昼寝ネコの雑記帳

最近、四方八方が懸念材料だらけで緊張感を感じる


Ottmar Liebert ~ Morning Glory


いつもクリックしてくださり有難うございます。とても励みになっています。


まだ、私個人の頭の中で整理している段階に過ぎないが、
どうやら、現実社会に生きる人間にとって、不可欠な要素は、
3種類のカテゴリーに分類できるのではないだろうか。

まず最初に、種々の非常事態や緊急事態を想定した備蓄をすること。
次に、錯綜する情報を選別し、印象・情報操作に惑わされることなく、
実態を洞察できる能力を高めること。

以上の2点に関しては、すでにお勧めしてきている内容だ。

残る第3番目のカテゴリーは、なかなか説明が難しい。

それは心の領域に関する提案になるため、
目には見えず、耳にも聞こえず、手で触れることもできない。
そんな領域の話題を、どのように進めていったらいいのだろうか。
正直にいって、かなり難問である。

私自身は、学問的に心理学や精神病理学を学んではいない。
自分自身の実体験に基づいた思考と、周りの人たちの生き方、さらには
さまざまな作品に接しての、疑似体験から発生している。

人間にとって理想と思われる精神や心の状態とは?
そして、それはどのように達成できるのだろうか?
辞書で調べるように、どこかに簡単な答えが
すでに存在するとは思えない。
しかし、ヒントは至る所にあるように思う。

人間の心の中は、広い世界だと思う。
人間の心は、レントゲンでもMRIでも、その存在を特定できないが、
誰でも確かにその存在を実感している。

心の形状を物理的あるいは数学的に、数式で表現することはできないが、
歓び、楽しみ、悲しみ、苦悩、不安、焦燥、絶望、憎しみ、虚脱などの
あらゆる「感情的変容」を、心は蓄積しあるいは消化し、昇華もする。
学問的な分析も、表層の現象解析も時として必要かもしれない。

この地上に生まれた瞬間から、先天的な資質と後天的な資質の混濁が始まる。
育った環境、接した人間から受ける影響、音楽や美術作品、文芸作品、
映像作品、大自然の景観などから与えられる感性の涵養・・・
こう考えてみると、人間は長い時間をかけて、
その心深くに、複雑な陰影を刻みながら生きているように思う。

その陰影が、人間それぞれの独自な内面世界を生成している。
人生観、価値観、倫理観、さらには国家間、世界観生成の源泉となる。

まったく一致する指紋や虹彩はないそうだが、人間の内面だって、
もし隅々までを数値化して比較できる技術があったとしても、
完全に一致する内面世界などは存在しないだろう。

私とて、自分自身の内面世界で、長い間静かな闘いを続けてきた。
葛藤だったり、罪悪感だったり、反省だったり、自信喪失など
さまざまな局面で、重くなった自分自身の存在を支える苦難を経験した。

いくつか学んだことがある。

豊富な財力を有したとしても、本当の意味で幸福な人生を送る
絶対条件にはなり得ない。
お金に関する絶体絶命の窮地で地面を這いつくばっても、その人間は
最期まで、完璧に不幸な人生を送る訳ではない。

すべてが順風満帆で、思い通りの展開の人生だからといって、
充実した、平安な人生を送れるとは限らない。
どれだけ悲惨な道を歩むことになっても、その人間の意思を
完全に打ち砕くことはできない。

人間としての崇高さ、精神的強靱さ、人格、寛容さ、慈悲深さなどは、
どのようにすれば具わるのだろうか。
方法も答えもひとつだけが存在するのではなく、
永年の努力によって培われた「心に刻まれた陰影」によって、
人間の内面は形成されるものだと実感している。

今までもそうだったが、これからも「心で感じ」ていただける
要素を顕在化させる努力を続けたい。
利己的にならず、他者を思いやる心から出る使命感、
そして折々に感じられる達成感は、人の心を純化し、
心に平安と安寧を感じられる人格に、昇華されるように感じている。

ああ、難しいテーマに踏み込んでしまった。


いつもクリックしてくださり有難うございます。とても励みになっています。

[PR]
by hirune-neko | 2016-09-15 00:05 | 心の中のできごと | Comments(0)
<< ますます緊張度が増す内外情勢に... 情報固定化のバランス〜固定的知... >>



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
検索
ライフログ
最新の記事
最新のコメント
暇工作さん コメ..
by hirune-neko at 23:53
多分誰かが書き込むだろう..
by 暇工作 at 10:23
> 豆腐おかかさん ..
by hirune-neko at 01:16
かつさん ありがと..
by hirune-neko at 16:14
岡崎トミ子は死んでますよ..
by かつ at 09:09
記事ランキング
以前の記事
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
お気に入りブログ
ファン
ブログパーツ