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昼寝ネコの雑記帳

病み上がりに映画鑑賞の静養療法だった


Astor Piazzolla, Sinfonia Buenos Aires, Op. 15, II. Lento, con anima

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徐々にウォーキングの習慣を取り戻しているのだが、
1時間ほど歩いて帰ってきた昨日、どうも脳貧血と
脳内の違和感が強まってきた。

もしかして、久しぶりに血圧が高くなったかと思い、
測ってみたら・・・器械の故障かと最初は思った。

上の値が、なんと50。
測り直したら、今度は50を切ってしまった。
いくらなんでも異常な数字だ。

床に背中をつけて深呼吸し、繰り返し測り直した。
数分後には、なんとか110まで快復した。

今日、知り合いの看護師さんに状況を説明したところ、
それは危険な数値だから、病院に行った方がいいといわれた。

正直にいうと、病院は好きではない。緊急事態の症状なら別だが、
なるべく、自然に自己免疫力や抵抗力を高める方法を採用したい。
いや、もしかしたら昨日は緊急に準ずる状態だったのかもしれない。

東洋医学系の治療をされる先生たちは、口を揃えて
歩くことが免疫力を高め、内臓機能も改善するという。
それを期待しているのだが、2日や3日程度では効果は出ないだろう。

その翌日だったのと、都心まで電車で行く自信がなかったので、
今日の午後に予定されていた高校の同窓会をキャンセルさせてもらった。

いつだって具合が悪くても、何かしないと気が済まない。
アホな人間の悪い習性だ。
でも、今さら直しようがないのも事実だ。

amazon.comのプライム会員になって数年になる。
プライム商品は送料が無料になる、という程度の特典だと思っていたが、
最近プライムビデオなるサービスが始まった。
レンタルビデオのリストの中にある「プライムビデオ」は
プライム会員なら、無料で視聴できるサービスだ。

観たい映画を選び、ウォッチリストに登録しておけば、
いつでも無料で観られるし、途中で停止したシーンから再生してくれる。

大学院のインテリジェンスの先生は、かなり映画好きの方で、
授業中にこれを観た人はいるか、あれを観た人はいるかと質問し、
何作も紹介してくれる。

これまでに、先生の推薦で視聴したのは、「ゼロ・ダーク・サーティ」、
「誰よりも狙われた男」、「フェアウェル」、「テロ・ポイント」、
そして数週間前の授業で触れたのは「ミュンヘン」だった。

ミュンヘン・オリンピックの時に、11人のイスラエル選手が人質になり、
全員が殺害された、という事実をテーマにした作品だ。
イスラエルの情報機関・モサドに選ばれた男が、選手たちを殺害し、
世界の色々な国に潜む、パレスチナのテロリストおよび
首謀者を探し当て、殺害するというストーリーだ。

授業では、イスラエルの対外情報機関のモサドは、
暗殺を行うが爆殺を好むと習った。つまり爆弾を使用するという意味だ。

なるほど、事実に基づいて作ったというだけあり、電話器の中や、
ベッドのマットレスの下などにプラスチック爆弾を仕掛けて爆殺していた。

選ばれた男性は、妊娠7か月の妻を残してフランス、イタリア、アメリカ
などを訪れて任務を果たす。

帰還した男は、脳裏に残っている残虐な殺戮シーンにうなされ、
モサドからの次の任務の依頼を断る。
そのときの台詞には、まったくその通りだと同感した。

「憎しみと殺戮の連鎖の延長線上には、決して平和は存在しない」

終了後のタイトルロールを眺めていたら、スピルバーグの名前があった。
ああ、スピルバーグの作品だったんだ。
そんなことも知らずに観てしまったが、出来のいい作品だったと思う。

先生の推薦するスパイ映画を何本も観たせいで、
私自身もすっかり用心深くなってしまったようだ。

夜、ゴミ置き場にビニール袋のゴミを出しに行くときは、
必ずベルトにボノヴィ(Bonowi)社製の特殊警棒を取り付けて行く。
ドイツの特殊部隊であるGS-9制式採用の、頑丈なものだ。
おそらく世界で一番、実用的だろうと思う。
いろいろリサーチして辿り着いたのが、ボノヴィ社製だった。

なので、暗がりで急に近寄ってこられると、特殊警棒が
ジャキーンという音とともに長く伸び、危険なことになるので
お気を付けいただきたい。


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by hirune-neko | 2015-11-30 00:20 | 現実的なお話し | Comments(0)
<< 亡くなった人は夢に現れないと聞... もしかして自虐行為か自殺行為な... >>



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

by hirune-neko
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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