昼寝ネコの雑記帳

Still Waters Run Deep


Bill Evans - Like Someone in Love


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 今日、久しぶりにある男性に会った。ここに詳細は書けないが、華麗なる経歴の方で、個人的な能力もかなり高い人だ。

 ごく最近、社団法人を立ち上げて事務局長をしているという。私ごときの知識では、とても理解できないような難解な領域で、新しいことを始めようとしている。メンバーはほとんどが大学の先生だと言っていた。

 私より、少しは年上のはずだが、なかなか精力的だ。8月には、二人目のお孫さんが生まれるという。我が社の名入り絵本「大切なわが子へ」を、そのときに両方のお孫さんにプレゼントしたいと申し出てくれた。

 ここには書けないと書いたが、彼は日銀の元ニューヨーク支店長だったそうで、退職後にボランティア団体の事務局長をされていたときに、知り合いになった。初対面の時から、かなり切れる人だという印象を持っている。

 この年齢から、難解で実験的な発想に基づいて新しい分野に踏み出そうとしている・・・そんな彼と対面し、改めて私は、自分が対極の道を歩んでいると感じた。

 今の私は、まだ試行錯誤段階ではあるが、方向性も到達点も明確になっている。ある段階までは先頭に立って構築するが、到達点からは徐々に距離を置いて、自分だけの時間を大事に過ごしたいと考えている。

 自分だけの時間で・・・つまり電話や即対応の必要性があるメール、来客、外出しての打ち合わせ・・・などで中断されない時間で、知識欲を満たし、文章を書きたいと思っている。短編作品やエッセイなどだ。おそらくは、長編作品に挑戦することはそんなにないだろうと予測している。

 書いていればそれだけで満足であり、ベストセラー作家や、ミリオンセラー作家、各種の文学賞作家というのは、くれれば有難くもらう、という程度のものであって、書くこと自体に充実感を感じる・・・だろうと想像している。しかし、案外そのような生活に埋没してみると、外の世界が恋しくなるのかもしれないが・・・これまでの生き方を振り返ってみると、ますそれはないだろうと思っている。

 旅先の風景に溶け込むような存在の旅人となり、視界に入る街並みや行き交う人々の表情と、歴史的風景が交錯して、登場人物がイメージの中に出現するだろうと想像している。

 川の流れにも色々ある。激流と呼ばれるように、水しぶきを上げて激しく流れる渓流もあれば、表面は穏やかに静かに、ゆっくりと流れているように見えて、底知れぬ深みの川もある。それはある種の大河だろうか。「Still Waters Run Deep」とは、その名が表しているように、一見すると流れていないように見えても、懐深く水を湛えている・・・日本語ではどう訳せばいいのか分からないが・・・ゆったりと流れる河は、底深く水を湛えている?・・・表面的にはどのように見られるかを気にせずに、深く静かに流れる大河のような生き方こそが、自分に合っていると再認識した一日だった。

 午後から夜まで、全力疾走で駆け抜けたような一日だった。4種類の製作物を印刷会社に下版し、たった今、最後のデータチェック終了の連絡があった。24時間、電話で応対してくれるので、とても助かっている。

 いつもより早い時間に、ブログも書き終えた。これからインターネットの将棋対局場に行こうなどということは考えないようにしようと思うが、自制心の要ることだ。昨日、ずっと低いレートの相手に負けた悔しさが、まだ残っている。


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by hirune-neko | 2017-06-16 23:44 | 心の中のできごと | Comments(0)
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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