昼寝ネコの雑記帳

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おっとっと・・・賞金稼ぎを笑っちゃぁいけねぇぜ

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(カトリ〜ヌ・笠井さん作の赤ちゃんネコまで、私を馬鹿にして笑っているように思えて仕方がありません)

実は、そういうわけで・・・
えっ?どういうわけかって?
あらためて訊かれると返答に窮するのですが、
まあこの際ですから、正直にご説明しましょう。

いえね、数日前に札幌居候の私の
ご近所のIさんからメールが入りました。
北海道新聞の朝刊に広告が出ているっていうんですよ。
なんの広告かといいますと、某ラジオ局が、
放送ドラマの懸賞小説を公募しているという内容なんです。

そのラジオ局のホームページで確認したら、
確かに募集していました。
応募開始が5月1日で締め切りが5月31日。
げっ!1ヶ月しかないではないですか!
しかも条件がいろいろついているんです。
舞台は北海道で、ふるさとがテーマになっていること。
う〜ん、どうやらゼロから創り出すのは
どう考えても至難の業だなと、思うのです。

それならば、ブログに書いたもので
舞台が北海道のもの・・・おお、あるある。
「雪女」との出会いは大通公園で、そのまま
石狩街道一直線だったではないですか。
でも、1作品では不安なので、もう1編。
・・・そうだ。日比谷公園を舞台にしたものを
大通公園に設定すればいいではないですか。
そう考えた私は、無謀にも2作品を
なんとか期限内に仕上げようと考えているのです。

その他の条件に、著者は容姿端麗で性格正常・・・
だなんてなかったので安心しました。
でもね、「雪女」には確か、
道東出身のフォアグラ肝臓さんが出てくるし、
一応投稿前に許可をいただかなくてはね。
採用は1作品のみだそうですが、最初から弱気ではいけません。
われこそが・・・の気持ちを大事にしようと思います。
で、情報提供者のIさんには、もし賞金が手に入ったら
小僧寿司をごちそうする約束までしてしまいました。
ご近所の信頼を裏切らないためにも、
昼寝時間を削って頑張る所存です。
北海道内に在住の皆さんや、北海道外に在住の皆さん、
要するに全国の皆さん、どうぞ静かなるご声援を
よろしくお願いいたします。

賞金に目がくらんでいる昼寝ネコの寝言でした。

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by hirune-neko | 2008-04-30 00:06 | 現実的なお話し | Comments(6)

衝撃的に濃密なプロの作品

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ある種の状態で仕事をし続けていると、
自分の中の何かが崩れるような不安が生まれることがある。
いい歳をして、まだそのような青臭いことを感じる。

人間は時として、否応なく向き合っている現実を離れ、
ささくれだった神経と、狭くなった視野を
リセットしなければならない生き物だと思う。
それを怠ったままでいると、何かしら
物理的な手段によって無理矢理現実逃避を
しなければならなくなる。
お酒しかり、薬物しかり、性癖しかり、
ある時は身近な家族や弱者に暴力を振るい
追い詰められた自分を解き放つ。

私の場合?・・・私は存外争いごとを嫌い
表だって人と対立するのを好まない性分なので、
・・・なのだが、自己主張はきちんとするようにしている。
ただし、相手を尊重しながら冷静に行うのである。
年に何回は暴発しそうになることもないではないが、
まあ大概はなんとか納め、一晩寝ればほとんど忘れる。

だが、そのためには自分に合ったやりかたで
内面をリセットする必要がある。
敬虔なクリスチャンならば、熱心に神に祈るのだろう。
私も決してそれを否定しはしない。
ただ、私の信仰心は未熟で浅く、
まだまだ人間臭さが抜けないだけなのだと思っている。

さて、前置きが長くなってしまったが、
一本の映画作品を紹介したいと思う。
別に映画評論を書きたいというのではなく、
プロの凄さを実感したので、そのことを書きたいと思う。

映画オタクではない私が、出演者の中で見知っていたのは
アンソニー・ホプキンスただ一人だった。
彼が出ている作品なら、そう酷くはないだろう・・・
そんな判断でTSUTAYAで選んだ一作だ。

