備忘録〜メディア・リテラシーとインテリジェンス・リテラシーAstor Piazzolla - Choral, Suite Punta del Este いつもクリックしてくださり有難うございます。とても励みになっています。 Weekly みるとす創刊準備号9を配信しましたが、今号も 公開ページとさせていただきますので、興味をお持ちの方は 閲覧なさってください。 情報提供をしてくださった皆さんには、この場を借りて お礼を申し上げます。 ・Weekly みるとす創刊準備号9 掲載ページ →http://www.family-intelligence.com/index.php?go=RUJgvS ------------------------------------------------------------------------ 最初にお詫び申し上げる。 ピアソラの組曲作品である、Suite Punta del Esteの2曲目、 合唱という意味だと思われる「Choral」をYouTubeで かなり探したのだが、たった1曲しか見つからなかった。 途中で音質が悪くなるのだが、曲の雰囲気を味わっていただきたいので 敢えてそのまま掲載することにした。 同じ「Choral」という名の、別の曲も悪くはないのだが、 数種類しか存在せず、あまりいい演奏ではなかったので、 この組曲の中の1曲を掲載した次第だ。 ------------------------------------------------------------------------ メディア・リテラシーとインテリジェンス・リテラシーという 言葉を耳にすると、なんとなく同じ領域で並立するように聞こえる。 確かにそうだろうと思う。 学術的な意味ではなく、実践的な視点からメディア・リテラシーを 簡単にひと言で表現するならば、情報源の選別だろうと思う。 信頼していい情報源と、避けるべき情報源を区別する。 それだけでも有効な方法だと思う。 同様に学術的な意味ではなく、実践的な視点から インテリジェンス・リテラシーを簡単にひと言で表現するなら、 なかなか難しいことではあるが、情報そのものがどのような 目的で作られ、どのような経緯で拡散されているかの構造を知る。 構造を知ることにより、情報源の意図や報道姿勢を洞察することが 可能になるのではないかと考えている。 どこで読んだか出典は忘れたが、 本来の報道新聞は、オピニオン新聞とは異なる、という意見がある。 オピニオン新聞とは、政党や組合など各種団体が自分の主張のみを 一方的に述べる新聞をいう。 例えば日本共産党の赤旗や、公明党の公明新聞、もちろん 自民党が発行している自由民主もオピニオン新聞だ。 (名前が違っていたらご指摘をお願いする) 一般国民向けに発刊される報道新聞には、客観性や中立性、公平さが 求められるのはいうまでもない。 事実を究明して、正確に報道すべき使命があるはずだ。 どちらかに一方的に偏った報道をすることは、公平性に反する。 過日から問題になっている、テレビ局の電波停止の根幹には この公平性に重大な疑義があった場合が想定されている。 どの新聞にも社説欄があるので、政権与党や野党に対する意見や見解を 自由に述べることは許容されていると理解している。 問題は、虚偽の報道と印象操作や世論誘導目的と思われる報道姿勢だ。 メディア・リテラシーによって、購読あるいは視聴するテレビ局を 選ぶのは大変結構なことだと思う。 もう一歩進めて、インテリジェンス・リテラシーの領域に 足を踏み込むならば、おそらくは報道内容に対する洞察力が 養われるのではないだろうか。 個人的には、中国や韓国、北朝鮮の動向から目が離せない。 問題は、どの報道機関がきちんと取材し実態を正確に 報道しようとしているかだ。 報道する自由、報道しない自由といわれるが、確かに 記者や編集責任者には、記事にする価値があるかないかの 判断をしなければならない局面は多いと思う。 しかし、中国や韓国、北朝鮮などの他国政府に対する配慮を優先し、 日本国民から「知る権利」を奪ってしまう意図があるとしたら、 しかもその事実が、日本国内の治安や場合によっては、在留邦人の 安全性に懸念を生じさせる内容であれば、きちんと報道すべきだと 誰しもが思うだろう。 報道機関としての、その矜持を失っているとすれば、 読者の離反は避けられないだろうと思う。 インテリジェンス・リテラシーを養うことにより、 よくいわれる反日メディアであっても毛嫌いせずに 冷静に報道記事を分析することによって、背後にどのような 意図があるかを洞察できるようになると考える。 私たち全員が、情報分析官のようなスキルを身につける 必要などないのは当然だが、もしかしたら日常生活の安全が脅かされ、 緊急事態の発生があるかもしれない今日、一人でも多くの 日本人が感情論の領域を超越して、インテリジェンス・リテラシーの 領域に踏み込むことは、日本国家にとって有益だと考えている。 以下のメールは、今日ある全国紙新聞社から送信されてきたメールだ。 誰かの意見や政策に対し、反論する自由があるのは認める。 しかし、そこには一定の基本ルールと最低の品性が あって然るべきだと思う。 選挙を控え、必死に現政権の印象を悪くしたい気持ちは理解するし、 選挙戦は文字通り戦いなので、ありとあらゆる工夫と努力が必要だろう。 しかし、私には印象操作・世論誘導としか感じられない このメールを目にして、送ってきた新聞社と著者に対して、 決して好意的な印象を持つことはできなかった。 そのように感じるのも、私の自由なのではないだろうか。 【全国紙新聞社から送られてきたメールの一部】 ▽本プレゼント:浜矩子著「さらばアホノミクス 危機の真相」 http://mainichi.jp/m/?V4zi7v アベノミクス、TPP、中国経済の減速、ギリシャ危機……。安倍首相の経済政策「アベノミクス」を「アホノミクス」と批判し続ける「ブレない経済学者」浜矩子・同志社大学大学院教授が、混迷深まる「アベノミクス」と世界経済を一刀両断した本著を5名様にプレゼントします。 いつもクリックしてくださり有難うございます。とても励みになっています。
by hirune-neko
| 2016-03-13 00:14
| インテリジェンス
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・1951年
小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。 ・1969年 中央大学経済学部入学 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。 ・1974年 同大学卒業 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。 ・2006年 現在に至る プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。 ・2010年 宇宙の旅 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。 ・現在 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。 お気に入りブログ
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