昼寝ネコの雑記帳

ブログ開始から10年目に突入・・・責任を痛感する毎日だ


Piazzolla - Resurreccion del Angel - Resurrection of the Angel

いつもクリックしてくださり有難うございます。とても励みになっています。


確認したところ、最初のブログ記事は2007年2月7日だった。
明後日が満9周年なので、10年目に突入することになる。

ずっと自由気ままに、思い浮かんだことを文章にしてきた。
読者を想定せず、読者の反応も意に介さず、受けも狙わず、
いうなれば行動記録というより、自分の内面日記だったように思う。

かなり以前から、政治ブログを読むようになっていたが、
数年前に、初めて「余命3年時事日記」という名のブログを読んで
新鮮な驚きがあったのを憶えている。
余命宣告されたかず先生の、最期まで使命感を捨てなかった生き方に、
正直いって感銘を受けた。
政治ブログを読んで感銘を受けたなんて、初めてのことだった。

その、かず先生の「余命記事をすべて保存するように」という言葉に、
運命的な暗示を感じたため、最初の記事から最新までをすべて保存し、
PDF化している。
私なりの方法で、この余命情報を一般社会に周知しようと考えている。
内容が内容だけに、不要な摩擦や反発に対峙しないよう、慎重に考えている。

これまでにほんの何度かだが、余命3年時事日記と余命三年時事日記を
ブログ記事で紹介させていただいた。
今にして振り返ると、「余命三年時事日記は史上最悪の出版物だ」
というタイトルの記事がもとで大騒ぎになってしまい、しかしそれ以来、
「余命から来ました」という読者の皆さんが、多数訪問してくれている。

中には、約9年前の記事から全てを読破してくれた方が存在する。
丹念に記事内容を調べ、私が「ファミリー・インテリジェンス」
という手法を、独自の考えで提言していることを紹介してくれた人もいる。
すでに、余命読者と思われる何人もの方々が、その会員制「みるとす」に
登録してくれている。
何人かの方は、わざわざamazon.comで書籍「昼寝ネコの雑記帳」を
注文し、購入してくれた。
読後感とともに、なかなか鋭い分析と提案をしてくれる方もいる。

これまでのブログ活動は、あくまでも一方通行であり、
まったく気紛れに好き勝手なスタイルを通してきた。
しかし、連日閲覧してくださる方が一定数いらっしゃる。
ブログの更新を楽しみにしてくださっている、といわれると
大変嬉しくもあり有難くもある。
しかし同時に責任の一端も感じている。

でも、無責任に思われるかもしれないが、あくまでも私は私らしく、
これまでのように、自由な発想で書き続けていきたいと思っている。

ピアソラの作品の中には、「天使の組曲」と「悪魔の組曲」がある。
初めて聞く人はおそらく、どの曲が天使なのか、悪魔なのか
区別がつかないだろうと思う。

かなり前に記事にした記憶があるが、ピアソラは神学者ではないものの
鋭い直感力で、天使と悪魔を捉えているように思えてならない。

聞きかじりではあるが、旧約時代以前の前世で、エホバに対抗した
ルシフェルが天から地上に投げ落とされて悪魔・サタンとなった。
財力、権力、軍事力を掌握し、地上に恐怖と罪悪を溢れさせてきた。
しかし、救世主・キリストの復活と再降臨という流れの中で、
ハルマゲドンの戦い、さらにはゴグ・マゴグの戦いがあり、
悪魔とそれに従った悪霊は、最終的に燃え尽きることのない
硫黄の中で最期を迎える。いや、終わりのない苦痛なのかもしれない。

支配権と影響力を誇示している悪魔自身が、その結末を怖れており、
独りのときは、これまでの殺戮や悪行の数々を振り返り、
徒労感を濃くしている。

一方、天使とはいえ、弱さを持つ身であるが故に、人知れず
挫折感を抱えている。場合によっては、天の摂理に反したために、
天使の象徴である羽を、取り除かれてしまったかもしれない。