プロットは少々複雑で難解である。
冒頭の印象的な数分のシーンから
いきなり五年前の回想シーンに振られてしまう。
回想シーンからさらに回想シーンが展開するのだから、
登場人物を頭の中で反復整理するのに少々努力を要する。
つまり、チャイコフスキーやメンデルスゾーンの
ヴァイオリン協奏曲のように、初めて聴いても印象的で
たちまち虜になる作品とはかなり違う。
いうなれば、よくは知らないがコダーイとか
普通は聞き慣れない作曲家の作品で、
しかもとっつきがあまりよくない・・・
でも、何回も繰り返して聴いているうちに
隠されていた音楽性と構成の魅力が理解でき
生涯、大切に聴きたい作品になる・・・
あまりいい例えではないが、そんな印象の映画だった。

一切の予備知識と先入観なしに観たのだが、
プロの手になる濃密な作品だった。
中でも、主人公役の新聞記者が自分と似たキャラクターで
少々親近感を感じた。かなり冷静で物事を客観視するし
正義感が強いものの、清濁も併せ呑む・・・
舞台はルイジアナ州なのに、新聞はクロニクル。
事件は半世紀以上前なのだが、私の知る限り
クロニクルはサンフランシスコにあり、
子会社の出版社と一度だけだが仕事をしたことがある。
もしかしたら、当時は全米ネットだったのだろうか?
まあそれは枝葉の問題だからともかく、
久々に重みのある、敬意を表すべき作品に出会った。

一晩寝て起きて思ったことは・・・
苦心して作った他人の作品を、いいだの悪いだのと
あれこれコメントするのは自由なのだが、
ゼロから一つの作品を創り出す人間の
才能と能力、苦労、努力。それを考えたときに
どんな人でも芸術家、とくに作品を創造するアーティストには
尊敬と敬意の念をもって接しよう・・・そう決心した。
ヴィトンやセリーヌのバッグを選んで買う人の
センスは尊重するけれど、バッグが市場に定着するために
デザイン、色彩、形状、裁断、縫製、商品化
マーケティング、工程管理、営業、資金計画などなど
舞台裏に隠れて能力を発揮する、
目には見えない多くのプロたちにこそ
敬意を表すべきだと思っている。

その意味で、この拙いブログを読みに来てくださっている
皆さんには、改めて感謝の気持ちをお伝えしたい。
少ない日で二十人近くの、多い日で四十人近くの
方々がわざわざ読みに来てくださっている。
私は、思い浮かんだことを整理して文章化する作業で
ずいぶん自分の内面が軽くなっている。
しかし、誰も読んでくれないのでは張り合いに欠ける。
その意味で、皆さんは私の内面浄化に
大いに貢献してくださっているわけで、
支えてくださっていることに、
心から感謝の気持ちを抱いている。

ちなみに、この映画のタイトルは
All the King's Menであり
2006年に封切られている。
半世紀以上前にも同名の映画があり
リメイクなのだろうと思う。

新聞記者を演じたのは
JUDE LAWという男優で、
その役柄の人物に、自分自身との共通点を感じた。
親近感の持てるキャラクターだった。

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by hirune-neko | 2008-04-27 00:00 | 音楽・映画・本の世界 | Comments(6)

ここだけのお話しにしておいてください

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プッチーニのオペラがどうとか
フランス映画がどうとか、
決して気取っているのではなく、
本当にボエームは好きだし、
フランス映画のしゃれた台詞も
なかなかいいなと、本当に思っており、
それに引き替え、ハリウッド大作の、
お金をジャブジャブ使って
車やビルをとにかく壊しまくる・・・
なんとまあ単純な・・・
そう感じているのも事実なんです。

事実なんですが、ダイハード4.0は
さすがに良くできていて感心したんです。
普通は、第一作が良くても、
二作目、三作目になると本当に酷い。
そんな実例をたくさん観てきました。
でも、ダイハードシリーズはずっと観てますが
四作目はなかなかどうして痛快でした。
つまり、ドキュメンタリー風のリアリティと
テンポのいい脚本、ブルース・ウィリスの
ワンパターンぶりにも磨きがかかり
飽きさせませんでした。

