昼寝ネコの雑記帳

フラッシュ・バックで過去のシーンが甦る


Astor Piazzolla - Tristeza de un doble "A"

いつもクリックしてくださり有難うございます。とても励みになっています。


30歳を過ぎた頃から、家系のせいで早世だろうと思い続けていた。

なのに、どういう訳か60歳を過ぎてから徐々に、
人並みの寿命を期待するようになっている。
まだまだ実行が伴っていないが、断糖し、ウォーキング時間を確保し、
ストレッチを実行し、もうじきスポーツ・ジムを再開しようと、
数々の目標に、密かにロックオンしている。

生きる意欲が湧いてきたのには、いくつもの理由がある。
あれもそうだし、これもそうだ。あれこれある。

それに伴って、必要な知識や技術を自分に補充したいという
意欲も湧いてきている。
目的が明確になっているので、動機も揺るがないでいる。

肉体的には、体力と気力の低下速度をなるべく遅くしたい。

しかしどうやら、問題は心理的な領域にあるようだ。
読書に集中し、思考の世界に浸ろうとすればするほど、
なんの脈絡もなく突然、数十年前のシーンが脳内に投影される。
心理学の用語らしいが、フラッシュ・バックが連続する。

遙か昔の忘れ去っていた、なおかつ思い出したくないシーンばかりだ。

まるで行く手を塞ぎ、過去の自分の呵責と訣別させまいとするかのような、
悪意に満ちた高笑いの声が聞こえるようだ。

人間は誰でも、過去の失敗や誤った選択の悔悟を引きずって生きている。
妥協して、自然の時間の流れに身を任せようとせず、
試行錯誤を覚悟して、新たな自分を生きようとする人間は誰でも、
自分を純化するために、過去の記憶の中から余分な部分を削ぎ落とし、
脱皮しようと悪戦苦闘している。

そんなときは、音楽家として優等生の作曲家が作った曲よりも、
このピアソラの作品に平安を見出し、勇気を与えられる。
(ピアソラには申し訳ないが、優等生だとは思っていない)
立派な成功談を聞かされるより、どん底から這い上がった人の、
大変だった経験談に励まされる。

さらには、私心を捨てて純粋に他者のために、時間と労力を
費やす人の生き方に接して、浄化される。

仕事の内容は、錯綜した迷路の中を手探りで進むようなものだ。
なので、進行速度は時間に比例しない。
ときどき立ち止まって、ため息をつくことも多い。

ブログには、時として政治的なことも書く。
もし政治ブログだったら、毎回政治的なことを書かなくてはいけない。
しかし、エッセイというカテゴリーはとても都合がいい。
日によって心に思い浮かぶことが、政治に限らず音楽でもいいし、
心理的なことでもいいし、創作でも散文詩でもいい。
自由気ままに書かせていただいている。

アクセス解析を見ると、
「余命3年時事日記」および「余命三年時事日記」で検索し、
お越しになる方がとても多いようだ。

書きたいように書かせていただいた文章を、毎日それなりの数の方が
読んでくださるのは、書き手にとって大きな励みになっている。
改めてお礼を申し上げたい。

私が手がけていることは、公開できる内容が大部分だが、
余計な摩擦を避けるため、名を伏して非公開で進めていることもある。
なので、何か期待されて訪問された方には、大変申し訳ないが、
100%オープンのブログではない点は、ここでお詫び申し上げる。

次の言葉は、著名なインテリジェンス専門家の理論だそうだ。

「インテリジェンスの基本は、相手が知りたがっていることを隠し、
相手が隠したがっていることを知ることだ」

誰の言葉だったか、思い出せない。

今日は、クッキーを1枚も口にしなかった。
お利口さんな一日だった・・・まだ三日坊主のレベルだが。


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by hirune-neko | 2015-11-24 21:58 | 心の中のできごと | Comments(0)
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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