昼寝ネコの雑記帳

ほう、それは意外な流れだと思う


Shirley Horn - "The Island(MIDI orchestrations:George Mesterhazy)

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 今日、仕事の合間にいろいろなブログ記事に目を通してみた。すると、意外なタイトルが目に飛び込んできた。電子書籍の販売数が減少傾向だという。
 そんなことは当たり前の時代になってしまったが、電子書籍は紙の書籍に比べると、場所を取らないし重量もかさばらない。大量に読書をする人にとっては、これほど重宝なものはないのではないかと思っている。したがって、紙の書籍は衰退の一途をたどり、印刷会社や製本会社の仕事は、ますます減るものと予測していた。

 しかし、その電子書籍の販売数が減少傾向だという。一体どのような変化が起きているのだろうか。零細規模ではあるが、一応は出版社として仕事をしている。考えてみれば、私たちの主力商品となっているのは、子供の名前を入れた絵本で、著者がお父さんとお母さん、そして子供への愛情のメッセージが綴られている。外見は皆一緒だが、子供の名前を入れるので1冊1冊がすべて異なる。結果的に、手作りの絵本になってしまっている。考えてみれば、電子書籍前世のこの時代に、なんと原始的な方法で本を作っているのだろうか。

 しかし、もし誰かが私を励まそうと考え、私を主人公にした本を作ってくれたとする。題して「昼寝ネコ繁盛記」だったとしよう。この本が、紙製の本であり相手の手紙を添えて手渡された、という状況を想像してみると、確かに丹精込めて1冊の本を作り、プレゼントしてもらったという実感と感謝の念は湧くだろう。

 一方で、その人が単行本をPDF化し、メールに添付して送ってくれたとしよう。もちろんそれでも嬉しいには違いない。しかし同じ内容の本でも、紙に印刷された本と電子化された本とでは、確かに違いがあるだろうと想像できる。つまり、一言で表現するならば、ぬくもりがあるか、あるいはないか、その違いではないだろうかと想像する。

 今はまだ時間的な余裕がないので、手をつけられないが、あれこれ欲張らずにKindle本だけを手掛け、Amazonで売るような流れを作りたいと思っている。AmazonでKindle本を売るとなると、流通形態も異なるしそれなりのテクニックもあるのだなと思う。しかし、その辺の事情さえ飲み込んでもらえれば、かれこれ35年ほど本作りの仕事をしてきているので、なんとか土俵に乗れるだろうとは思っている。

 電子書籍の販売数が減少しているとはいっても、情報を得る対象として購入する本であれば、やはり電子書籍が好まれると思う。全文の中から特定のキーワードで検索することもできるだろうし、かさばらず重くないのが最も助かる。しかし、内容によっては紙の本とkindle本との二本立てで出版するのも面白いかもしれない。もちろんリスクとの相談になる。

 このように、近未来の構想をあれこれ考えるだけでも、とても心の栄養になっている。

 電子書籍の販売動向について興味がおありになる方は、いかに情報記事をご紹介するので、参考にしていただきたい。


(Business Newslineの記事引用開始)
欧米書籍販売市場で異変、電子書籍の販売部数減の傾向が顕在化

 欧米の書籍販売市場で、電子書籍の販売部数が減少する傾向が顕在化してきている。
 業者の間では、印刷媒体よりも手軽でスペースも取らない次世代の媒体として電子書籍を進める動きが強まると同時に、一部の消費者の間でも「自炊」と称して、既に購入した印刷媒体をスキャナーで読み込み、電子化する動きも広がっていたが、現状の電子書籍の販売部数減が今後も続いた場合、業者や消費者の間で生じていた電子書籍を推す動きは一過的なブームで終わる可能性も生じている。

 Nielsenの調査に基づくtheguardian.comの記事によると、イギリスで2016年に販売された書籍数は前年比2%増の3億6000万部となったのにも関わらず、電子書籍の販売高は、同4%減となり、2年連続での売上減となったとしている。

 この傾向は米国でも同様に顕在化してきており、現時点ではまだ2016年の売上高の詳細については判っていないが、fortune.comの記事によると、2015年の米国における電子書籍の販売高は前年比11%の大幅減となったとしている。

 電子書籍の販売不振の原因は、消費者が電子書籍の形態を好まず、書籍は印刷媒体で読みたいする欲求が強いことが原因とも見られている。

 電子書籍の場合、印刷媒体の書籍のように、借りたり、読み終わったものを古本として売却することも困難で、電子書籍という形式で得られる利点以上に、利便性の欠点も生じることなども、電子書籍が敬遠される要因となっているものとも見られている。

 電子書籍ブームが一過的なものに終わる可能性が生じて生きている中で、これまで電子書籍を強く押し出してきたAmazonは、書籍販売の実店舗を全米に各地の主要都市に設置する動きを強めてきている。

 このAmazonの実販売店舗網構築の動きこそが、印刷媒体の書籍復権の大きな証拠となるのかもしれない。
(Business Newslineの記事引用終了)
(Business Newsline http://businessnewsline.com/news/201703160315580000.html


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by hirune-neko | 2017-03-17 23:57 | 現実的なお話し | Comments(0)
<< 本当はおとなしくない、沈黙の羊たち 今日は我ながら、よく働いたもの... >>



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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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