昼寝ネコの雑記帳

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再び失踪人捜索願い

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一昨日からシロの姿が見えない。また失踪だ。
別に何か予感がしたわけではないが、
数日前、珍しく自分から私の膝の上に乗ってきたので、
記念に撮影し、保存しておいた。
まさか、これが遺影になるなど考えられず、
またひょっこりと戻ってくるような
楽観的な気持ちでいるのだが、さてどうだろうか。

このところずっと、私は忙しく余裕がない生活を送り
シロはシロで、猛暑の中、私の腕枕で寝たいと思わなかったようで
家庭内別居状態だったのは事実だ。
しかし、ネコはなんて身ぎれいな生き物なのだろうか。
別れも告げず、静かにそっと姿を消すなんて。
15年以上苦楽をともにし、悲しいときはともに抱き合い、
眠いときは一緒に昼寝し・・・
一心同体だと思っていたのは、人間の思い上がりなのだろうか。

でも、それでいいのだと思う。
シロにはシロのライフスタイルがあり、
言葉に出さずとも、何か鬱積したものがあったのだろう。
無理せず気ままに・・・気の赴くままに生きる、
そんな自由さがあってこそ、わが友人だと思う。
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by hirune-neko | 2008-09-22 23:41 | 現実的なお話し | Comments(4)

あふるる涙


あるとき、不意に涙が溢れてくる・・・
そんな経験が、これまでの人生で何度となくあった。
訳もなく、突然自分の人生が空しく思え
それまで生きてきたことが徒労に思える。
空しくなり、嗚咽がもれる・・・
ああ、なんて哲学的感情なのだろう、と今なら思う。

ときどき具体的なイメージが浮かび
ストーリーを考えていると、
その筋書きに心から感動して
涙が溢れてくる・・・
なんてすがすがしい、青年の感性なのだろう、
そう思える。
別の視点から見れば、
自分で言った冗談に
自ら笑い転げているようなもので、
話している最中に感極まるのと違い
頭の中で想像しただけで
感動の涙が流れるというのは、
ちょっと異常かもしれない。
でもまあ、それもいいではないかと思う。

馴れない手つきでタマネギを刻み
目に染みて、涙があふれる・・・
なんていうよりは、はるかに
ずっと詩的ではないだろうか。

シューベルトの歌曲集に、冬の旅というのがある。
その中に「あふるる涙」という曲がある。
もう何年前のことだろうか。
ウィーン帰りの若先生に
教えていただくようになり
「では、ドイツ歌曲を勉強しましょう」
ということになった。
(美しく誤解しないでいただきたい。
私は音大など行ってもいないし、出てもいない)
「へっ?ドイツ・・・ですか?」
それまで、英語とイタリア語とフランス語は
なんとか聴くに堪える程度には読めたが
ドイツ語となるとまったく初めてで
文字どおりチンプンカンプンの冷や汗だった。

私は、バリトンより低い、バスだったので
いつも高音部で苦労していた。
オペラのアリアは、声域に合わせて
移調して歌ってはいけないそうだが
歌曲はいいそうだ。
でも、確かバリトンの楽譜で練習させられた。
バス歌手はいろいろいるが
個人的にはクルト・モールという歌手の声が好きだ。
低く、暖かみのある声で、包容力がある。
たまたまYouTubeで検索してみたら
ディートリッヒ・フィシャー・ディスカウという
高名なバリトン歌手のが出てきてしまった。
いくら探してもクルト・モールが見つからない。
英語の字幕もついているし・・・まあいいか。

作曲したシューベルトは、どんなイメージで
曲想を描いたのか、想像すらできない。
でも、この巨匠・ディスカウの歌い方には
どうも違和感を感じて仕方がない。
音大出のシャンソン歌手で
声で聴かせようとする人がいるが
伝わってくるものが激減して、
かえって引いてしまう。
巨匠には悪いが、もっと暗く歌ってくれ。

だが、本当に便利な世の中になったことを実感している。
"Wasserflut" - Die Winterreise
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by hirune-neko | 2008-09-05 19:30 | Comments(2)



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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