ピアソラの組曲を聴いていると、いずれに対しても
ピアソラの寛容さ、包容力、優しい眼差しを感じる。
標題の作品は「天使の復活」というタイトルなので、
神聖で希望に満ちたテーマだろうと思うのだが、
どう聴いても、天からの使いである天使の挫折感と葛藤を感じる。

完全無欠の人間は存在しない。
人間は誰でも間違いを犯すし、弱点や欠点を持って生まれてくる。
しかし、たとえどのような境遇に追いやられても、自分自身を受け容れ、
正しいと思う方向に、新たな一歩を踏み出す勇気を与えられるよう
希望を持ち続けることが、崇高な生き方なのだと、そう思えるようになった。

実際には、天使は完全に近い存在だと思う。
しかし救い主ですら、最も低い位置にまで降りてきて苦痛を享受した。
その視点からいうと、ピアソラの描く天使もまた、決して順風満帆ではなく
挫折と葛藤の中で闘い、責務を全うしようとしているのではないだろうか。

人間であれば、なおのことだ。
私などはさらに、毎日小さな修復を繰り返すことで、
ささやかな望みをつないで生きているようなものだ。

ブログ開始10年目を迎えるにあたり、書く内容に対する責任を
重荷としてではなく、ある種の使命感に転換できるよう願っている。


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by hirune-neko | 2016-02-05 19:22 | 心の中のできごと | Comments(10)
Commented by 獅子座 at 2016-02-05 19:55 x
こんばんは。
つい1時間ほど前(午後7時頃)、桜島が中規模の噴火をしました。
日本は世界有数の自然災害大国なので近場に火山のある地域の方は
気象庁や気象情報サイトなどであらかじめ火山情報をチェックされておくと
宜しいかと思います。

九州や関東甲信越、東北は震災の影響もあり地味に火山活動が活発化しつつあるのでくれぐれもご注意を。
ちなみに気象情報サイト tenki.jp 日本気象協会←ガラケーやガラホ可
の火山情報リンクです。
http://www.tenki.jp/lite/bousai/volcano/

なお遅れましたがブログ開設10周年おめでとうございます!
これからもいっそうのご活躍をお祈り申し上げます。
Commented by 薔薇姫s at 2016-02-05 20:15 x
10周年おめでとうございます。
余命さんから飛んできた一人であります。

今後のご活躍をお祈りいたします。
Commented by hirune-neko at 2016-02-05 21:41
獅子座さん

そうですか、桜島が噴火したんですね。
本当に日本全国火山地帯ですね。

気象情報サイト・日本気象協会の火山情報リンを
有難うございます。参考にさせていただきます。

これからも引き続き、宜しくお願いいたします。
有難うございました。
Commented by hirune-neko at 2016-02-05 21:43
薔薇姫sさん

有難うございます。
体力の低下に逆らって努力しますので、
引き続き、宜しくお願いいたします。
いつも有難うございます。
Commented by 日本晴れ at 2016-02-05 21:58 x
10周年、凄いですね! おめでとうございます。
「昼寝ネコの雑記帳」ファンの中ではまだまだ新参者ですが、お師匠がそこまで余命ブログに注視されていたとは、ちょっと驚きです。 余命三年時事日記は確かに日本国内における政治ブログとして、OSINTを駆使し、日本人覚醒への道を拓いたエポックメイキングなところがありますね。 一方、昼寝ネコ師匠の「雑記帳」ブログも余命ブログへの賛同を謳われつつ、思慮深さや寛容、人間愛を伴った‘ファミリー・インテリジェンス’ という独自のスタイルで人生の後輩にあたるヤング・ファミリー達への啓蒙活動をされているところに、優しい光のような輝きを感じます。

今日のブログも、お師匠の十八番である多様な素材、題目を、見事に説得力、気品、信仰心溢れる素敵な一品に仕上げられていて、Piazzolla のBGMを聴きながら、(毎度のごとく)満たされた思いを噛みしめております。

