昼寝ネコの雑記帳

昼寝ネコの「大人の恋愛講座」Uターン禁止編

c0115242_2041531.jpg


(これもカトリ〜ヌ・笠井さんの作品です。専門職・キャリアウーマン。夫ある身でありながら、妻子ある男性と恋に落ち、泣く泣く私情を捨てたその目に飛び込んできたのは「Uターン禁止」の道路標識でした。おお、かわいちょかわいちょ・・・といいつつ、ちっとも同情していない)

愛し合っていれば、一緒に暮らせばいい、
というのは、いささか短絡的な発想ではある。
人間関係が複雑になり、それに連れてプロセスも多様になる。
つまり、仕事上で知り合った人に対し、
人間的な好意が高じて、いつの間にか
尊敬が信頼感に変容し、気がついてみたら
お互いに必要としあう特別な関係になっていた・・・
さらに気がついてみたら、世間的には
許容されない・・・つまり相手には妻子があったり
既婚女性だったり、とまあなかなか難しい状況に
なってしまうことが、世間ではままあるようである。
フランスの大統領に元大統領、別の意味でいえば
ニューヨークの元市長しかり・・・しかりしこうして
これらは氷山の一角であり、実態はドラマもどきの
苦悩が、至る所で演じられているのであろう。

したがって、愛し合っているからこそ、別れという
苦しい選択をしなくてはいけないこともある。
相手の人生の充実と平安と幸福のために、である。
男性と女性・・・が一般的だが、もちろん例外もあるようだ。
その男性と女性が、嫉妬心や猜疑心を排して
純粋に相手のこれからの人生を大切に考え、
普通の関係に戻す、という決断には
相当な寛容さと意思力と、さらにいえば
分別が伴うものと想像するのだが、どうだろうか。
かえってそういう自制された人間の希有な特性に
賛辞を贈りたくなってしまう。
これは決して、サル山のボス猿の愛憎劇には起こりえず、
やはり人間特有の、ある種の理性的な
判断によるものなのだろう。
もちろん公にできる性質のものではないが、
ノーベル恋愛賞というものも創設し、
世界中の大人たちが競って理知的になるよう
仕向けてはどうだろうか・・・無理だろうなあ。

年末が締め切りの時代小説に、
つい先日までは応募する気になっていた。
江戸時代に、伊達藩から江戸城下に移り住んだ武士の一家。
次男の恋愛感情と、家の事情による別れの決断。
最後に知った、相手の女性の深い愛情・・・。
とまあ、自分ではなかなかいい筋立てだと思っているが
ここ数ヶ月は仕事から目を離せない大事な時期なので
残念ながら中断することに決めた。
藤沢周平の作品を想起させる、
なかなか深い味わいの心理描写だと評してくれる人は、
当然いるわけがない。
だってまだ作品として完成していないのだから。
だから、この賛辞は自画自賛に過ぎない。
でもいつか、完成させたいという希望は持っている。
題して「江戸の恋愛Uターン禁止」である。
・・・アホかいな。

「ふむふむ・・・」と思われなくても、クリックをお願いします。
実際、最近は皆さまの応援が、励みになっているのです。

人気blogランキング
c0115242_311088.gif
[PR]
by hirune-neko | 2008-07-21 20:44 | 現実的なお話し | Comments(0)
<< ハハハ、とうとうやってしまいました 昼寝ネコの「大人の恋愛講座」進... >>



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
検索
ライフログ
最新の記事
最新のコメント
Nonnieさん ..
by hirune-neko at 11:53
きいろ香さん ひさ..
by hirune-neko at 02:12
ご無沙汰しています。 ..
by きいろ香 at 22:59
causalさん ..
by hirune-neko at 00:28
causal さん ..
by hirune-neko at 00:18
記事ランキング
以前の記事
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
お気に入りブログ
ファン
ブログパーツ