昼寝ネコの雑記帳

反論される方が多いかも知れないが・・・


"Tzigane Tango"/ASTOR PIAZZOLLA Y SU ORQUESTA


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 最近になって急激に、多くのメディアやブログが北朝鮮問題の核心について報じるようになった。アメリカ・トランプ大統領と、中国・習近平総書記のギリギリの駆け引きも、報道されている。国際政治ならではの、軍事・経済・外交が複雑に錯綜した終盤の寄せ合いなのだろう。

 既に報じられているように、通常ミサイル、核ミサイル、サリンガス、無差別テロなどの言葉が氾濫している。ここまで大々的に報じられると、不安感を抱かない人はほとんどないだろうと思う。

 アメリカの総攻撃が秒読みだとか、北朝鮮の先制攻撃があるだとか、国内に潜伏している工作員が無差別テロを起こすとか、多くの人の耳目がそこに集中されているだろう。それは当然のことではあるが、そのようなときには、ある種の視野狭窄に陥ってしまいがちだ。

 つまり、簡潔に言うならば不安感、恐怖感、義憤などが心の領域をほとんど占有してしまい、感情的になったり冷静さを失ったり、さらに言うと正常な判断能力が低下してしまう可能性もある。

 人間であれば、誰しも理不尽な行動に対しては怒りを感じると思う。

 あくまでも映画やテレビドラマでの話である。ある作品で、アメリカの議会小委員会が承認した、コソボのある人物に対する暗殺指令がテーマになっている。工作員がコソボに侵入し、相手が家に帰ったのを確認して爆殺した。しかしその時、旅先で体調を崩し予定を切り上げて早く帰ってきた娘と妻がその家にいた。全員が爆殺されたことになる。

 しかし実際に犠牲者となったのは、妻と娘だけであり本人は無事だった。なぜならば、暗殺計画を察知していたので家に入っていたのは替え玉だったからだ。

 それから2年が経った。当時のアメリカ議会小委員会の委員長が、アメリカ合衆国大統領の候補となり予備選挙が行われていた。その大統領の暗殺計画が、24時間以内に実行されるという情報を得た。そこで担当させられたのは、カウンター・ テロ ・ユニットのLAチーフであるジャック・バウワーで、このドラマの主人公でもある。ジャック・バウワーはコソボ爆殺計画の指令を実行した中心人物だった。

 そのため、爆殺されたはずの当人とその息子たちが、アメリカ大統領候補及びジャック・バウワーとその妻子に復讐するために暗殺計画を立案した。これはテレビドラマ24(Twenty Four)の、シーズン1のストーリーの概要である。

 別にドラマの内容解説をしようと思ったわけではない。しかし、今日ある本を読んでいて印象に残った言葉がある。宗教家の言葉ではあるが、「信仰は、この世界を善と平和で満たすことができる。信仰は憎しみを愛に、敵を友に変えることができる」と述べていた。

 歯には歯を、目には目を、という旧約時代の考え方とは大きく異なる。数日前にコメントを書き込んでくださったkonronさんと、やりとりをした。彼によれば、イスラムの教えの根底には旧約聖書があるという。一方で、キリスト教の教えによれば、自分を憎む人のために祈りなさい、と勧められている。

 映画やテレビドラマだから、愛する家族を殺害された復讐心に燃えて、実際に拉致し拷問にかけ、最終的には殺害する。そのような緊迫したシーンがなければ、視聴率を高められないので苦心して作り上げたストーリーだとは思う。

 映画やテレビドラマの世界でなくても、日本と日本人はどうやら向こう千年間は恨まれ続ける状況にあるようだ。したがって、憎き日本と日本人には恨みを晴らして当然だ、それが愛国心だ、という教えを小さい頃から脳内に刷り込んでいる国もある。

 何度も繰り返し述べていることだが、私自身は相手の国籍や人種によって忌避したりはしない。もちろん人間関係なので、相手に虚言癖があったり、信頼のおけない人物だと思えば、その時点で距離を取ることはある。

 一方で、いろいろな手段を講じて理不尽な特権を確保したり、あるいは社会のいろいろな分野で籠絡・浸透を図り工作をする・ ・ ・このような行動は、明らかに日本の国家転覆もしくは属国化して支配しようとする意図の延長線上にある。私たち一般国民の平和と安全のために、そのような工作活動は英邁に洞察し、断固排除しなければならない。

 話は元に戻るが、1人の人間と相対した時に、仮にその人が対日工作をしている人物であったとしても、あるいは犯罪を犯した人であったとしても、私個人のポリシーは、「人間は常に変わることのできる可能性を持っている」である。つまり、できるだけ相手を理解し、可能な限り受け入れてその人がやり直すに必要な支援をする、という考えである。

 間違っても、千年恨むというのなら、こちらは一万年恨む、という考えは持ち合わせていない。

 具体的な個々の状況はともかくとして、人間にとって最も重要なのは、心の領域の状態だと強い確信を持っている。特定の人間に対し強い憎悪の感情を持ち、不信の感情を持つ。そのような心境から、相手に対して罵詈雑言を吐き、場合によっては暴力的手段に訴える・・・その時は感情的にスッキリするかもしれない。しかしそれはあくまでも一時的なものである。そのような行動に出るならば、その人の心の中に永続的な平安や安心感が宿るのは困難だと考えている。

 もうずいぶん前のことだが、ブログ・余命三年時事日記を読んでいて、強く印象に残った表現がある。

 ご存知のように、余命ブログは目的ブログと自称している。日本を毀損し国家転覆に向けて工作をする、特に朝鮮系の人たちに対し種々の情報を開示し続けている。それだけでなく、官邸メール、入管通報、外患罪集団告発など、具体的な戦略と戦術のもとに、多くの方々に呼びかけて実行を主導している。

