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昼寝ネコの雑記帳

やはり、かなり内部事情に精通した人物の脚本だ


The Swingle Singers - Dido's Lament (When I Am Laid In Earth)


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 今日は朝から夕方近くまで、外出先で次々と人に会っていたのでテンションが高くなってしまった。帰宅してどっと疲れが出てしまい、脳内疲労を感じ、思考力が低下してしまった。しかも、時々かなり睡魔が濃くなってしまい、気がついたら眠りに落ちていた。

 アメリカのテレビドラマで、CIAの内情を描いた番組がある。私はアマゾンのプライム会員になっているので、全作品を無料で閲覧することができる。

 番組名は、コバート・アフェアーズ(Covert Affairs)で、シリーズ1からシリーズ5までが閲覧できる。シリーズ1の全作品12話はすでに閲覧した。続けてシリーズ2を閲覧しているが、第10作目で目を疑う設定が出てきた。

 中国の科学者が、アメリカの学会に来てそのまま亡命するというストーリーなのだが、その科学者が三峡ダムの設計に携わっていたという設定だ。CIAがその科学者の亡命を手引きし、大掛かりな規模の発電所の設計図面を入手しようという展開になっている。
 三峡ダムについては、ずいぶん前の事だがブログ・余命三年時事日記の記事を読み、ある程度の実態を知っていた。

 もともと、余命三年時事日記には時々、軍関係者の人たちの座談会が記事になっており、日本製の戦車のあまりにも高性能なのに、アメリカ軍関係者が驚いたという記事が掲載されていた。さらには、潜水艦の能力や海中で機雷の敷設状況やその性能の高さについて、わかりやすく述べられていた。したがって、かなりの情報収集能力を持っている方々がブログを運営されている、と思っている。

 余命記事によると、その三峡ダムは中国のアキレス腱だという。つまり、ひとたび中国と軍事衝突が起きて交戦状態になった時、ミサイル攻撃によって三峡ダムを破壊するならば、中国は甚大な被害を被るという。
 詳しい内容をお知りになりたい方は、以下の記事をお読みいただきたい。お読みになると、その予想被害規模に驚かれると思う。以下に、一部引用し、その下に全文を閲覧していただけるURLを掲載する。

(同記事の一部引用開始)
 三峡ダムの下流にある、武漢、南京、上海などの揚子江流域の巨大都市群の人口は数億人だ。脆くて危険といわれている三峡ダムが決壊すれば、300億トンの津波が時速百kmのスピードで揚子江下流域を襲うという。三峡ダムが決壊すれば、死亡者数は1000万人を下らないだろう。
(同記事の一部引用終了)

【同記事「54 中国クライシス。ダム決壊(資料)」

 このコバート・アフェアーズ(Covert Affairs)というテレビドラマを観た最初から、かなりCIAの内部事情に精通した人が関与して、脚本が作られていると思っていた。全部で22話まで閲覧したが、それは今では確信に変わっている。

 出不精の私にとっては国家の諜報活動の実態を、疑似体験として観ることのできる貴重なテレビドラマである。おまけに、アメリカの映画にしては大変珍しく、登場人物の内面までを深く掘り下げている。様々な立場の登場人物の持つ葛藤や苦悩などが、とてもリアルに描かれている。さすがにプロの手になる作品だと敬服している。

 インテリジェンスの授業で習った言葉だが、「敵が隠したいことを知り、敵が知りたいことを隠す・ ・ ・それがインテリジェンスの基本だ」という名言を改めて思い出している。しっかりしたスパイ防止法が備わっていない日本にあって、これからは徐々に情報収集と分析、さらにはカウンター・インテリジェンス機能の強化は、わが国を守るために不可欠だという認識が高まると思っている。

 残念ながら、これまで長年にわたり、個人の情報収集は限られたマスメディアにのみ依存せざるを得ず、その結果、実態をなかなか正しく把握することが難しかった。いわゆる、報道しない自由という壁に阻まれて、貴重な実態情報が長い間秘匿されてきた。さらには捏造報道や印象操作、世論操作がまかり通ってきた。とても残念であり、また危険な状況が続いてきたと考えている。

 しかし、インターネットの発達と普及により、それなりの時間と労力をによって、個人でもかなり正確な情報を取得できるようになってきた。もちろん、割ける時間や労力には限界がある。そこで、国家安全保障という視点から、さらには家族や個人の平和や安全、そして充実した有意義な人生、という総合的な視野に立って、できるだけ有益な情報を広く提供させていただきたいと思っている。

  スタートラインはあくまでも無償の行為なので、果たしてどこまで、どの程度のことができるかはまだ未知数である。しかし、個人的には自分の適性に合った業務だと思っている。
 つまり、年齢や体力、健康状態、容姿、語学力など、総合的に考えれば、落第点の水準である事は承知している。しかし、相対する人間や組織、あるいは団体に対するものの見方を客観的に評価すると、国家や国民のための諜報活動を行う体質を持っているのではないかと思っている。

 願わくば、主旨に賛同し協力してくれる、信頼できる方々の輪が拡がり、国家存続のための民間レベルの防衛組織に育ってくれればいいなと・・・あっ、いつもの悪い癖で妄想が拡大している。困ったものだが、誰にも迷惑をかけることではないので、お許しいただきたい。
 しかしこの妄想は、私自身に使命感を与え、生きる上での原動力となり、ある程度の年齢までは第一線で基礎の構築を先導したい、という気力を与えてくれている。

 半世紀近く前の学生時代、すっかり無常観と虚無感に打ちひしがれたままの自分だったが、今こうして新たな生き方の自分に脱皮しつつあることを、新鮮な気持ちで実感している。
やはり、かなり内部事情に精通した人物の脚本だ_c0115242_01232611.jpg

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by hirune-neko | 2017-02-05 23:52 | インテリジェンス | Comments(0)
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

by hirune-neko
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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