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昼寝ネコの雑記帳

家出ではない、ちょっと旅に出るだけだ


北欧音楽


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 いつものようにインクジェット・プリンターで印刷したが、色が薄い。ヘッドクリーニングを試したが、状況に変化がない。もうかなりの年数にわたって酷使しているので、寿命ではないかと三男が言う。そうかもしれない。しかし一応念のためと考え、キャノンのサポートに電話して相談した。専門部署から電話を待ったが、外出時間になってしまったので、留守中、三男に応対を頼んだ。帰社して様子を聞いたが、やはりどうやら寿命のようだ。プリンターには、オーギーという名前を付けていたが、明日届く予定の同機種のプリンターも、やはりオーギーと呼ぶことにしようと思う。

 今日、久しぶりにギターのレッスンに行った。いつも先生の前で弾く練習曲のアルペジオは、頭で反芻してみたが途中で途切れてしまっていた。ちゃんと弾ける自信は無かったが、完璧ではないものの、かろうじて指が憶えていたようで、途中でつっかえながらも、最後まで弾くことができた。相変わらず進歩のない落第生徒である。帰り際に、先生からマスタークラス受講でイタリアにいらっしゃったお土産に、去年と同じイタリア製のネコのカレンダーをいただいた。こうして見ると、世界のどこの国に行っても、ネコはネコなのだと改めて思った。少しばかりネコ禁断症状が治まった感じがする。
 なかなかピアソラのオブリヴィオンが進展しない。先生曰く、難曲だそうだ。別の曲、2曲を推薦していただいた。バーデン・パウエルの「名前のないワルツ」(Valsa Sem Nome)、それとレオ・ブロウエルの「11月のある日」(Dia de Noviembre)だ。いずれも、すぐに弾けるなどとは思っていないが、ピアソラの曲よりは弾きやすいのだろう。乾燥しきった脳にも休養を与え、音楽的な別空間を創って避難場所にしたいと思っている。(深代朋子先生、有難うございました。)

家出ではない、ちょっと旅に出るだけだ_c0115242_01041616.jpg
 原因不明なのだが・・・もちろん原因はあるはずだが・・・なんといえばいいのだろうか。現実から押し出されてしまったような感じで、すっかり集中力と積極的な気持ちが失せてしまった。では、現実を離れて旅行に行こうと考えた。さて、どこに行こうかと、改めて考えてみた。シベリア、モスクワ、昔のレニングラード(今現在の名前が思い出せない)、東ヨーロッパ、そして北欧を思い浮かべた。いずれも一度も行ったことがない。現実問題として、何日も留守をして仕事に穴を空けることは出来ない。ではせめて、各国の街並みをYouTubeの動画で眺め、旅行に行った気分になろうと考えた。

 私だって人間である・・・正確に言うと人間として過ごす時間が長い。やはりたまには現実を離れることも必要なのだろうと思った。どこまでも迷路を突き進み、疲労とストレスを溜め込んでいると、徐々に効率も悪くなる。

 そう考えながら、気の向くままにYouTubeの動画を観ていたら、スウェーデン映画の予告編と出会った。短いので最後まで観てみた。ほんの数分なのに、肩から力が抜け、心の重荷も軽くなったように感じた。初めて知った映画なので、いつ公開されたのかすら知らない。でも、探して観てみたいと思った。

 まだまだ旅に出る余裕はないが、せめて映画の世界に入り込んで自分自身を再起動したいと思う。

 ふと考えてみたのだが、先週ある方からボランティアで協力してほしいという依頼を受けている。これがまた数年がかりで、しかも壮大なプロジェクトである。私の個人的な見解だが、ボランティアの領域を遙かに超えるハードな内容である。地域も全国にまたがるし、海外の教育機関との提携もある。さらには政府機関や一般企業・団体との調整も発生する。お断りするのは申し訳ないと思うが、さりとて全面的に引き受けるとなると、どれだけの時間と労力を必要とするか、見当もつかないぐらいの内容なのだ。決して安請け合いはできないと考えているところだ。そんなこんなで、少々気が重くなっているのかもしれない。決して極端な表現ではなく、全面的に事務局部分を引き受けるだけでも、自殺行為ではないかと思っている。

 自分の実年齢は気に留めないようにしているが、さすがにいつかは寿命が尽きる身体なので、手当たり次第、自分の中に詰め込むのは自重しなければ、最悪の場合皆さんにご迷惑をかけることになってしまうと思っている。・・・そう思いつつも、まだ迷っているアホな私が自分の中に同居している。


スウェーデン映画史上記録に残る大ヒット/映画『幸せなひとりぼっち』予告編


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by hirune-neko | 2017-06-27 23:57 | 心の中のできごと | Comments(0)
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

by hirune-neko
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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