今月の仕事の一番やっかいな局面を
なんとかやり遂げて、脳内にこびりついた
疲労のアカを取り除くべく
久しぶりにTSUTAYAに行ったものの、
やはり疲労が濃いときは分かりやすい映画をと、
選んだのはダイハードでした。
おかげで頭の中がリセットされ、
・・・映画一本でリセットされるなんて
ずいぶん安いものだと思います。200円ですから・・・。

まあそんなわけで、私だって
たまには仕事抜き、理屈抜き、
建前抜きで気楽に過ごしたいときがあるんですよ。

さあ、そろそろ床につき、
明日に向けて鋭気を養わなくては。
そんな訳で、お休みなさいませ。

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by hirune-neko | 2008-04-25 02:38 | Comments(4)

石狩街道ものがたり

札幌に滞在していた昨年の初冬・・・まだ雪は降っていなかったが
好奇心に駆られて、暗くなってから石狩街道を走ってみた。
・・・という内容で一度、ブログに掲載し、
さらに雪女と一緒に深夜の石狩街道をまっしぐら・・・
という作り話もブログに掲載した。
石狩街道にはそんなイメージをもっていたが、
今日は明るい時間帯に走ってみた。

昨日、石狩市立図書館に行き、市外在住者でも登録できるというので
詳細を近所のIさんに教えていただいて行ってみた。
その場でIDカードを発行してもらい、とりあえず
「地図で読む江戸時代」という本を借りてきた。
石狩市立図書館は、石狩街道から100メートルばかり入るが
市の建物が並ぶ一角にあり、低層の・・・おそらくは平屋なのだが
全体が銀色に光る金属で覆われており、
まるで月面宇宙ステーションのようなモダンな建物だった。
手稲区には曙図書館というのがあるらしいのだが
石狩市立図書館の蔵書量の方が、断然・・・ずっと多いらしい。

昨年の石狩街道ドライブの時、閉店後の海産物店が
店内に裸電球らしき明かりのみを残し
ひっそりと闇の中に浮かび上がっていたのが印象的だった。
どんな店なのだろうかと思い、図書館から足を伸ばしてみた。
間口は結構広く、隣接する釣り用具店も入れると
10間以上はあるだろうか。
入り口近くには申し訳程度の果物が並んでおり、
主に燻製や豆製品が所狭しと並んでいる。
ホタテの乾燥貝柱も、ひと袋5〜6千円のものから
いわゆる、小さく砕けたのを袋に入れて
格安で売っているものまで、先日青森駅近くで覗いた
市場から比べると、遙かに品揃えが多い。

なおも奥に進むと、「石狩なま椎茸」が
ビニールの袋いっぱいで380円、
ミンク鯨肉のブロックが880円、
たらこに筋子・・・そして一番奥まで行くと・・・
結構奥行きがあるのだが・・・
樽に宗八がれいを2段ぐらい敷いたものが480円。
だんだん、昔懐かしい魚屋さんの風情になり、
とうとう宝の山を見つけてしまった。
なんと、魚が一匹まんまごろごろと並べられ
値段がとにかく安いのである。
で、極めつけはまだ生きている北寄貝(ホッキ)
4個で480円。生きたツブ貝・・・関東ではサザエというのに
よく似ているのだが、小さめのかごに山盛りで580円。
「どこで獲れたの?」
おばさんは怪訝な顔をして、
「石狩の浜だよ。今日獲って持ってきたんだよ」
なるほど、これが本当の地産地消だ。
でも、豆類は表記がないものの、間違いなく
メイド・イン・チャイナだろうな・・・
うっかり手を出せないぞ。
そう見当をつけた。まず間違いないだろう。

