昼寝ネコの雑記帳

人と対面すると、超能力が働くようだ


Ottmar Liebert ~ Morning Glory

いつもクリックしてくださり有難うございます。とても励みになっています。


大概の人は信用してくれないが、本来の私は無口で人付き合いが悪い。
集団の中にいても、できればそっとしておいてほしい。
話しかけないでほしい。話しかけられれば、仕方なく相手をする。

娘は、ここに自分のことを書かれるのを非常に厭がる。
なので娘のことを書くと、ほどなく家内に電話が入り、
削除命令が伝えられる。

今、娘の家族は英国に滞在している。
まさかブログは閲覧しに来ないと思うので、ちょっとだけ触れる。

娘は何年間か関西に住んでいた。
初対面の人に私を紹介するとき、決まっていう台詞がある。
「私は父に似て、人付き合いが悪いんです」

そんなこと、自慢げにいうもんじゃないよ、と思うのだが、
娘自らが、私に似ていると公言するのを聞くのは、
父親としては嬉しいものだ。

私には三人の息子と娘が一人いる。
それぞれが、社会人として頑張っている。
それぞれが、私のある部分を受け継いで、発展的に頑張っている。
私に似てあまり社交性がなく、人との接触を得意としないのは、
娘と二男だと思う。おそらく、二男もそれは否定しないと思う。

しかし、ここ数年前から自分の変化を認識している。
定期的に出席する会合があるのだが、自然に自分から話しかけている。
しかも、相手が意外性を感じて笑い出すようなことをいっている。
計算してギャグを無理矢理考え出しているのではなく、
その瞬間瞬間に、自然に言葉が出てくる。

非常に深刻な状況に追いやられている女性がいる。
「大変な状況ですね。気持ちはよく分かりますよ。
ときどき無性にあんパンが食べたくなるでしょう?」
それまで暗い表情で口数が少なかった彼女は、
顔いっぱいに笑顔を浮かべて「しょっちゅうです」といった。

それぞれに大変な境遇の女性三人が、深刻そうに話し込んでいる。
突然近寄って、
「すいません、私も仲間に入れてくれますか?」
三人ともどっと笑い出す。
勿論気心が知れた人たちだから、通用するケースだ。

引っ越してきたばかりで馴れていない夫婦が、ポツンと立っている。
「ちょっと済みません。実は私には特殊能力があるんですよ」
二人は怪訝な表情で私に視線を向ける。
「私は数秒間じっと観察していると、
なんのスポーツをしていた人かが分かるんですよ」
まだ若いその女性に
「新体操をされていたでしょ?」
「えっ!新体操ではありませんが、体操の選手でした。
どうして分かるんですか?」
「あまり大きな声ではいえないんですが、私は霊能者なんです」
二人はどっと笑い出す。
「じゃあ、主人はなんのスポーツか分かりますか?」
「ん〜・・・卓球ではないですか?」
「ちょっと違いますけど、バドミントンです。すごいですね」
そんなこんなで、その場は一気に和む。

息子さん夫婦に二番目の赤ちゃんが生まれ、わざわざ
ニュージーランドから来日した老夫婦がいた。
数年前の、最初の男の子の出産の時にも来日していたので、
顔見知りになっていた。
明日、ニュージーランドに帰国するというので、
「また来ていただきたいので、息子さん夫婦に
もう一人子どもを作るよう強制してもいいですか?」
破顔一笑というに相応しい、大きな笑顔になる。

苦しんでいる人間や、不安を感じている人には笑いが必要だ。
単なるダジャレやギャグは、彼らの心に届かない。
誰でも心を開ける相手を必要としている。
自分を理解してくれている、という印象は心を開く鍵だ。

私自身は無口だし、人付き合いを避ける傾向が強い。
しかし、心が重くなっている表情の人を見ると、
無意識のうちに、少しでも軽くして上げたいという衝動を感じ、
気がついたら行動に出ている。

でも、特別に本当のことを告白するなら、実は私は霊能者だ。
雄弁な言葉に幻惑されることなく、相手の心を読むことができる。
別に信じていただかなくていい。
たまには真面目に自分の隠された一面を公開しようと思った。
れっきとした、地元三丁目町内会認定の霊能者である。


いつもクリックしてくださり有難うございます。とても励みになっています。

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by hirune-neko | 2016-01-26 22:52 | 心の中のできごと | Comments(10)
Commented by 日本晴れ at 2016-01-27 01:56 x
毎回、本当に楽しませて頂いたり、元気を分けて頂いたり、本当に有難うございます。 毎日チェックしているブログが幾つかあるのですが、昼寝ネコ様の雑記帳は格別です。 他のブログは国内外の世情を「知ること」が主目的なのですが、昼寝ネコ様のブログについては、ブログを読んで人生の機微のようなものを「感じる」のが楽しくて。

