三重苦のコンディションで1日を過ごしている 朝から足の裏に断続的に激痛が走っている。こういう時は、しっかり歩いた方がいと考え、無理して約5,000歩を歩いた。しかし、相変わらず断続的に痛みが襲ってくる。それと同時に、どういうわけか背中やお腹、太ももなどがかゆくなってしまい、血が出るのではないかと思うほど掻きむしった。あまりにもイライラするので、小袋に入っていたせんべいを口に放り込み、バリボリと食べたら、今度は歯に激痛が走った。こんなにひどいコンディションは初めてである。しかし仕事を中断するわけにいかず、なんとか夜までやりすごした。 こんなコンディションの時は椅子に座ってiMacと向き合うのも辛い。今はこうして布団に入り、仰向けになって胸にiPad Proを載せ、音声変換で文章を作成している。まるで寝たきり老人のリハーサルをしているようなものだ。身体のどこにも痛みがなく、かゆみもない健康な状態というのが、どれほどありがたいものか、と痛感している。ただひたすら、痛みが遠のいてくれるのをじっと待っている。 再認識するまでもないが、断続的な激痛というのは集中力がズタズタになってしまい、全く仕事にならない。自分の身体なので、激痛の原因についてつらつらと考えてみた。寒さのせいで血管が収縮してしまい、それに血行不良が重なったようなイメージだ。いずれにしても普段からの運動不足が主たる原因だろうと思っている。改めて反省している。 このような体調のときには、どんな音楽を聴くのが一番負担にならないか考えてみた。やはり重々しい曲想や難解なものは受け付けないようだ。結局は、Stacey Kentの歌をぼんやりと聴いている。 そういえば最近、遠く過ぎ去りし過去の出来事で、自責の念を感じる様々な行為が次々と思い出される。判断力、自制心、倫理観などが若気の至りで欠如していたことは明らかだ。しかし、ものは考えようで、自分自身が完全無欠ではなく、欠点だらけの人間だと自覚できるなら、人の過ちに対してもある程度は寛大になれる。その意味で、過去の負債を背負いつつ、それを善意の動機として、自分自身の精神的滋養にしたいと思っている。少しは老成してきているのかなという気もする。 自分の戸籍上の年齢を意識すると、次第に暗鬱な気持ちになってしまう。余命が無尽蔵にあると錯覚せず、現実的な危機管理も視野に入れる必要がありそうだ。しかし、客観的に自分の構想を自己評価すると、やはり時間は無限に与えられているかのような、おめでたい錯覚をしているような気もする。もう少し現実を視野に入れて、年齢相応の対応をしなければいけないと反省してる。 足裏の激痛も完治はしていないものの、かなり和らいだような気がする。アロマオイルを擦り込んだのが良かったのかもしれない。こんなコンディションは、一日だけにしてもらいたいものだ。
by hirune-neko
| 2017-12-12 00:34
| 心の中のできごと
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・1951年
小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。 ・1969年 中央大学経済学部入学 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。 ・1974年 同大学卒業 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。 ・2006年 現在に至る プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。 ・2010年 宇宙の旅 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。 ・現在 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。 お気に入りブログ
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