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昼寝ネコの雑記帳

長き不在から戻りました

お帰りなさい・・・ただいま帰りました。
営業の旅行でしたが、その成果はまずまずで
いずれにしても即日即決ということのあり得ない
今後のフォローが必要な状況です。

今回は函館が長く、最初は
カーナビを離せずにいましたが
徐々に土地勘が育ちました。
函館の印象を一言でいうと・・・原色の無い街。
それと歴史を感じさせる街でもあります。
仕事の合間に、市内の主立った場所を巡り歩き、
大沼とトラピスト修道院にも行きました。
トラピストにはある種の畏敬の念を感じました。
長い並木道を通り抜け、車を降りると
その先は雪に埋もれて長く続く上り坂。
途中で息を整えてまた上り始め、
上り切った正門の前で振り向くと、
並木道のはるか向こうには
津軽海峡の水平線が見え、
修道院の敷地一帯の景観は、まるで異国の地でした。
100年以上前にフランスから渡来して
開墾した苦労を思い、ふと、かつて観た
「薔薇の名前」という映画を思い起こしました。

路面電車のある街、函館。
人生の終わりを見つめて生きる女の住む街、
大沼のクロフォード・インや元町の洋館・・・
小樽や室蘭、横浜・神戸とは
また違った景観の港町でした。

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by hirune-neko | 2008-02-21 21:53 | Comments(8)
Commented by フォアグラ肝臓 at 2008-02-21 22:06 x
お帰りなさいませ。私も今日江戸から出張を終えて帰ってきました。
函館は、幼稚園児の頃、中学の修学旅行、高校の修学旅行の通過点と、3回行った事があります。函館山には3回とも行きました。
幼稚園の時には、トラピスチヌ修道院と、タバコ工場見学もしました。
あの工場は今もあるのかどうか分かりませんが、中は異様に臭かった思い出があります。なんせ子どもでしたから^^;
その子どもが20年後には60本/日のヘビースモーカーを経て、30年後に脂肪肝になるとはマリア様も予言出来なかったでしょう。
Commented by hirune-neko at 2008-02-21 22:32
>フォアグラ肝臓さん

おや、参勤交代でしたか?
東京には良くいらっしゃるんでしょうか。
お嬢さん、合格おめでとうございました。
でも、お嬢さんのためにも、お酒か煙草の
せめてどちらかひとつは控えた方がいいのでは・・・
余計なことではありますが。
トーナメント、またチャレンジしてくださいね。
Commented by 君の名は at 2008-02-21 23:35 x
お疲れ様でした。
函館も雪が多い事だったでしょうね。

トラピスト修道院・・塀の中で労働と祈り、そして寡黙な人々の
暮らしを詮索してはいけないもの、と幼いころの私の認識でした。

ソーセージの有名なお店には行きませんでしたか?たしかオランダの方が開いているはず??でしたが・・

Commented by hirune-neko at 2008-02-21 23:43
>君の名はさん

ソーセージですか?元町ではないですか?
だったらドイツ人と聞きましたが、
オランダ人なんでしょうか。
とにかく、3人の親戚を乗せて走ったんですが、
五稜郭タワー上りますか?いえ、結構です。
ゴンドラに乗ってみますか?いえ、結構です。
ちょっと降りてみますか?いえ、結構です。
中に入ってみますか?いえ、結構です。
こんな感じで、悪いとは思いつつ
あまり興味を持てませんでした。
お菓子屋さんなら入ったかもしれません。
帰路、札幌市内のmorimotoで
とうとうクリームドーナツを買ってしまいました。
Commented by 天然木 at 2008-02-22 00:09 x
ははは笑えます。
ご親戚は多分お年寄り?かな・・
でしたら、戦争体験者、高所恐怖症、閉所恐怖症だったんでしょうネ。
大目に見てあげてくださいまし。
Commented by hirune-neko at 2008-02-22 09:23
>天然木さん

「いえ、結構です」と言って無精だったのは
私の方なんです。億劫で。
親戚は78歳の男性、64歳の女性、
55歳の女性でした。
私のためにガイドをしてくれたんですが、
次にどっちの道を通ろうかで、
いつも小さな議論があり、運転する方としては
困ったものでした。
Commented by バオバブ at 2008-02-22 10:03 x
身体の調子はいかがでしょう?
どよ~~~~んと後になって疲労感がましてくるんですよね?
でもご無事でなによりです。

わたくしは函館のトラピスチヌの方は行った事がありますが、
あまり記憶に残ってはいません。
ただ、10月だというのに雪がはらはら降っていたという事。
マリア様の絵を2枚買ってきた・・・事。

今は、その絵はカトリ~ヌの玄関に飾ってあります。
それもハッピーカムカム達のお隣に・・・
??????宗教的には何の問題もないのでしょうかねぇ~!
Commented by hirune-neko at 2008-02-22 11:08
>バオバブさん

ご心配、有難うございます。
なんとか、今朝から普通に活動しています。
修道院生活は、外部から想像するしかないのですが
神聖な部分と人間的な部分が混在しているだろうと
想像しています。あまりにも世俗から隔絶されすぎるのも
どうかなと感じました。私は到底無理なライフスタイルだなと
そう思います。多分、イヌやネコを飼ったとしても
・・・まあ、順応するんでしょうね。
エサさえ与えられていれば。
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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