魚の見分けに自信がない私は、生きた北寄貝とツブ貝を買い、
なにか得した気分でさっそく帰宅した。
昼食はツブ貝を焼いて、豪勢に食べたのである。

常日頃、湘南での生活に憧れている。
畑もあり、漁港もありなので、
野菜、果物、魚介類が新鮮なものを入手できる。
そう、勝手に決め込んでいる。
逗子から葉山で、ちょっと高台。
窓からは水平線が見渡せる。
庭先で薪を燃やし、原始的なバーベキュー・・・。
月末には湘南信用金庫の口座に
使えきれないほどの印税が振り込まれてくる。
果たしていつか、そんな生活が実現するのだろうか。

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by hirune-neko | 2008-04-24 01:19 | Comments(4)

桜の花散るころの思い出

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 (どれもこれもカトリ〜ヌ・笠井さんの作品です)

桜並木が一面に花を咲かせるころ、
独りだけもの思いにふけり、ため息をつく
長い黒髪の女性がいました。

もう何年も前のことです。
一足先に、イタリアから帰国した陽子さんは
すぐに帰るから、先に帰って待ってて・・・
そういう彼の言葉を胸に
成田から電車を乗り継いで
逗子の家に帰ってきました。

逗子の家は、洋画家だった祖父が残してくれたもので
高台にあるため、薄水色の水平線が見渡せました。
冬の、海が荒れる時期には、海面は灰色に変わり
冷たく強い風が窓ガラスを唸らせました。
でも、春先には悪夢から目覚めた朝のように
崖下の何十本もの桜の木が、一斉に花開くのです。
希望に満ちた、胸躍る季節です。

陽子さんは五年間、何カ所かのイタリアの都市を住み歩き、
最後はヴェネチアに落ち着きました。
夜には潮が満ちて、月明かりに照らされた
海面と道路の区別がつかない、
そんな幻想的な光景に惹かれたから・・・
人にはそう説明していましたが、実は違うんです。
イタリア男性の陽気さに違和感を感じていた陽子さんの前に
日本から仕事でヴェネチアに来ていた男性が現れたからなんです。
ヴェネチアン・グラスのリサーチの仕事でしたが
彼もまた画家を目指していたんです。
ヴェネチアから運河を縫ってムラノ島まで・・・
その水上タクシーの中で、二人は偶然出会いました。

無口で陰のある彼でしたが、感性に強い共感を覚え、
音楽の趣味も、ミケランジェロに傾倒しているところも
好きな料理も・・・実に共通点が多かったんです。
陽子さんにとっては、まさに運命の出会いでした。

逗子に帰ってから、陽子さんは彼の帰国を待ちわび、
カレンダーに残りの日数を刻みました。
やがて桜の花も散ってしまい、
約束の日が来ましたが、仕事の関係で
帰国の日程がずれてしまいました。
年度替わりの三月には帰れる・・・
毎日のように電話で短い会話を楽しんでいたのが
徐々に間隔を空けるようになり、
陽子さんは不安な気持ちになりました。

三年目の桜の季節に、彼から手紙が届きました。
急いで開封したその中には
一枚の写真と短い手紙が入っていました。
彼の結婚式の写真と、簡単な別れの言葉でした。

陽子さんは、それ以来言葉を発することがなくなりました。
眠れない時間が長くなり、ベッドに腰掛けて
カーテンを開けたままの窓の遠くを眺めるようになりました。

寂しさを紛らわすために、私を飼うようになったのですが
私にはどうすることもできませんでした。
まるで重度の花粉症のように、涙と鼻水が溢れ、
みるみる身体が痩せていったのです。

陽子さんにとっては、本当に運命の出会いでした。
でも、彼にとってはちょっとした
良き出会いのひとつだったのでしょう。

桜の花がほとんど散ってしまった昨年の三月に、
陽子さんは自らの命を絶ちました。
徐々に自分自身の重さを支えきれなくなったかのように
自然に、静かに命の灯火を消しました。

