昼寝ネコの雑記帳

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ある意味で、冬眠充電中です

数日前、新潟県・上越市の男性から電話がありました。
グリーティング絵本「大切なわが子へ」を
販売アイテムに入れたい、という打診でした。
上越のある美容院の先生から紹介されたそうです。
その先生は、佐渡島で美容院をされている
Wさんから紹介され、お店に見本を置いて
くださっているのです。
そのWさんは、世田谷・経堂の美容院の
店長さんから強制されて、絵本を置くようになりました。
その割には、わりあい頻繁に注文が来ます。
そのもともとの経堂の美容院からは
さらにもっと注文が来ています。
ありがたいものです。

そういえば、Wさんのご尽力で
FM新潟で絵本の紹介をしてくれたんですよ。
で、私には異存がないのですが、
お仕事で取り組んでいただくには
それなりの収入がなくてはいけないでしょうから
あれこれ考えました。
せっかく、共感してくれたのですから
なんとかお互いに共存し合える方法を、と
あれこれ考え、最終的に方針が決まりました。

あまり、商売商売してお金に目の色を変えて
奔走していただきたくない、という思いで
「絵本アドバイザー」という名称を考えました。
ちょっとお知り合いの方に紹介していただいてもいいし
ある程度の収入を目指して、ビジネスに
していただくもよし・・・。

それで、クロスロードのホームページで公開募集し
どうせなら、全国で、この絵本の主旨に賛同して
紹介活動をしてくださる方を
広く募ろうということになりました。

かくして、連日連夜、募集公開用の
ホームページを、せっせと作っているのです。
もうあと数日で完成の予定ですので
是非のぞいてやってください。
・・・だもので、寝不足が続いています。
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by hirune-neko | 2009-01-30 02:18 | 創作への道 | Comments(2)

憂鬱と至福の間の距離

毎週、木曜日は製本屋さんに
印刷原稿を届けに行くのが習慣になっている。
車で、ほぼ南武線に並行して北上する。
ちなみに、南武線はJRであり、川崎から
立川までの区間で運行されている、黄色い電車。
最初見たときは、なんで総武線がこんな所を?
と不思議に思った記憶がある。

登戸駅(のぼりと)から中野島駅(なかのしま)に
行く途中に、オクダベーカリーというパン屋さんがある。
ブログで何度も紹介している店で、
ドーナツ類がおいしく、カレーパンも
普通のと大辛のインドカレーという2種類があり、
なかなかよくできている。
開業がいつ頃なのか知らないが、
戦後間もなくからずっと営業しているといわれても、
そうかと思ってしまうような、極めて
オーソドックスで庶民的なパン屋さんだ。
いわゆる、サンジェルマンとかリトルマーメイド
などとは一線も二線も画す、本当に
下町のパン屋さんという雰囲気である。

パンの種類はかなり多い。
なかなか研究しているなと思う。
6尺のガラスケース2本に陳列してあるが、
定番で買うことの多いパンがある。
チーズスティックだ。外側はかりっとしていて、
中にチーズが入っている。
見た目は細めのフランスパンのようで
長さは20数センチほどあるだろうか。
いつも焼き上がり時間が決まっていて
昼の12時45分から1時前後のようだ。
いつもは3時過ぎに行くのだが
昨日は、たまたま12時半過ぎに行くことになった。
聞くと、チーズスティックは
あと10分で焼き上がるという。
当然、10分を店内で待つことにした。
「チーズスティック1本、お待ちですよ」と
女店員さんが奥に声をかけてくれる。
彼女は、オクダベーカリーのお嫁さんだそうだ。
いつも愛想が良く、あれこれ買い求めても
ほとんど瞬時に計算して値段を告げてくれる。
やがてご主人が「チーズスティック1本」を
わざわざ奥から持ってきてくれ、職人さんらしからぬ
お愛想を言ってくれる。
「熱いですから、気を付けて食べてくださいね」
包装しながら、お嫁さんが注意してくれる。
中のチーズが熱いのだろうと思って尋ねたら
外のパンも熱いというではないか。
パンは焼きたてほど旨いものはないと
ずっと思っているのだが、なかなかそんな機会はない。
160円を支払い、車に戻って数分走る。
ここらでいいかな、と少し広めの通りの脇に停車し、
包みを開ける・・・無邪気に、
自然に顔がほころぶ瞬間だ。
ガリッとかじってみる・・・熱いや・・・
でも、本当に旨い。旨いのを通り越して
心身全体に至福感が拡がるのを実感する。
考えてみると日常生活の大体85%程度は、
憂鬱な気持ちで過ごしていることが多いが
人生って、案外単純な構造なのかもしれない・・・
焼きたてのチーズスティックをかじることで
脳内に鬱積していた憂鬱という名の物質が
さっと気化し、言葉にしがたい幸福感を実感する。
味覚、嗅覚、食感が観念を遠くに追いやる瞬間だ。