恥ずかしながら、自分の人生における読書履歴には エッセイ分野が欠落しているのですが、この分野が今では、人生の素敵な先輩でもいらっしゃる 昼寝ネコ様のブログで一気に補完されている感じです。 メジャーどころのエッセイ本も一切読まない自分が申し上げるのも何ですが、僕の中で、‘昼寝ネコの雑記帳’ こそが最高にイカしたリアル・エッセイです。 こんな素敵でダンディなお父さんを持つ息子さん、娘さんが羨ましい限りです。

論理/ロジックと情感/センチメントの素晴らしいバランス感や、豊富な人生経験に裏づけられた優しさ、ユーモア等々、参考・勉強にさせて頂いているところ多々有りです。 若輩者の自分が申し上げるのも恐縮ですが、今回の内容には、レイ・ブラッドベリの小品集に通じる爽やかな読後感が再来した感じです。

先日の補足なのですが、昼寝ネコ師の「常に時代に対峙し、変化を恐れないどころか変化を求め続ける」姿勢は、まさにマイルス・デイヴィスやデヴィッド・ボウイなどに繋がるものを感じましたよ。

これからも多岐の分野に渡って人生の妙味溢れる内容を綴り続けていかれるのを非常に楽しみにしております。
Commented by hirune-neko at 2016-01-27 13:35
日本晴れさん

いつも励ましとお褒めのお言葉を有難うございます。
率直に申し上げて、大変嬉しく思います。

>こんな素敵でダンディなお父さんを持つ息子さん、娘さんが羨ましい限りです。

子どもたちは私のことを、ものぐさでグ〜タラな父親だと思っています。

レイ・ブラッドベリはSF作家でしょうか。中学生の頃の記憶に
残っていますが、興味がありますので日本晴れさんの推奨作品を
教えてくだされば、読んでみたいと思います。是非教えてください。

私は高校生の時にジャズにのめりこみましたが、もっぱら
ジョン・コルトレーンとビル・エヴァンスを聴いていました。
マイルス・デイビスで印象に残っているのは、死刑台のエレベーターと
マイルストーンでしょうか。懐かしく思い出しました。

8年ほど前に雑文をまとめて出版しましたが、続編を出したいものの
時間が確保できず、ずるずるとそのままです。
最近の潮流でいえば、電子出版なのでしょうが、やはり自分の本は
手に取ることのできる、紙に印刷した書籍に愛着があります。
読者のためには、両方あった方がいいのでしょうけど。

いつも、華麗な文章で感想を残してくださり、お礼申し上げます。
Commented by 薔薇姫s at 2016-01-27 16:45 x
夕暮れが少し遅くなりました。

まだ明るいです。
霊能力…ありません。でもなんとなくわかる(人はおおよそそんなものかと・・・)3丁目霊能者の仲間入りには程遠いかもしれないです・・・・。

いつも素敵な音楽を聞かせて頂いております(一日数回聴きに来ることもあり)ありがとうございます。
Commented by hirune-neko at 2016-01-27 19:48
薔薇姫sさん

いつもお読みくださり、有難うございます。
霊能者の認定試験はちょろいもんですから、どうぞ受験なさってください。

音楽の件、有難うございます。
私自身、音楽が好きなものですから、何曲か試聴して選んでいます。

久しぶりにちゃんと歩いて帰っていました。
Commented by 日本晴れ at 2016-01-27 23:50 x
昼寝ネコ師匠

小生の駄文コメントに懇切丁寧にご返事を下さり、恐縮の限りです。

ブラッドベリはSFのイメージが強いですが、「SF=夢物語、魔法話」のイメージが濃かった50〜60年代に、ファンタジック、詩的、寓話的な作品の題材にブラッドベリが好んで取り上げたようです。 個人的にブラッドベリ作品(短編主体)の妙味は、50〜60年代の輝いていた(古き良き)アメリカへの憧憬のスクラップブックみたいな、リリシズム、イノセンスが様々な風景描写で表現されているところか、と思います。 「雨が降った日にロケットマンのお父さんが事故で死んで以来、雨の日以外は外出しなくなった母子」の話から「家族を宇宙旅行に連れていくという夢を体験させてあげる為に、ハリボテのインチキ宇宙船で一生懸命に演出する父親」、「年をとらない特異体質のせいでずっと子供のまま、その秘密がバレないように数年毎に他人の家族で転々と過ごす男性」等々、思い返すと、昼寝ネコ師のブログに感じられる読後の清涼感に繋がるところは否めません。
お勧めの作品はなかなか絞りきれないのが正直なところで申し訳ありません。 創元やハヤカワの文庫本短編集だと、まずハズレは無いかと思います。 カーニバル、クルーセルから荒涼とした自然、宇宙のかなたまで、様々な情景描写に豊かな‘アメリカーナ’的なものへの愛情が詰まっています。 強いて一作挙げれば、確か代表作(短編集)「ウは宇宙船のウ」の最後に収録されていた(⁉︎)「駆けまわる夏の足音」という小品が個人的にお気に入りです。 ストーリーよりも寧ろ季節感描写や少年の感受性の表現が魅力的といえます(僕も中学生、思春期時期の愛読書でした)。
Commented by 日本晴れ at 2016-01-27 23:52 x
昼寝ネコ師匠
またダラダラと本当にすみません。僕自身 60年代後期に生まれたので、アメリカが輝いていた50〜60年代をリアルタイムで経験しておりません一方、音楽や小説等でたまたまハマりこむものにこの時代のものが多いことから、やはり文化的に素敵な時代だったのでしょうか。
昼寝ネコ師匠には申し訳ないのですが、マイルスだと特に、ビル・エバンスやコルトレーンが脱退した直後⁉︎あたりの60年代のソーサラーやネフェルティティの頃が大好きです。モードジャズと呼ばれた時代のミッドナイトな雰囲気のものが好きでして、勿論コルトレーンやビル・エバンスも好きですよ! 寝つきがあまり良くないのですが、マイルスの「いつか王子様が」の高揚感とリリシズム溢れたイントロが終わらないうちに眠りにつくことが人生この先一度でもあれば、なんてつまらないこと考えたりもします(笑)。