私は今、逗子の同じ家に住んでいます。
陽子さんの弟が逗子の家を引き継ぐことになり、
葬儀を終えて私の顔を見るなり
「お前もここに住むか?」って言われたんです。
私は「ニャニャニャー」と答えました。
ネコ語では「結構です、いやだにゃー」
という意味だったんですが、陽子さんの弟は
どうやらえらく神経の太い人のようで
「そうかそうか、そんなに嬉しいか」と誤解し、
そのまま同居するようになりました。

陽子さんはプッチーニのオペラを好んで聴いていましたが、
弟は、あんドーナツを食べながら石川さゆりなんです。
インスタント食品ばかりで、ときどき
私のキャットフードを「ん、なかなかいける」と言って
ぼりぼり食べるんです。
一緒に昼寝をするときなんか、寝相が悪くて
潰されそうになったことが何度もあります。
でぶっちょさんですから、添い寝も命がけです。

でもね、人情家で優しい人なんですよ。
一緒にいても、とても神経が楽なんです。

でも毎年、こうして桜の花が散る季節になると、
陽子さんの悲しそうな、細い後ろ姿が
決まってまぶたに浮かぶんです。

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by hirune-neko | 2008-04-21 19:28 | 心の中のできごと | Comments(8)

江戸・上野ネコ小路、粋な姐さんの啖呵です

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(とんとご無沙汰。久しぶりにカトリ〜ヌ・笠井さん作の画が登場です)

ちょいと、お武家様。
お気に障ったらご勘弁していただきとうござんすが、
ひと言いわせてもらいますよ。

あたしらね、誰も好きこのんで
この商売をしているわけじゃあござんせん。
飢饉が続いて食い詰めた親が
下の弟や妹の食い扶持のために
泣く泣く・・・後ろ髪をひかれる思いで
手放した娘もおります。
止むにやまれず、何やら不始末をしでかして、
故郷を追われて江戸に逃げてきた
そんな娘だっております。
十人いれば十通りのわけあり人生なんでござんすよ。
誰一人、胸を張ってこの稼業に飛び込んできた
なんてのはいやしません。

お武家様、
「一寸の虫にも五分の魂」というじゃありませんか。
この娘たちはね、親も生まれた境遇も
自分で選んできたわけじゃござんせんよ。
でも、そんな身体にも切れば赤い血が流れていますし
心ん中には人の情けが宿っているんですよ。
みんな悲しみや苦しみを背負っていますがね、
お客様の前では決してそんな気持ちを
顔に出したりしやしません。
あたしらの稼業はね、心まで折れてしまったら
生ける屍になっちまうんですよ。
晩年にはどんな人生を歩んでいるのか・・・
それどころじゃござんせん。
あと何年生きられるかわからない境遇でも、
遠く離れたおとっつぁんやおっかさんを想い
弟や妹に少しでも楽をさせたい一心で
必死で毎日を過ごしているんでござんすよ。

お武家様といえど、生身の人間でございましょうから、
ときには憂さを晴らしにいらっしゃる、
そのお気持ちはよくわかります。
ですが、天下の政(まつりごと)をお考えになる前に、
市井で汗水流して懸命に働いている
不遇の人間もいるということを、
しっかりと心に刻んじゃもらえませんでしょうか。

生意気なことを申し上げました。
こいつ気に入らぬ、とお怒りでしたら、
どうぞバッサリとお手討ちにでもなんでもしてくださいな。
生まれて死ぬのは人の定めでござんすから、
その程度の覚悟なしに、
この稼業を取り仕切ることはできません。
せめてこの娘たちの気持ちを汲んでやりたいんですよ。

・・・お武家様、気分直しにもう一杯いかがですか?
さあお前たち、何をぼんやりしてるんだい。
鍋もすっかり冷めちまったじゃないか。
もう一度あっためておいでよ。

・・・とまあ、気分はすっかり
上野ネコ小路の飲み屋の女将なんですが
本当に江戸の言葉で表現するというのは
なかなか難しいものです。

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by hirune-neko | 2008-04-17 22:30 | 創作への道 | Comments(6)