アランだの、エーリッヒ・フロムだの
はたまたサルトルだってカミュだってニーチェだって
もし生きていたら、このチーズスティックを
食べてみたらいい・・・幸福という概念に対する
見方が大きく変わるのではないかと思う。

多くの人は、幸福はお金で買えないと言う。
だが私の場合は、160円で幸福を買うことができる。
そう思えること自体が、なんとも幸せなことではないだろうか。

ああ、口中にヨダレが・・・。
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by hirune-neko | 2009-01-10 00:49 | Comments(4)

年の始めの、希望に満ち満ちた行進曲

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2008年のサブプライムローン騒動の余波で
2009年は、世界中が戦々恐々としており、
全治3年の経済症状だともいわれている。
まるで国際経済の天変地異のようであり
大きな地殻変動を予感させる。
それなのに、ああそれなのにそれなのに、
この行列は、なんと希望と自信に満ちているのだろう。

先頭を歩くのは、先日失踪して、
マルセイユに帰って行ったチビ。
次は、不死身のお利口ワンちゃんのワンサ、。
次いで、gigueの店長さん、
そしてカトリ〜ヌ・笠井さん、
最後に控えめに尻尾を振っているのは
てんてんさんの飼い犬、空・・・。

これは、お正月にいただいた年賀状で
カトリ〜ヌ・笠井さんの作品でもある。
左下には、クロスロードのホームページを
紹介してもくれている。
有難いことだ。

ん〜、それにしても、
まるで世の中の憂いとは全く無縁の
希望印の面々ではないか。
なんと羨ましいライフスタイルなのだろうか

来年は、この最後列に私も加わり、
前向きに生きていきたいものだと
切に願っている。
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by hirune-neko | 2009-01-07 19:22 | 心の中のできごと | Comments(2)

今さらの・・・年頭所感

1月4日が、もう終わろうとしているこんな時間に、
今さら年頭所感でもないだろう・・・そう思う。
さはさりながら、年末から年始にかけて
自分自身の内面と向き合い、
何かしら新しい想いが涌き上がってくるかどうか
じっくりと吟味していたのだから、やむを得ない。
どうやって、じっくり吟味していたかというと、
とにかく力まず、ゆったりと
自然の流れに身を任せてみた・・・そう書いてみると
格好良く聞こえるが、実はなんのことはない。
とにかく寝たいだけ寝て、自己嫌悪感が
じわっと湧き上がってくるのを、じっと待ってみた。
振り子時計は、規則正しく左右に振れるが、
私の自己嫌悪感は、振れたり、振り戻したりの
その振幅が全く不規則で、手に負えない。
でも、ひとつだけ言えることは、
長い間、自分の内面にこびり付いていた精神脂肪が
いつの間にか乾燥し、壁面からはげ落ちてきたなという
実感を持てたという・・・
それはある種の「悟り」に近いのではないだろうか。
自分の能力の限界、弱点、欠点が鮮明になった。
そして、人間の寿命には限りがあることを強く感じ、
自分で生きようとしても、生きられるわけではなく
生かされている限り、生きることができる・・・
そんな境地を実感して、なぜか安堵した。

世俗に距離を置くというスタンスは、やはり変わらない。
すなわち、寡黙であり、事物の表象に捉われず、
欲を自制し・・・とくにあんドーナツを自制して、
努めて健康的で健全なライフスタイルを目指す、
という、自然発生的な決意で年頭を過ごした・・・
ように記憶しているが、決意がぐらつくのも
ある意味では極めて人間的な特性であるとも思う。
一応、チェックリストは作ってみたが、
記入したのは元旦だけで、すでに中断している。
だが、今日からまた再開しようと考えている。

とまあ、かくのごとく、優柔不断で意志薄弱。
それが自分の資質だと悟ってしまえば
人生がぐんと楽になったなと思える。

今年は丑年だそうだが、個人的には
毎年がネコ年であるように考え、
あくまでマイペースを崩したくないと思う。

時々、駄文を読みに来てくださる皆さんは、
くれぐれも、何か期待感をお持ちにならないよう
今年もお願いする所存である・・・ニャア〜・
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by hirune-neko | 2009-01-04 23:12 | 心の中のできごと | Comments(8)



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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