蛇足ながら、今日のブログのお話で、(大抵の映画ファンならご存知の)「ベルリン、天使の詩」という作品を思い出しました。 個人的に、お師匠のブログには、ヴィム・ベンダース監督やラッセ・ヘルストレム監督の映画作品に通じる、悲喜こもごもの中に見出す人生の木洩れ日のような優しく柔らかな輝きを感じます (一時「ロード・ムービー」とカテゴライズされる映画にはまっていたことがありました)。 勝手な解釈ですみません。
Commented by hirune-neko at 2016-02-05 22:17
日本晴れさん

ブログに対する評価の文章を読ませていただきますと、
どこにそんな凄いブログがあるんだろうと、思ってしまいました。
自分では意識していない部分まで指摘していただき、新発見したような
感じです。客観的にはそのような側面があるのかと、改めて
勉強させていただきました。
いつも鋭いご指摘を有難うございます。

日本晴れさんは、とてもバランス良く広範に知識をお持ちですね。
知識だけでなく、なかなか得がたい感性をお持ちだと思います。

私は音楽も映画も偏食傾向が強いので、

「ヴィム・ベンダース監督やラッセ・ヘルストレム監督の映画作品に通じる、悲喜こもごもの中に見出す人生の木洩れ日のような優しく柔らかな輝きを感じます」

の部分には未知の世界に対する興味を覚えました。
とにかくスパイ、サスペンス、ハードボイルド、戦争ジャンルの映画しか
観ませんので、上記監督の皆さんの推薦作品を是非教えてください。
amazonのプライムビデオで探してみます。
おかげで楽しみが増えました。

いつも刺激とプレッシャーを与えてくださり、有難うございます。
Commented by 日本晴れ at 2016-02-05 23:21 x
昼寝ネコ師匠

僕もバランス良いほうでは無いのですが、カテゴリーとかジャンルにはあまりこだわらないのかもしれません。 お師匠のお好きな映画ジャンルだと、戦争ものでは(ありきたりですが) 「ディア・ハンター」、「地獄の黙示録」、「プラトーン」、「フルメタル・ジャケット」等、ベトナム戦争を扱ったリアルでショッキングな作品がいまだに印象深いですね。 お師匠のブログに近い颯爽で柔和な印象を感じたのは「グッドモーニング、ベトナム」です。

ベンダース、ハルストレム、両監督ともにどちらかというとキャリア長い割りには寡作なぶん、ハズれはあまり無いと思います。 月並みですが、ベンダースは「パリ、テキサス」、ハルストレムは「ギルバート・グレイプ」、「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」といったところがお勧めです。

あと、不可思議で伏線だらけのパズルのように謎めいたストーリーで、数回見直して、ネットの映画解説サイトも確認しながら観ないとわからないような、苦痛のような快感をもたらすのがデビッド・ランチ監督です。特に「マルホランドドライブ」という作品は、お師匠の感想をいつかお訊きしたい異色かつ傑作です。
Commented by hirune-neko at 2016-02-06 12:43
日本晴れさん

ご親切に回答を有難うございます。
ずいぶん映画ジャンルでも良くご存知なんですね。
興味がありますので、推薦してくださった映画を探してみます。

とくに「マルホランドドライブ」は、ミステリアスで興味を
そそられています。
マルホランドという名前は、記憶の彼方に残っているような気がします。
これは、通りの名前でしょうか。
昔、ロサンゼルスは車を走らせましたので、ロスの通りの名前は
割と記憶に留めましたが、マルホランドはどうも思い出せません。

時代に取り残されている私に、いつも刺激を与えてくださり、
お礼申し上げます。
Commented by 薔薇姫s at 2016-02-06 23:38 x
今晩は。余命様の更新はご存知かもしれませんが…一応お知らせまで。
Commented by hirune-neko at 2016-02-07 00:41
薔薇姫sさん

教えてくださって有難うございました。
物忘れが始まっていますので、ときどき注意をお願いします。
<< 今日一日を振り返ると、支離滅裂... 誰かが噂をしているのではなく、... >>



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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