね、それで」
「わかったよ。引き受けるよ。しようがない。
で、そのシェルターの名前はなんて決まったんだい?」
「ア・ストロフィー・キャット・クラブよ」
「ん?」
「そんなことはどうでもいいじゃない。
おじさん、しっかり頑張ってね。じゃあね」

重要な会話のほとんどをはしょったので、
なんのことか理解できないとは思うが
とにかく、まず日本人と日本に居住するネコ族が
破局に備えられるよう、なにかしなくっちゃ、
と、そういうことになってしまった。
全貌を明かせなくて大変申し訳ないのだが、
すでに私の頭の中では、
「ア・ストロフィー・キャット・クラブ」の
礎石が地中に埋め込まれようとしている。
A STROPHE CAT CLUB・・・ふん、稚拙なアナグラムだ。
A STROPHE CATを並び替えたら
CATASTROPHE(破局)じゃないか。
でもまあいいや。あんドーナツに焼きたてのマドレーヌ。
またたびチョコラか・・・楽しみだ。
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by hirune-neko | 2010-10-04 20:47 | 現実的なお話し | Comments(0)

If I were a man to retire



人生に、「もしも」という選択肢はあり得ないが。

もし私が、来春定年予定のサラリーマンだったら。
帰宅前に、ジャズバーに立ち寄って
グラス片手にカウンターに肘をついて顔をのせ
ぼんやりと、過ぎ去った人生を懐古しているのではないだろうか。
こうして、半世紀近くも前の名演、コルトレーンと
ジョニー・ハートマンのバラードをリクエストして。

今さらの問いかけではあるけれど、
自分の人生はこれで良かったのだろうか。
毎日が、目先のための判断と対応に追われ、
それが仕事の評価のほとんど全てだった。
得られるものを得ようと必死にもがいていたが
あれは本当に、自分の人生に必要なものだったのだろうか。
そして、徐々に失いつつあるものは視野に入らなかった。

現実の私は、目先のための判断と対応に
押しつぶされそうになりながらも
かろうじて、自分を含む人間の人生に
本当に必要なものは何かを問い続けてきた。
あと何年生きられるかは分からないが
最期まで、ドン・キホーテでありたいと思う。
安売りのドン・キホーテではない。
セルバンテスのドン・キホーテである。


【ミュージカル「ラ・マンチャの男」より】

訳:THE IMPOSSIBLE DREAM
To dream the impossibe dream, To fight the unbeatable foe,
見果てぬ夢を見る 倒し難い敵と戦う
To bear with unbearable sorrow, To run where the brave dare not go,
耐え難い悲しみに耐える 勇者すら恐れる場所を突き進む
To right the unrightable wrong, To be better far than you are,
正し難い不正を正す 今より遙かに好い自分になる
To try when your arms are too weary, To reach the unreachable star!
腕が朽ちても挑む 届かぬ星に到達する!
This is my quest to follow that star!
私の旅 それはあの星を追い続けるということ!
No matter how hopeless no matter how far
どれほど望み薄くとも どれほど遠くとも
To be willing to give, when there's no more to give
力尽きて なお励むことを厭わない
To be willing to die so that honor and justice may live
死んでもいい それで信義と正義が残るなら

And I know. If I'll only be true to this glorious quest
わかっているんだ この壮大な挑みに
忠実でありさえすれば
That my heart will lie peaceful and calm
when I'm laid to my rest
私が永眠するとき 心安らかでいられるのだと
And the world will be better for this
それで世界はよりよくなるんだ
That one man scorned and covered with scars
ひとりの男が笑われ 傷付いて
Still strove with his last ounce of courage
それでも最後の勇気を振り絞り 奮闘したことで
To reach the unreachable stars!
届かぬ星に辿り着こうと 奮闘したことで!

English lyrics written by Mitch Leigh (1965)
Translated by youi
This is an inserted song in a musical, "Man of La Mancha,"
which depicted the life of Don Quixote.
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by hirune-neko | 2010-10-02 16:35 | 心の中のできごと | Comments(0)

名言・格言・迷言・妄言

Sophisticated Lady - Ella Fitzgerald


西洋の名言:求めよ、さらば与えられん
東洋の格言:千里の道も一歩から
政治家の迷言:嘘も千回言い続ければ真実になる
昼寝ネコの妄言:妄想も千年思い続ければ実現する

絵本納品先の産婦人科のうち、
リスクを負って借金、新規開業した産婦人科が3カ所。
院長の要望に応えて、写真3点のアルバムページを
何年も無料サービスしているのが、2カ所ある。
両方とも開業後盛況で、2年足らずで増築工事。
ある程度費用負担してもらいたいな、と思い立ち
作業手順の詳細資料を作成した。
応じてくれれば、主婦の派遣労働の月間給与に相当する。
丁寧な文章を添えて昨日、メールで送ってみた。
茨城の先生は夜の11時過ぎに快諾のメールをくれた。
埼玉のクリニックは、院長夫人が今日電話をくれて
喜んでお願いしたいと言ってくれた。
ああ、いい人って、津軽だけでなく
首都圏にも存在するんだ、と嬉しくなってしまった。
あっ、もちろんリヨンにも。(付け足しっぽい)

そういえば、絵本の津軽弁バージョンも
五所川原市にある図書館の分館で
子どもへの読み聞かせをしているボランティアの方から
電話をいただき、協力してくれるそうだ。

確か、旧約聖書にも書いてあったっけ。
最初に妄想ありき、然る後に思い続ければ
然るべき時に、与えられん・・・?
ん?もしかして、聖書とコーランと御書が
ごっちゃになっているかもしれない。

標題の曲は、エラ・フィッツジェラルドが歌う
ソフィスティケイティッド・レイディ(Sophisticated Lady)。
ただ、ふと思い浮かんだ、自分へのお疲れさんミュージックだ。
オーネット・コールマンだったか
デューク・エリントンの曲だったか忘れてしまったが
昼寝ネコの妄想モードは全開であり、これからも尽きることはない。
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by hirune-neko | 2010-10-01 18:15 | Comments(0)



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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