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昼寝ネコの雑記帳

必要とする人が存在すると実感することができた


Astor Piazzolla - Romance Del Diablo

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 私の構想を知って、コンタクトしてきた女性がいる。数世代前の祖先が朝鮮半島から渡日し、日本に帰化した家系だという。過日のブログで具体的に既述した、日韓有事の際の顛末予測に興味があるという話だった。

 一連のファミリー・インテリジェンス手法の概要を聞いて、そのような視点で構想を持っていることに驚いたといっていた。ご自身も、日韓あるいは日朝有事の際に、どのように扱われるのかが気になっていたそうだ。立場上、切実な必要性を感じて当然なので、少しでも役立つ情報を提供したいと思っている。初対面であれば、なりすましを懸念するが、以前からの知り合いなので心配していない。

 今日はたまたま、北朝鮮が地下核実験を行ったというニュースが飛び交った。しかし、鳥越俊太郎さんと話したらきっと、「いやあ昼寝ネコさん、それは妄想ですよ。外国の軍隊が攻めてくるなんて、起きるわけがないですよ」と、一笑に付されるに違いない。

 私の神経はすっかり太くなっているようで、人から冷笑されようが嘲笑されようが、一向に気にならない。腹も立たないし反論もしない。聞く耳を持つ人たちだけが、聞いてくれればいいと思っている。ある種の達観である。

 大学院で「インテリジェンス」の授業を受けたとき、初めて「インテリジェンス・コミュニティ」という言葉を耳にした。ほんの短時間の説明だったので正確には憶えていないが、いわゆる国家安全保障会議を構成する組織がどのような種類か、という意味だったと思う。アメリカとイギリスは両方とも国家安全保障会議・NSC:という表現を用いている。日本も同様だ。しかし、構成組織は異なる。

 また、「インテリジェンス・サイクル」という言葉の意味も教えてもらった。各組織が得た情報を分析するが、その結果を直接国家安全保障会議・NSCに提出するか、あるいは事前に組織横断的に検証し合うか、という意味だったはずだ。

 私が創り上げようとしているのは、国家安全保障のための情報機関ではなく、個人と家族の絆・安全・健康、さらには国内外の情勢分析を行い、判断材料を提供する。それに加えて、感性を育んでいただける機会を提供する。各家庭の判断力や洞察力が高まれば、そしてそのような家庭が増えるなら、間接的に民間防衛にもつながるという、実に気の長い構想である。しかし、選挙での意思表示を通じ、絶対的に国家の方向性に大きな影響を与える。国家の方向性を決めるのに、これ以上確実な方法があるだろうか。

 基本的には公開情報の収集と分析に依存する、いわゆるOSINT情報(Open Source Intelligence)という手法が大部分になる。主たる目的は、外国政府や情報機関の影響下にあると懸念される報道を排除し、できるだけ実態に近い情報の提供を目指す。従って、最終判断者はあくまでも会員の皆さんということになる。

 所有しているiPadプロに「バーコフ」と名付けているが、どのテレビドラマだったか忘れてしまった。確認のため、保存していたリストを頼りに閲覧してみた。最初に見たのはNIKITAだったが、ビンゴだった。改めて、なかなかできのいいプロットだと思った。

 こんな風に、公の場で情報機関の設立を目指すことを宣言するなんて・・・と思う人もいるだろう。私は政府に対する情報提供ではなく、あくまでも個人や家庭が対象だ。秘密工作や非合法活動はありえない。つまり、盗聴・盗撮、さらには暗殺・拷問・拉致などとはまったく無縁のことを考えている。

 しかし先例がないだけに、困難さは伴っている。健全な家庭運営、平和で安全・健全な社会環境。その延長線上には堅固で平安な国家が見えてくる。そこには何の秘密もないので、基本的には一般公開の情報機関である。

 ここまで来れば、自分自身も単なる妄想ではなく、現実の施策だと思えるようになっている。しかし、やはりイメージの世界に存在した構想を現実化するためには、妄想力や想像力の力を借りなければならない。その意味で、一連のCovert Affairs、NIKITA、Twenty-Fourなど、情報機関を題材にしたテレビドラマは、濃厚な疑似体験としてとても役に立っている。

 初めて日本人あるいは外国人と対面したとき、その人の背後に工作員や情報員の可能性があるかどうかを見分ける、自分自身の嗅覚・感性・洞察力にはかなりの信頼を置いている。かれこれ三千年も生きてきて、いろいろな国籍の人たちに接してきたのだから、その程度の資質が具わっても当然なのではないだろうか。

 鳥越俊太郎さんに冷笑・嘲笑されたとしても仕方がないだろうと思う。私の背後にはネコネットがあり、世界中のネコからの情報が
集まってくる。自分自身が現実世界に存在しつつも、本当は実体のない架空の存在ではないかと思うこともある。つまり、すでにこの世の存在ではなくなっているのに、何かのミッションを与えられて現実世界と架空世界を頻繁に往来しているのかもしれない。、と感じることがある。

 自分でも自分のことをよく理解・把握することができなくなってしまっている。まあ、広い世の中だから私のような人間くさいネコが、一匹ぐらいいてもご容赦いただきたい。


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by hirune-neko | 2017-09-04 00:50 | インテリジェンス | Comments(0)
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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