昼寝ネコの雑記帳

子どものおもちゃ、大人のおもちゃ、年寄りのおもちゃ

"Tzigane Tango"/ASTOR PIAZZOLLA Y SU ORQUESTA


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 日常生活の基本パターンを振り返ってみた。管理しているメールアカウント数が多いので、営業メールや迷惑メールを含め、大量のメールが送られてくる。したがって、随時メールチェックに追われている。また、国内外の動きを注視したいと思うので、間断なく主要な政治ブログを中心にチェックしている。

 そんな習慣が、かれこれ10年近くは続いているのではないだろうか。夜床についても、仰向けに寝て胸の上にiPadを立てかけ、眠りに落ちるまでインターネット上を徘徊している。メールが着信しても、ほとんどは間をおかず返信している。

 そんな私なので、iPadには大変お世話になっている。iPadは第一世代から合計3台を所有している。さすがに第1世代はほとんど使わなくなっている。二代目はKindle本専用と化している。三代目はフル稼働である。

 そんなある日、今年の1月中旬ごろに近所のドコモショップに行った。待ち時間の間、何気なく陳列されているいくつもの商品を見た。IPadの大きいサイズである、iPad Proの存在は知っていたが、時間があったのでそのスペックについて確認してみた。すると、最大容量が256 MBのものがあることが分かった。ICloudは有料の50ギガバイトを契約しているし、iTunesにはかなりの枚数の音楽アルバムが保存されている。しかも、ダウンロー読状態とはいえ、アマゾンのkindleブックをそれなりの数ダウンロードして持っている。

 そんな訳でいつも、iPadの残り容量を気にしながら使っていた。ドコモショップで購入できるのは32 GBかあるいは64 GBのものであり、128ギガバイトのiPadは、Apple Storeでなければ購入できない。。それに比べると、256ギガバイトというのはとても嬉しい大容量だ。おまけに、キャンペーン期間なので安い月額料金で購入できるし、さらに嬉しいことにiPad Pro専用のApple Pencilが無料でついてくる。過去にEvernoteのスタイラスペンのようなものを試したが、私にとってはデリカシーに欠けるクオリティーだったので、使ってはいなかった。ドコモショップに見本があったので試してみたら、細い線まできれいに再現できた。

 予約注文したのは1月12日だった。4週間はお待ちいただきますと言われたので、5週間目位から数日おきに着荷の確認をするために電話した。

 入荷したとの電話があったのは、3月31日だった。何回も問い合わせをしていたので、応対してくれた男性は箱を開けて iPad proがあるのを見たとき、みんな関係したと言ってくれた。

 結構オタクな社員であり、いろいろなことを教えてもらった。彼が言うには、規則では65歳以上の人に販売するときは、ちゃんと商品の概要説明などをしなければならないそうだ。でも、私とのやり取りの後で、「お客様には必要がないですね」、と言って省略してくれた。

 早速、購入したKindleブックのダウンロードをしようとしたら、ライセンスの 制限数を超えているのでダウンロードできないと表示された。解決方法としては、最も古い第一世代のiPadや、まずは閲覧に使用しないiPhoneもアマゾン登録を削除することだと教えてもらった。 過去に、何度かアマゾンのサポートに電話しているが、なんと驚いたことに24時間のサポート体制だそうだ。おかげで、私のように夜遅くまで仕事をしている人間には、とても便利である。

 とうとう第1世代のiPadは、お役目御免で退役してもらうことになる。そこで考えたのだが、5年間の富山生活から帰ってきた三男家族の、長女に使ってもらおうと思っている。私が使用するものは全て色が黒である。カバンもケースも財布も、何もかもが黒である。改めて第1世代のiPadを手にとると、すっかり擦り切れたみすぼらしい黒い革ケースになっていた。今時、第1世代用のケースなどを売っているのか疑問だったが、アマゾンで検索したらちゃんと売っていた。そんなに高い値段ではなかったので、ピンク色のケースを注文したところだ。

 後は、私のiCloudから離脱させれば、それで完了だ。まだ小学校3年生なので、ゲームに使うか何に使うかさっぱり見当がつかない。親がちゃんと管理してルールを決めるだろうと思う。

 我が家の息子や娘達は、もうすでに結婚し家庭を持っている。赤ん坊だったり無邪気な幼児期を経て、孫たちも皆存在感が増してきている。感慨深いものである。ある程度の期間、人生を生きてきて子供たちの家族と親しく接することができるというのは、なににも代え難いものだと実感している。

 長い年月にわたって選択を連続し、晩年を迎える人たちには、それぞれの結末が待ち受けている。これだけ情報が溢れている環境だと、知識を得る事は比較的容易になっていると思う。しかし、人間の生き方の本質に隣接した知恵を得ることは、そんなに容易ではないような気がする。知識を得るにしても、大局的にそして長期的に展望したときに、果たしてどのような知識が重要なのかを判断する事は、時間に追われている現代人には容易なことではないと思う。