ああ、なんたる失策・・・老いの入り口

自慢ではないが、私は滅法誘惑に弱い方だ。

ウィークリーマンションを引き払い、
エレベーターに乗り込む。
小さな車輪のついたカバンを引き、
ショルダーバッグが肩に重い。
一歩外に出ると、うぐっ、初夏の大阪。
とたんに歩くのが億劫になる。
新大阪までタクシーで行きたいなあ。
そういう気持ちを抑え、JR塚本駅へ。
駅の階段を昇る気力がない。
ああ、エレベーターがあった、天国だ。

新大阪の東口を出て少し歩いたところに
マンション業者の事務所があり
鍵を返さなくてはいけない。
東口にはエレベーターも
エスカレーターもないことは先刻承知である。
おかげで前回は酷い目にあった。
今日は抜かりなく、大型のコインロッカーだ。
手ぶらで歩くのがこんなにいい気分だとは・・・。

事務所に着いたら外出中の貼り紙。
ご用の方は電話するように・・・。
いくら電話しても出ないではないか。
仕方がないので、本部に電話し指示を仰ぐ。
鍵は、玄関の郵便受けに入れてくれというので
なんの疑いも持たず、ダイヤル錠で
ロックされている郵便受けに入れて
東口に戻る。
てぶらだと階段も苦にならない。
さて、昼飯ぐらいゆっくり食べてから
コインロッカーに行こう。
そう決めて、ロッカーの鍵があることを
確認しようとポケットを探ったとき、
ふと不安な気持ちになる。
あちゃ、間違えてロッカーの鍵を入れちゃった。

再び事務所に戻るが、やはり不在。
また本部に電話し、結局は数分で
スタッフの方が来てくれたので
事なきを得た。

ちょっとした落胆を感じた。
集中力が途切れたといえば聞こえはいいが
なんのことはない。
人間はこんな感じで徐々にぼけていくのだろう。
でも、ぼけたらぼけたで、いやな思い出も
きれいさっぱり忘れられるのだろうか。
肝心なことをどんどん忘れ、
忘れたいことだけが残る人生だったら
最悪ではないか。
いや、おそらくは恩讐を忘れ
心穏やかに晩年を送るのが
人間へのせめてもの贈り物なのではないだろうか。

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by hirune-neko | 2008-04-16 20:26 | Comments(6)

関西営業終了・・・明日は帰宅

今朝の夙川(しゅくがわ)の営業をもって
一応、関西の営業はひと区切りです。

独り暮らしでも、ごみが結構たまるので驚きました。
初めてウィークリーマンションに滞在したのですが
いざ自炊をしようとすると、何もないので
フライパンや食器類、包丁にまな板などを
ひと揃い持ち込む必要があるんですね。
そこに不便さを感じました。
管理会社によって違うのかもしれません。
かなり前の話ですが、フランスで仕事を始める
準備で滞在していたときは、いわゆる
ホテルタイプのアパートを利用したんです。
片手鍋から皿にナイフ・フォークと
必要なものはほとんど揃っていました。

近所の食料品店に行き、買い出しするのですが
考えてみたら、フランス語がまったくだめなんです。
ですから、塩も胡椒もどれがなんだか判読できず
他のお客さんに無理矢理英語で話しかけて
やっと買い物を済ませる日々でした。
でも、さすがにフランス料理の本場の国だけあり、
パン屋さんも多く、お総菜も美味しかったように思います。
今でこそ、日本でもかなりチーズ専門店が増えましたが
当時は雪印の6Pチーズしか知らなかったので
市販されている普通のカマンベールでも
とても美味しく感じました。

フランスで会社を設立し、ゼロからの顧客開拓。
今ではもう、そんなバイタリティはありません。
だって、このまま生き続ければ、還暦とか
古希とか米寿とかがどんどん迫ってくるわけですから。
でも、パリはまた行ってみたい都市ですね。
今度こそ仕事の比重の軽い旅をしたいです。

ここ、大阪・塚本も住み馴れれば暮らしやすいんでしょうね。
JRで大阪までひと駅、タクシーでワンメーターの距離に
阪急線の十三があり、そこから梅田、京都、
神戸、三宮まで一本です。
いつかゆっくり京都も散策してみたいですね。
夢のまた夢です。

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by hirune-neko | 2008-04-15 23:23 | Comments(2)

仕事の合間に道楽なのか、道楽の合間に仕事なのか?

