昼寝ネコの雑記帳

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ブエノスアイレスの四季



1週間、北海道の母の家に滞在してきました。
病院の定期検査の付き添いです。
ついでに、札幌市内の病院2カ所と
岩見沢の病院に営業してきました。
まあ、その成果はともかくとして、
昨年は、雪の積もり始めた石狩浜に行きましたが
また行きたくて、春と夏の合間の海と灯台、
湿原、廃船の画、遠く望む積丹半島と
対面してきました。

鬱気質の人間は暗い言葉や景色、音楽に
反応するという専門家の言葉が耳に残っていて
じゃあ私は完全に鬱人間なのだと
妙に安心しています。

北海道にはコントラストの明確な
四季が存在します。
雪に埋もれる冬、草木が芽を出す春、
束の間の太陽を浴びる夏、そして
生命体が徐々に生気を失っていくかのような秋。

概して、北海道の人間は寡黙だと思います。
底なしの心の深いところに、清冽な淀みがあり
まるでシベリアの奥地で純粋無垢に育ったような
そんな未開な領域が、北海道にはある・・・
ような気がしています。
終の棲家として選ぶとしたら、
石狩浜?積丹半島?
老いた嗅覚を最大限に働かせて、
空気に同化できるような場所を探したい。
それが今の正直な気持ちです。
持って行きたい音楽はピアソラ。

自分の醜悪な部分と対峙して、それを素材に
何か書き続け・・・それで生計が立てられる。
そんな甘い世界ではないことは良く知っているけれど。
それしか自分にできることはないのだから。
農家の人や漁師の人とちょっとだけ親しくなり
ときには自分でパンを焼き・・・ティファールが
新発売のパン焼き器がいいと知人が言っていたっけ。

まるで家出に憧れる少年のように
みっともない話しだが、そう感じるのだから
仕方のないことだと諦めているのです。

次に北海道に行くのは11月。
余市、積丹半島、ニセコまで足を伸ばしてみたいなあ。
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by hirune-neko | 2010-05-25 00:54 | 心の中のできごと | Comments(2)

すっかりレトロな演奏になりました

J.S. BACH, Air For G String - The Swingle Singers & MJQ


ちょっと神経が参っているときって、
どんな音楽を聴けば、鎮まるのかなと思い、
季節外れだけれども「Autumn in New York」が
いいかなと、あれこれ探していたら、
いやあ懐かしい演奏を見つけました。
高校を卒業したての頃、
ジャズコーラスのスゥイングル・シンガーズと
MJQ(モダンジャズ・カルテット)が協演した
レコードを見つけて、夢中で聴いたんです。

あれから数十年経って、いろいろな
ジャズコーラスグループを聴いたけれど
やはりスゥイングル・シンガーズは
音楽性と品性という点で、忘れがたい演奏です。
メンバーが交代して若返り、
今でも演奏活動をしているようです。

年齢と共に、興味を持てるものや
大事だと思うことが質的に変化し、
絶対量も急激に少なくなってきました。
仕事を離れると、ますます意固地で偏屈な
人間になったものだと、あきれる半面
別に無理をする必要もないだろうと
諦観の境地でもあります。
とくに、人間関係は元々苦手なのですが
さらに悪化して、人に対する感情に
まるで現実感がありません。

何かの風景や建物などの情景、
見知らぬ人のふとした表情に接すると
まるでモノに生命を吹き込まれたかのごとく
あっという間にストーリーが湧いてきます。
それを言葉にしてつなぎ合わせることが
唯一の趣味というか楽しみになっています。
でも、時間がないので、短編のみです。
もう少し仕事が落ち着いたら、
中編に挑戦してみたいなと思います。

コンピュータとインターネットという
とても便利なツールがあるので
時間や地理的な制約から解放された
自由な疑似体験ができる時代になりました。
「昼寝ネコの雑記帳」を
某有名出版社(笑)から出版して以来
多くのファンの皆さま(再び笑)から
待ち望まれている(さらに笑)続刊を
出したいなと希望しています。
でも、電子書籍より、やはり
手にとって読める紙の本がいいな、なんて
見果てぬ夢を見ています。
タイトルだけは決まっています。
短編集は「昨日も今日もネコまみれ」、
中編は「夢迷路」・・・ちょっと短いかな?

さあ、もう寝なくては。
おやすみなさい。
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by hirune-neko | 2010-05-02 02:08 | 音楽・映画・本の世界 | Comments(0)



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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