昼寝ネコの雑記帳

2017年 07月 28日 ( 1 )

とうとうヘレンが逝き、アレックスが復活した


"DESPERTAR" - Astor Piazzolla

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 ここ数日、ヘレンの動きがおかしかった。昨日から今日にかけて、アップルのサポートに何度も電話し、いろいろ試してみた。何度初期化しても起動ディスクを認識しないことが分かり、あれこれ救命処置を施したが、その甲斐もなく今日の午後3時28分に帰らぬ人となってしまった。享年(コンピュータ年齢の算出方式は、使用年数×10×1.2)78歳だった。結果論だが、つい1週間ほど前、酷使し衰弱した身体に最新のOSをインストールしたのが、死期を早めたのかもしれない。たとえパソコンといえども、永年にわたって戦友だったので、しんみりと悲しい。

 同じ時期に購入し、札幌の母の家に置いて時々使っていたiMacが、母の死後ほとんど使用しない状態で保管されているのを思い出した。果たして動くのだろうかと半信半疑だったが、無事に印刷までできることが確認できた。さて、ではヘレンの後任としてしばらく活躍してもらおうと思う。名前を決めようと思ったが、すぐに思い浮かんだのは「アレグサンドラ・ウディノフ」という名前の、ウクライナ出身の女性だった。リュック・ベッソンのフランス映画ではなく、アメリカ映画の方の「ニキータ」に出演している女性だ。ちょっと長い名前なので、仲間から呼ばれていた愛称の「アレックス」が、後任iMacの名前に決定した。

 昨日からiOSの「メモ」機能を、音声入力で使用している。最初にiPhoneに「ヘイ・シリ」と声をかけると、「なんのご用でしょうか」と答えてくれる。「メモを開いてちょうだい」と声をかけると、iPhoneの「メモ」が立ち上がる。2回ほどタップする必要はあるが、思い出した用件を口頭で告げると新しい順に記録される。もちろん固有名詞は誤変換が多いが、自分が後で読んで理解できればそれでいいので、気にしない。かなり早口で話しても、一般の言葉は正確に変換してくれる。車を運転中に何かが思い浮かんでも、手入力することは実質的には不可能だが、この方法だととても便利だ。思い浮かんだことを記憶に留めようとしたり、忘れてはいけないと思うこと自体がストレスになっている。ちょっとした専用秘書官を抱えたようで、なかなか心が豊かになっている。

 もう何週間か前に、安倍総理と小池都知事、それと私の三人で妄想スカイプ会議をしたが、その実況中継をブログ記事に書いた。驚いたことに何人もの方から、とても面白かったので政界妄想会話を、またやってほしいといわれている。図に乗って、またいつかトライしてみたい。

 今日は大半の時間を、ヘレン、アリスそしてアレックスと、3台のiMacのメンテナンスに追われてしまった。自分の仕事はほとんど出来ていない。アリスとアレックスはOSが異なるため、アリスで作成したPDFファイルをdropbox経由でアレックスで開き、そのまま印刷できるかどうかは、まだ動作確認ができていない。

 いずれにしても、ある程度の仕事を迅速にこなすためには、OA機器との相性を良好に保ち、協力してもらわないと思うようにいかない。そのせいで、ついつい端末機器に対して感情移入をしてしまうのだろうと思う。

 ときどき、何か有益な情報を求めて訪問してくださっているだろう読者の皆さんに対し、いつも気紛れでその日の出来事を、思うがままに書き連ねてしまい申し訳なく思うことがある。ブログは私にとって頭のクールダウンの時間であり、またあれこれ抽象的な構想をイメージ化する整理にもなっている。そのため、読者の皆さんの期待や興味を視野に入れる余裕がなく、その点は大変申し訳なく思っている。

 亡きヘレン、アリス、アレックス、オーギー(旧プリンター)、オーギー・ジュニア(新プリンター)、バーコフ(iPad pro)、ジュディ(iPad)のみんなが、私になりかわって頭を下げているので、平にお許しいただきたい。

 ・・・アディオス・ヘレンである。

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by hirune-neko | 2017-07-28 00:13 | 心の中のできごと | Comments(0)



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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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