ところで「8年ほど前に出版」されたとの書籍名は、ブログ名と同タイトルのものでしょうか? 非常に気になって、アマゾンでポチッとしてしまいました。
僕にとってちょっと残念だったのは、昼寝ネコ師のブログを見つけたのが遅かったこと、一方幸いだったのは(余命さんみたいな硬派、本格政治専門ブログ経由で) こちらに辿りつけたことです。 ファンとしてはまだビギナーですが、書籍第2弾の出版は、本当に心待ちにしております。
Commented by hirune-neko at 2016-01-28 11:37
日本晴れさん

詳細なご説明を有難うございます。
「ウは宇宙船のウ」をamazonで探してみます。
ずいぶんお詳しいですね。

>マイルスだと特に、ビル・エバンスやコルトレーンが脱退した直後

こういうことを知っている人は少ないと思いますよ。
ジャズにもお詳しいんですね。
私は一時期、ビル・エヴァンスのCDアルバムをすべて揃えようと思い
いろいろ調べたらマイルスと協演していたことを知り、驚いた
記憶があります。おそらく、今でも50年代から60年代の演奏に、
名演が多いのではないかと思います。最近の演奏家はほとんど知りません。
Some day my prince will comeは、ビル・エヴァンスの演奏も
なかなかいいなと思います。マイルスの演奏も聴いた記憶があります。

ところで、日本晴れさんは私のお弟子さんだったんですか?
知りませんで、大変失礼しました。
Commented by 日本晴れ at 2016-01-28 12:38 x
昼寝ネコ師匠さま

「自称弟子」なので、どうか大目に見て頂けますか(笑)

コメント中、誤記がありました。以下にて訂正いたします。
<誤>「雨が降った日にロケットマンのお父さんが事故で死んで以来、雨の日以外は外出しなくなった母子」の話

<正>「晴れた日にロケットマンのお父さんが事故で死んで以来、雨の日以外は外出しなくなった母子」の話
Commented by hirune-neko at 2016-01-28 13:00
日本晴れさん

書き忘れましたが、昨日アマゾンから
昼寝ネコの単行本の注文がありました。
日本晴れさんだったんですね。
有難うございました。お礼申し上げます。
校正不足で誤字や誤記があり、予めお詫び申し上げます。
アマゾンへは、今日発送の予定ですので、お手許に届くまで
しばらくお待ちください。
Commented by 日本晴れ at 2016-01-28 19:02 x
昼寝ネコさま

実はジャズも含めて音楽はそんなに万遍無く詳しいわけでもなく(所謂ジャンル的には他人にドン引きされるぐらい`雑食’です)、逆に昼寝ネコ師匠のブログのおまけ動画で、素敵な音楽のチェックをさせて頂いております。Piazzolla にしろ、Miles にしろ、巨匠や大御所は、リリースしている作品の量が膨大でもあり、こちらのブログは本文と音楽動画で二重に楽しまませて頂いております。

北米で育まれたアメリカーナ音楽の一側面であるジャズと、中南米で育まれたブラジリアン、アルゼンティーナ等ラティーナ音楽、今やこれらの邂逅から、さらに欧州を巻き込んでの音楽のグローバリゼーションによって、ジャンル/カテゴリーの境界線も、大衆音楽⇔芸術の境界線もほぼ消滅しているのでしょうが、音楽でも他のアートにおいても、「ホンモノ(独自性)とゴミ(業界の押しつけ)」の境界線は、たしなんでいる方々には見えるのだと信じています。

ちなみに僕自身、何を好むのか自分でもうまく表現できないのですが、とにかく「本質的/エッセンシャルなモノ」に惹かれるのではないかと思います。 昼寝ネコ師匠の雑記帳も、もちろん非常に「本質的」なところに魅力を感じております。
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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