我ながら自分にあきれている・・・あきれることが多い。

いよいよ最後の営業で、5時の約束時間を控え
準備をしていたら電話があり、6時にしてほしいという。
1時間の余裕ができたのでひと仕事済ませ、十三へ。
電車に乗って少し経つと携帯に電話。
6時には帰れそうもないので、7時にしてもらえるかとのこと。
相手は開業を控えた大事な時期なので、
そりゃあ予測のつかないこともあるだろう。
で、5時40分頃には現地に着き、近くの喫茶店へ。
ゆっくり夕食をと思ってメニューを眺めていると
また電話が入る。
今日は終わりそうもないので、明日の午前中にしてほしい。
洋風の店構えなのに定食がワンメニューで、
しかも中華レシピだったのもあり、結局のところ
「ピーナツ汁粉」という何やら珍しい品名に惹かれて、
美味しくいただいた。
商談が済んだら、夜遅くてもいいから大阪を引き払おうかと
あれこれ段取りを考えていたのだが、もう一日延泊となった。

二日前に借りてきた時代劇のDVDを観ることにした。
いろいろな原作者の作品が、江戸言葉をどいう処理しているか
強く関心を持っていたので、今しがた五作品目を観終えた。
著名な作家の作品ばかりで、中には存命中の
売れっ子作家の作品もある。
まるで、時代小説をテーマに卒論を書き上げるための
研究をしている気分で、立て続けに五作品を「閲覧」した。

結論、私個人の評価としては、藤沢周平の作品が
一番自分の感性に合っている・・・偉そうな表現で恐縮だが、
改めて強く確信した。
「武士の一分」は大体の評価を聞いていたので
まだ観ていないが、「隠し剣・鬼の爪」を観た。
題名からして池波正太郎作品かと思ったが
藤沢作品なのである。

とにかく、「人間」がしっかり描かれているのが
藤沢作品の特長だと思う。
言葉が足りなかった。
「人間の内面」がよく描かれているのである。
作者についてはあまりよく知らないが、
胸を病み、愛する妻に先立たれ・・・
いずれにしても人生で経験する重いテーマを
いくつも背負った人生だったのだろう。
ある種の達観、あるいは諦観が根底にあるため、
気負わず、自然なペースで筋書きが展開する。
読者、あるいは観客に対する媚や迎合もない。
史実を詳細に調べた成果を、無理に散りばめようとする
不自然さもない。
ゆったりと、自然に場面が展開し、
すべてのシーンが観客を拒絶せず、
作品の中の空気をともに吸い、感情を共有する。
静かな共鳴と共感が随所にある。
セリフもしゃべりすぎず、不自然に絶叫調で話すこともない。
いくらセットに巨費を投じようが、著名な作曲家が
音楽を担当しようが、それはあくまでも
過剰なパッケージにすぎず、要は
江戸の歴史や風俗に対する知識がほとんどない
市井の人が観て、はらりと落涙し
すがすがしい気持ちで・・・新たに生き直す
勇気を得て映画館を出られる・・・そんな作品こそが
秀逸な出来映えなのだと思うし、
藤沢作品にはその条件が揃っていると思う。

もちろん、プロデューサー、監督、演出家、キャスト、
衣装、メーク、大道具に小道具、撮影、音響、照明、効果
などなど、総合的に作り上げる人たちの才能と
努力によって作品は生かされているのだと思う。

大変偉そうなことをいってしまったが・・・
じゃあ、あんたはいい作品を書けるのかい?だなんていう
野暮な質問は、どうかご勘弁願いたい。
プロはやはりプロなのであり、私のように仕事の合間に
ちょろちょろっと文章を書く人間には、
到底無理な作業であることは重々承知している。
だがしかし、書きたい、書けるかもしれない、書ける・・・
と、あれこれ思い惑うのは私の自由ではないだろうか。
人様に迷惑をかける話ではないのだから、
せめて、それぐらいの道楽はお許しいただきたい。

