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昼寝ネコの雑記帳

珍しく体調の良くない一日で終わった


Astor Piazzolla - Romance Del Diablo

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 かなり以前からなのだが、椅子に座って30分も経たないうちに背中の筋がひどく凝ってしまい、座っているのが辛くなってしまう。腰痛用のゴムベルトを胸に巻いて、なんとかだましだまし仕事をしている。重症の時は心臓から力が抜ける感じで、じっとしていないと不安になってしまう。やむを得ず床に背中をつけて、仰向けになると楽になる。何もしないでいると時間がもったいないので、胸の上にiPadを立て掛けいろいろなサイトを閲覧するのが習慣になっている。

 昨晩は十分に睡眠をとったはずなのに、どうも体調が良くない。少し休んでから、外に出て歩いた方が体に良いだろうと考え、40分ほど歩いてきた。歩いている最中は体も快調だったのだが、部屋に戻ると全身が重く心臓と脳に不調を感じてしまった。無理は禁物だと思い、やはりまた仰向けになって背中を床につけた。最後の最後まで体調不良の1日だったので、焦ることをせずゆったりと過ごすことにした。

 改めて思ったのだが、体調が思わしくないと弱気になったり不安になったりする。これまですでに3000年を生きてきたと思っているので、もう後1000年程度は生きるのだろうと漠然と考えてきた。しかし、こんな時は人間らしい発想に戻り、自分の寿命が有限であり、しかもそんなに長くは生きられないかもしれないと、つい弱気になってしまう。

 サルトルかカミュに「神と悪魔」というタイトルの作品があったような気がする。フランス語の綴りは思い出せないが確か、ル・ディアブル・エ・ボン・デューだったように思う。(調べたらサルトルの作品でLe Diable et le bon Dieuだった)

 ピアソラの作品にも天使の組曲と悪魔の組曲がある。天で大きな論争があり、後にキリストとなったエホバとサタンとなったルシフェルが対立した、というのがキリスト教の教えである。サタンすなわち悪魔と、それに従った悪霊は、この地上の善人の神聖な使命を知り、それをことごとく邪魔しようとする。神学上の解釈だけでなく、実際に神と悪魔が存在するならば、人間には目に見えずまた耳に聞こえないところで、熾烈な争いが繰り広げられている事だろう。

 私は単純に、子育て中のご家庭が無事、安全、健康、平和に過ごしていただくことを願い、いろいろな提案を準備している。そのことが悪魔にとって目障りであり、私たちのやろうとしていることが邪魔な存在ならば、いろいろな形で妨害してくるのだろう・・・と、そんなことを考えていた。

 いろいろな資料を読むと、北朝鮮の人たちはさぞかし不安に思っていることだろう。日本から拉致され、現在も北朝鮮で暮らす人たちは、どのような思いだろうか。人間としてあらゆる意味で不自由な生活を強いられ、いつ始まるかもしれない戦争の恐怖に耐えて毎日を送っているのだろう。驚いたことに、北朝鮮の軍隊の食糧事情がとても悪いらしく、栄養失調の兵士が多いと書かれていた。

 創造主のように人間を超越した存在があるならば、多くの人々を苦しめる状況をいつまで放置されるのだろうか、と思ってしまう。おそらくそこには、人間の理解が及ばないような計画があるのかもしれない。

 私は日本で、少し体調が良くないと思えば、このように仰向けに寝そべり、のんびりと文章を書いている。食欲がないと思えば、袋からせんべいを取り出し、バリボリと食べることもできる。戦争の恐怖を感じ、食糧事情もおそらくは不安定であろう北朝鮮の人たち。隣接する韓国も、中国からの経済的な制裁を受け財閥企業と言えど、辛酸をなめているようだ。韓国の若者たちは、将来に希望を持つことができず、自虐的に「ヘル・コリア(地獄の韓国)」と呼び、国外に出ようと希望する人が多いと聞いている。

 最近は疎遠になっているが、ある団体で知り合った韓国系の知人男性がいる。韓国人女性と結婚し、記憶では4人の子供を持ったが、その後離婚し現在は何をしているのか音信不通である。お嬢さんが近くの美容室で働いていると聞いたので、家内が何度か通ってなじみ客になったが、今は離れた店で働いているようだ。

 現実世界では、国境や国籍、人種は厳然と存在する。しかし、昨日記したように神学的世界では、神のもとに全人類は兄弟・姉妹であり同胞である。旧約聖書の時代から、いろいろな血統の故に戦いがあり侵略があった。現実社会でも、それぞれの国が国家と国民を守るため、あらゆる手段を講じている。したがって国家安全保障のためのインテリジェンスは不可欠である。敵国からの工作活動、諜報活動、侵略行動に対しては断固として対峙する必要があるのは当然だ。とても難しいことだとは思うが、その一方で、どの国にも善良な人たちが多く存在することを忘れてはいけないと思う。もちろん、工作員と善良な人々を英邁に峻別することは、なかなか困難な作業だと思う。

 当初から一貫して変わらないスタンスだが、どの国籍人種だろうが、人間的に信頼のおける方とは普通にお付き合いさせていただいている。いろいろな国々の方たちとの交流がある。

 血を流して戦う戦争は悲惨なものだ。一方で、もし地球全体が平和裡に平定される環境が訪れるとしたら、憎しみは友情に、呪いは慈悲に変わり、国境は姿を消し、人種による偏見や敵対心は消滅していることだろう。
 「神学的なインテリジェンス」というのは、現存する緊迫した事象とは別に、そのような文字通り平和な世界が訪れる可能性を視野に入れ、極めて人間的な感情論も併存させる必要がある、という視点から思い浮かんだものだ。

 掲出した曲は、ピアソラの作品でRomance Del Diablo・悪魔のロマンス、という曲だ。何年も前にこの曲を取り上げたことがある。
 創世の時代から流血と恐怖によって人間を支配し、人間的な道から破滅へと誘導してきたサタンが、これまでの自分の人生を虚しく思い返し、重苦しい徒労感に苛まれながら独り落涙する・・・ピアソラは、ある種の神学的なインスピレーションを受けて、悪魔の中の「人間性の覚醒」を、音楽的に表現したのではないかと、確かそのように記述したはずだ。

 私のような年齢になってから、ビジネスベースからは大きく外れるようなプロジェクトを、本格的に構築しようとしている。カーネル・サンダースは、60歳を過ぎてからケンタッキーフライドチキンを創業したと聞いている。今では世界に拡がる大事業になっている。ビジネスとしては大成功だろう。

 一方の私は、売り上げや原価、採算、マーケティングなどという尺度を持たず、ただひたすら一家族でも、あるいは一人でも多くの皆さんが、健康・安全・平和な環境の中で生活し、真に実りある人生を目指していただくのを見届けたい。それだけである。事業家やビジネスマンの皆さんの目には、私のような発想の人間は奇人・変人あるいは狂気の人間と映るだろう。3000年を生きてきたと思い込んでいるネコ、あるいは人間としての人生観であり価値観でもある。

 10年経過しても、あるいは1世紀を経ても、さらにいうと永遠にわたって廃れない価値観を、目に見える形で提示し続けて行きたいと思っている。・・・またiPadプロの音声入力の限界領域を超えてしまったので、iMacのアリスに手伝ってもらい、今日の原稿をこれで終わることにする。


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by hirune-neko | 2017-09-14 00:58 | 心の中のできごと | Comments(0)
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

by hirune-neko
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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