 ある日、読者のコメントが掲載された。その読者は自分が在日二世であると説明していた。それに対し、余命ブログ主は一言、「別途メールを送るように」と返信していた。

 このやりとりが、何を意味するのか正確には把握していない。また、勿論その後、このコメント主と余命ブログ主との間で、どのようなやりとりがなされたのかは一切承知していない。

 これは、あくまでも私個人の想像にしか過ぎないが、在日二世の方と個人的に対峙した余命ブログ主は、相手を邪険に取り扱う事はなかった。おそらく別メールで事情を尋ね、何らかの励ましを伝えたのではないかと思う。

 余命ブログ主の人間としての本質を垣間見たような気がした。ほんのささいな、一瞬の出来事ではあったが、人間としての慈愛や思いやりという人間にとって最も大切な要素をお持ちの方だ、と私なりの判断をした。ある種、清々しい気持ちになったのを覚えている。

 また個人的な感想になってしまうが、日本人の大多数は寛容であり、情を持っていると実感している。しかしその反面、あまりにも相手を疑わなさ過ぎる。そこを衝かれて、長年にわたって社会の裏面を知らされず、工作活動を許しててきた。

 文字通り、危殆に瀕した時期を経験し、日本国民のかなりの人たちが覚醒してきている。今から10年経ってみないとわからないことだろうが、長年培われてきた日本人の精神的なDNAを遺憾なく発揮し、広範に連帯し、一致団結してこの難局を乗り切るならば、日本、そして日本人にとっての新しい時代が幕を開くと思う。

 人間である以上、誰でも失敗をし誤った判断をすることがある。一方で、相手に対する寛容さを欠き、憎悪と不信感を募らせ、復讐心と敵愾心に満ちたまま生き続けるならば、その人の最期の瞬間は、もしかしたら、平安と安息からは遠い状態かもしれない。

 人間にとって何が最も価値があるか。資産でもなく名誉でもなく、社会的地位でもないと思う。毎日、他者に対する寛容さを育み、忍耐と自制による一つ一つの積み重ねが、その人の人格を作り、その人の心に平安をもたらすものだと・ ・ ・今日ばかりは、少し悟ったようなことを言わせていただいた。

 最後に一言だけお伝えする。だからといって国家の安全性を危うくし、日本国民の生命や財産を侵害しようとする、敵国の各種工作活動は英邁に見抜いて、一致団結し断固戦う必要はある。それとこれとは、別次元の話である。

 ネコだって、それぐらいの判断力は持っている。


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by hirune-neko | 2017-04-17 00:39 | 心の中のできごと | Comments(6)
Commented by 鞠子 at 2017-04-17 01:37 x
こんばんは。
昼寝ネコさんは青林堂から先月発売になった、「約束の大地ー想いも言葉も持っている」という詩集をご存知ですか?
生後一ヶ月で最重度の脳障がい児となったみぞろぎ梨穂さんとおっしゃる、からだを動かす事もしゃべる事もできない24歳の女性の詩集です。 長年、障がい者の教育について研究され、コンピュータを通じて重度の障がい者の言葉を引き出し、会話する事を実践されてきた國學院大学の柴田保之先生により紡ぎ出された、梨穂さんの珠玉の詩集です。 ただただ感動です。梨穂さんもピアソラがお好きと知ったので、お知らせしたくて。
Commented by hirune-neko at 2017-04-17 11:20
鞠子さん

久しぶりですね。お変わりなくお過ごしですか。

本のご紹介をありがとうございます。
読みたいと思ったのでアマゾンで探しました。
残念ながらKindle本はありませんでしたが、
紙の書籍はありましたので、早速注文しました。
明日届くようですので楽しみにしています。

とても興味のある本です。でも驚いたのは、
青林堂はこのようなカテゴリーの本も
出版されているんですね。本当に驚きました。

読むのに少し時間がかかるかもしれませんが、
またご報告します。

それにしても、著者の方がピアソラがお好きだ
と聞いて驚きました。
余計、親近感が沸きました。

ありがとうございました。
Commented by hirune-neko at 2017-04-18 00:11
鞠子さん

深夜3時ごろアマゾンで注文しましたが、夕方過ぎに帰宅したら郵便受けに入っていました。

無事にご紹介いただいた本と、対面しました。どこかにピアソラの名前が出てくるのか、楽しみです。

読了するのに時間がかかると思いますが、何か不思議な出会いを感じています。ご紹介くださって、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。
Commented at 2017-04-18 01:04 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by hirune-neko at 2017-04-18 15:49
鞠子さん

お兄さんのこと、大変でしたね。
おそらく、お母さまが一番、心を痛めていらっしゃると
想像しています。
老いてから子どもに先立たれるというのは、
精神的に大きな打撃だと思います。

お兄さんは個性的で、才能あるお方だったようですね。
残念ですが、前を向いて歩いて行くしかないですね。
文章を読ませていただき、お兄さんに親近感を持ちました。
不思議なものですね。

ご長男が無事に卒業し、就職されたんですね。
おめでとうございます。
私たち夫婦の孫で、一番大きいのは今年大学生になりました。
一番下は、まだ2歳半です。
子どもや孫に先立たれないで人生を終えることができたら、
それだけでも、幸福だと思います。
一人暮らしのお母さんに、声をかけて
大事に接して上げてください。

緊張度の高い東アジア情勢ですので、引き続き
備蓄と情報収集をお続けください。

有難うございました。
Commented at 2017-04-19 01:36 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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