昼寝ネコの雑記帳

東五軒町〜感傷旅行ショートストーリー


Astor Piazzolla - Viaje de Bodas

いつもクリックしてくださり有難うございます。とても励みになっています。


世の中、信濃町といえば創価学会、千駄ヶ谷は日本共産党と、
誰しもが認識している。
東五軒町(ひがしごけんちょう)といって、それが
取次会社のトーハンだと理解できるのは、おそらく出版業界の
人たちぐらいのものだと思う。

今日の午後4時から、トーハン担当部署との大事な打ち合わせがあり、
本当に久しぶりに車で向かった。
敢えて高速を使わず、国道246線を走った。
右手に青山学院大学を見て表参道交差点を過ぎる。
青山1丁目交差点を左折し、憲法記念館だったかの信号を右折。
ちょっと道を間違えて、防衛省前の靖国通りを右折し、
やがて目白通りを左折すると、目指すトーハンの建物が視界に入る。

かつて、もうかれこれ20年以上も前のことになるが、
当時の社長や役員の皆さんとは、比較的お目にかかる機会が多かった。
精力的に、新しい試みを提案していた時代だったので、
トーハンには良く通ったものだった。
精力的といってもなんのことはない、今のamazonと似たような
販売システムを提案したという、無謀そのものだった。

ずいぶん年月は経過したが、建物の外観や、
駐車場から地下へ階段で下りるコースは以前と変わらなかった。
当時を思い起こし、まだ若かりし頃の無茶な自分の姿が思い浮かんだ。

地下に下りる階段だけでなく、建物全体が節電しているようで、
出版業界全体が直面している、ある種の変革期を象徴するかのようだった。
地下には当時、理髪店があったがすでに存在しなかった。

打ち合わせは40分ほどで終わった。
マネージャーと部下の方が、エレベーターホールまで同行し
見送ってくれた。
一般書籍に加えて電子書籍の出現、販路の多極化など
出版業界の抱える課題は多い。
なかなか聡明な方で、現状をしっかり把握されているようだった。

帰途、以前良く通った道を辿り、神楽坂を経由して帰ってきた。
数十年前のいろいろなシーンが甦った。
そういえば、草野心平さんの息子さんに、何冊かのシリーズを
編集してもらったが、彼の事務所はこの辺りだったはずだ。
今はどうされているだろうか、奥様がシャンソニエの店を
されていたはずだ・・。と、とりとめもなく過去が甦る。
この数十年間の心象風景やイメージが、
一気に押し寄せてきた感じだった。

普段、自分の年齢を意識することがない。
紀元前1,000年頃に古代イスラエルで生まれた、なんていうことを
公言しているので、実年齢を認識する機会は、介護保険証が
届いたときぐらいのものだ。
ANAで飛ぶときに、空席待ちで安く搭乗できる、シニア割引が
利用できると分かったときも年齢を意識したが、得した気分だった。
ANAの客室乗務員の皆さんは、良く気がつくし感じがいい。

ぎりぎりまで打ち合わせの資料を作り、しかも今日の案件は、
私の方から相手にお願いする内容だったので、とても緊張し
集中したので、すっかり脳内が疲労しきってしまった。
帰途、セブンイレブンでクロレッツのガムを選んだつもりだったが、
口にしてみたらどうもいつもと味が違う。
確認したら、キシリトールだった。
私らしくない大チョンボだった。
自分なりに、購入するしないをルール化しているので、
こんな初歩的な勘違いをするなんて、相当疲れていたようだ。

でも、一日の終わりに、こうして思い浮かんだことを気軽に
ブログに書きながら、脳内のクールダウンができるので、
とても恵まれていると思っている。
せっかく訪問してくださった皆さんには、チューインガムの
誤選択などというどうでもいい話題で、お詫び申し上げる。

BONOWI社製の特殊警棒騒動で警察沙汰になっているので、
再購入は家族から猛反対された。千歳空港でのことだった。
内緒の話だが、マグライト社製で飛行機の機体と同じ素材で作った、
単1電池6本を収納する、懐中電灯を購入した。
路上で鉄パイプだと勘違いした警察官から、職務質問を受けたという
経験談がどこかに載っていた。
「これは懐中電灯です」と言い張って、その場を収めたらしい。
実際にはハイウェイパトロールや軍隊で制式採用しているらしい。
確かに、長さが60センチはあるので、立派な武器になりそうだ。
いや、立派な懐中電灯でなので、ちょっと安心している。
しかし、繰り返し充電できるパナソニックの「ニッケル水素電池」
を初めて購入したが、さすが単1電池は大きいだけあって、
充電時間もかなりかかっている。

武器マニア的な血が流れているらしく、相変わらず護身グッズには
高い関心を示してしまう。


いつもクリックしてくださり有難うございます。とても励みになっています。

[PR]
by hirune-neko | 2016-06-15 01:33 | 心の中のできごと | Comments(2)
Commented by きいろ香 at 2016-06-15 08:32 x
>チューインガムの誤選択などというどうでもいい話題

などではありませんw
大変重要です。
ましてやロッテ製品と間違うなど、あってはなりません。
数年前から話題になっている、『なぜロッテがココアを売らないのか』に繋がる話です。
明治、森永、グリコといずれもココア製品を販売しています。
まぁ販売してようがしていまいが、朝鮮企業は不買です。
一番困るのはアイスで、カルピスアイスを買おうと箱の裏を見たら、製造はロッテ。
迷わずガリガリ君にしました。
よそのブランドのアイスも作ってるから、よく見て買わないといけなくなりました。
雪印からアイスのノウハウむしり取って、イケイケでやってるんじゃないでしょうか。
もうガリガリ君しか買えないかもしれません。
Commented by hirune-neko at 2016-06-15 11:29
きいろ香さん

企業名は出しませんでしたが、家族にはロッテ製品は
買わないよう言い渡してあります。
記憶が不確かですが、グリコの事件、雪印の事件で
ロッテが急激に業績を伸ばしたとか、不自然さがありますね。

今後、健康被害懸念情報では、公開情報から選択して
紹介するという手法を採りつつ、周知していくように
したいと考えています。
直ちに健康被害がない、という言い訳は通用しませんので。

あれこれ考えるテーマが多くて、脳内回線が
ショートしそうです・・・もともとしてました。

いつも有難うございます。
<< 何年かぶりでデパートに行った化... 邦題の訳が酷評されている映画だ... >>



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
検索
ライフログ
最新の記事
最新のコメント
causalさんからの投..
by hirune-neko at 22:27
causalさんの投稿を..
by hirune-neko at 22:26
causalさん ..
by hirune-neko at 11:38
TEST また禁止語あり
by causal at 10:59
まめひろさん いろ..
by hirune-neko at 09:53
記事ランキング
以前の記事
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
お気に入りブログ
ファン
ブログパーツ