真面目な話、私は改めて藤沢周平先生を
師と仰ぐ謙虚な気持ちになってる。
秀逸・傑出した作家だと思っている。

明日の10時の約束は、また延期になるのだろうか。
でも、朝はちゃんと起きなくては・・・ね。

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by hirune-neko | 2008-04-15 03:38 | 創作への道 | Comments(2)

いよいよ営業活動も終盤だ

明日の夕方、夙川にある産婦人科クリニックに行きます。
この7月に別の場所にも産婦人科を開業予定なので
多忙を極めていらっしゃいますが、なんとか時間を
いただけることになったんです。
そこまでで、今回の訪問先はすべて回ることになります。
今日の大阪は雨でした。
明日以降、引き続き関西に滞在して深追いするか、
一度撤収して、他地域の未訪問先に
コンタクトするかを明日中に判断しなければいけません。

こうしてワンルームマンションの部屋に閉じこもり
誰とも接触しないでいると・・・こんな日が
何日も続くと・・・おそらく徐々に
精神的パワーが低下するのだろうと実感しています。
あまり健康的ではないと思うんです。
何年も単身赴任しているお父さんたち、
本当にお疲れさまです。お察しします。

こちらに来て発見したのは、セブン・イレブンで
売られているあんドーナツがつぶあんであること。
全国の・・・首都圏・北海道ではすべて
こしあんなのに、なぜか大阪のは
つぶあんなんです。おそらく、和菓子でも
粒あんを好む人が多いんでしょうね。

話題があちゃこちゃになりますが、
今日の自炊メニューをご披露しても
なんの意味もないのは分かっていますが、
頭がそれ以上の話題を思いつかないので
お許しください。・・・朝食は抜きました。
昼は6枚切りの食パン・・・そういえば
関西のスーパーでは8枚切りの食パンは
とんと見かけません。ですから、
6枚切りの食パンにマーガリンを塗り、
薄いハム(薄井ハムというのはメーカーの名前ではないですよ)
ペラペラの薄いハムを4枚と切れてるチーズ
カマンベールチーズ入りを3枚並べて
即席のハムサンドを作りました。
マヨネーズもマスタードも用意がありませんでしたので
なんともひどい味でした。
それを成分無調整の豆乳でなんとか流し込みました。

夜は、いわしのみりん干しをフライパンであぶり、
電子レンジで温めてすぐ食べられるごはんに
スーパーで買った国内産100%小粒納豆を
どひゃっとかけてかき混ぜ、食しました。
それにホールコーンの缶詰を開けました。
めちゃくちゃな組み合わせですが、
栄養がどうとか、盛り合わせがどうとか
考える余裕がないんです。
その手の思考力はもともとないんです。
このままずるずると単身赴任の期間が延びたら、
大体想像がつくのですが、あれこれ
考えて買ってくるのが面倒になり、
電子レンジで温めるご飯パックと
お湯で暖めるレトルトカレー・・・
毎食この簡便な食事になるのは
まず間違いありません。
2年ほど前に、兵庫県に住む娘のところに
数ヶ月も居候したのですが、ものの見事に
エブリデー・ボンカレーな毎日でした。
食べられればいい・・・もう車にガソリンを
補給するのと一緒で、何かお腹にいれればいい・・・
生来不精者の私は、そこまで転落するのです。
血圧にも血糖値にも精神的にも
いいはずがありません。
でもさすがに、ペットフードまでには
手を出していません。
出していたら、今頃、夜な夜な遠吠えするか
夜行性になって深夜、塀の上を歩いていますよ。
北海道、東北、首都圏、関西・・・どの地域が
一番自分に合っているか・・・
それすら判断する気力がなくなっています。
危険状態の私は、もうまるで
昼寝ネコな生活パターンに落ち込んでいます。

どばたか救いの手を差し伸べてください。
あるいは、声援を送ってください。

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by hirune-neko | 2008-04-14 02:20 | 心の中のできごと | Comments(6)



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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