 私には私なりの人生観と価値観がある。誰にでも共通して当てはまるという言い方はできないが、いろいろな失敗や判断ミス、過ちや反省すべき経験をしてきた者として、さらに言うと、人間はどこからでもやり直しができる存在である、と言う認識をしている者として、自分なりの提案や提言を続けていきたいと考えている。

 目では捉えにくく、耳でも聞こえにくく、しかし心では感じていただける、そのようなメッセージをできるだけ多くの方に伝えていきたいと思う。それが私のライフワークだと、日々確信を持つようになっている。

 子どもには子が必要とするおもちゃがある。大人にはおもちゃなどを必要がないかもしれない。そして、私のような年寄りには、おもちゃとは言えないが必需品として、新たな仲間であるiPad Proが加わってくれて、とても心強く思っている。一緒に働いてくれる仲間として、これまではiMacやiPadに、ヘレン、アリス、ジュディと女性の名前をつけてきた。実際にiPad Proを手に取って見て、さらにはその機能を確かめてみて、これからさらに激しさを増すであろう情報戦争に立ち向かう者として、女性の名前を止めてバーコフという男性の名前をつけた。

 バーコフは、ここ数日のエイプリルフールの記事の中に登場するが、実際にはアメリカのテレビドラマである、「NIKITA」に登場する天才ハッカーの名前である。新しい仲間のiPad Proに彼の名前をつけて、ときどき声をかけていれば、不思議と本当に私がが困ったときに助けてくれそうな気がする。気がするだけだが、それでも心強い気持ちになる。考えてみれば、単細胞な私ではある。

 そういえば、これまで村上春樹作品を1冊も読んでなかったのだが、どれか読んでみようという気になった。複数の知人から共通して推薦されたのは、世界の終りとハードボイルドワンダーランド、というタイトルの作品だった。推薦してくれた一人は、ニュージーランド人で慶応大学で英語を教えている。村上春樹の研究家でもあり、日本語もかなり難しい漢字まできちんと読み、まだ理解する人だ。私は彼に言った。

 「私は別に、村上春樹さんにライバル意識は持っていません。でも、村上春樹さんが私に対して、ノーベル文学賞候補作家同士としてのライバル意識を持っているようなんです。」

 彼は一瞬怪訝な顔をし、何も言葉を発しなかった。そりゃそうだろうと思う。冗談が通じなかったのだから、仕方がない。それ以上は私も説明しなかった。


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by hirune-neko | 2017-04-04 00:26 | 心の中のできごと | Comments(2)
Commented by 旅行記が好き at 2017-04-04 05:56 x
村上春樹と比べるなんて、昼寝ネコ様に失礼というものです(笑)。
村上春樹の随筆は確かに面白いですけれども、
小説はあまり好きではありません。
これは話しの面白さとは別問題で、最後の最後で人格が信用しきれない感じがします。(村上春樹が南京大虐殺を肯定したからではありませんよ。) 残虐シーンが詳細すぎて、読んだ晩はとても悪い夢を見る事が多いです。
小説家の値打ちは結局、人柄の良さとイコールなのではないかなと思います。ですので、どうか【昼寝ネコ】と【村上春樹】を同列に扱わないで下さい。
いつか「昼寝ネコ航海記」とか「昼寝ネコ 滞米録」を読んでみたいものです。
Commented by hirune-neko at 2017-04-04 12:43
旅行記が好きさん

 コメントを有難うございます。

 村上春樹作品に精通されていらっしゃるんですね。恥ずかしながら、一冊も読んでいませんので、村上春樹論評はとても興味深く読ませていただきました。

 ただ、私に対してのご意見は、過大評価、誇大評価、事実誤認、美しき誤解だと思います。でも、 旅行記が好きさんがおっしゃっているように、作品は単なるストーリー展開の面白さを追い求めるのではなく、作者個人の人格や徳性・品格に対する共鳴があって初めて、読者と作者の目に見えない交流が生まれるのだなと、思いを新たにしました。鋭いご指摘を有難うございます。

 今後の作品へのヒントも有難うございました。現実的に考えますと・・・
「昼寝ネコ航海記」→「昼寝ネコ後悔記」
「昼寝ネコ 滞米録」→「昼寝ネコ耐米記」
という感じになりそうですね。

 もちろん、ノーベル文学賞候補というのは、一年毎日エイプリルフールの戯れ言ではありますが、もし仮に「ノーベル即興文学賞」が追加創設されたら、名乗りをあげようかと思っています。(笑)そろそろkindle bookも、自分で作ってみようかと考えている最中です。

 お読みいただいた上に、慧眼・英邁なご評価(笑)をいただき、大変励まされました。有難うございます。
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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