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昼寝ネコの雑記帳

まるで「ままごと遊び」のような幼稚な発想なのだろうか


Woe - Astor Piazzolla

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昨年、後期の途中から聴講させていただいた授業がある。
ずっと探していた「インテリジェンス」を教えてくれる講座だ。

正式にちゃんと授業を受けたいと思ったので、今年の3月に
試験を受けて、なんとか合格した。

今日が後期から始まるその授業の初日だった。
去年は、私以外はおそらく全員が20歳代だったと思う。
人数は去年より少し少なかったが、初日なので名前と専門分野を
自己紹介することになった。

大学生、大学院生、白髪で私と同年配の方、オリンピックに備え
行政からの業務命令で来たとおぼしき方、聞き逃したが自衛隊か
どこかに所属しているらしい方、中国人の方、ロシア人の方であり、
それぞれ専門分野を持っている。

私の順番が来て名乗ったら、講師の先生の方から
「○○さんは専門分野はないですよね?」と確認された。
本当は「専門は昼寝です」と、冗談をいおうと思ったのだが、
そんな雰囲気ではなく、「はい、ありません」と答えた。

白髪で私と同年配の方は、想像だが、どこかの企業を定年になり
個人的に大学院に入学したようだ。確か、武力行使法を学んだと
自己紹介したように記憶している。

中国人女性もロシア人男性も、ちゃんと日本語で授業を受けていた。

もし私が、「専門は昼寝です」といわず、「個人と家庭のための
ファミリー・インテリジェンスについて研究しています」といったら、
それを聞いた皆さんは、どんな反応だっただろうかと想像してみた。

皆さんはそれぞれ、必要性があってインテリジェンスを学びに来ている。
背景は一切分からないけれど、かなり具体的な必要性があって、
情報収集の方法や分析手法を学ぼうとされているのだろう。
文字通り、国家安全保障に隣接したバックグラウンドなのだろう。

国際政治、軍事、戦争、諜報活動、プロパガンダなど
どろどろした国際社会の現実と対峙している国家インテリジェンス。
なので、私たちは「国民」という集合体で捉えられる。

私が必要性を感じている個人と家庭のためのインテリジェンスは、
まさに国家の最小構成単位である、個人と家庭に焦点を当て、
彼等が安全・平和に暮らせるよう、そのためにあらゆる緊急事態を
想定して、それに備えるにはどうしたらいいかが主軸になる。

単に緊急事態でのサバイバル技術だけではなく、
社会の 最小構成単位である「家庭」が、安全・安心・平安な
生活の場であるだけでなく、佳き家族関係から佳き人格や
才能・能力を育む場であってほしいと願っている。
家庭が子どもたちにとって、いつでも帰っていける場所であるよう、
父親あるいは母親の視点に立って、必要と思われる
情報を提供できるようになりたいと目指している。

しかし、世界各国の情報部や軍部で働く人たちにとっては、
個人や家族の前に、まずは国家の存立なのだろう。
私のような発想でインテリジェンスという言葉を発すると
彼等にとってはおそらく、まるで「おままごと」のように
感じられるのではないだろうか。
別にどのように冷笑されても、馬鹿にされても一向に構わない。

そういえば、今日の授業で不思議な言葉を目にした。
「CIAの猫」・・・?なんだこれは一体?
どれぐらい前のことか聞きもらしたが、かつて
アメリカ政府の対外国工作機関であるCIAが
ロシア大使館内の会話を盗聴するために、ネコの体内に
盗聴器を埋め込み、敷地内に放そうとしたらしい。
なかなかうまくいかず、かなりのネコが犠牲になったそうだ。
とうとう成功した第1号のネコを、CIA職員が抱きかかえ
ロシア大使館の前で、そっと放したその瞬間、
疾走してきた車を避けられず、そのネコは昇天したそうだ。
巨額の予算を使ったプロジェクトだったと聞いた。

まあ、どんなことだって試行錯誤はあるだろう。
私自身、漠然とだが個人と家庭のためのインテリジェンスを
意識し始めてから、もう何年になるだろうか。
途中で何度も自信を喪失し、かといって今でも自信を
持っている訳でもない。
以前も書いたことがあるが、数年前に
ファミリー・インテリジェンスという表現に確信を持ち、
google検索したが、日本語でも英語でも本来の意味での
ヒット件数はゼロだった。
つまり、世界中ではおそらく誰も考えていないか、
あるいは認めていない発想なのだろうと思う。

「おままごと」といわれても、「稚拙な発想」といわれても、
私はまったく気に留めない。
昔からいわれているように、猫耳東風であり
猫のツラにションベンという、気品溢れる表現もある。

でもまあ、授業中にはなるべく何を考え、何をしつつあるかは
一切いわないようにしようと思っている。
文字通り、ネコをかぶった人間でいようと思っている。

でも、講師の先生は把握してくれているし、面接試験官だった
国際政治学の女性教授も「面白い発想ですね」といってくれたし、
まあ私のようなヘンテコなネコ人間がいても、いんでないかい?
という気持ちではある。

授業初日の雑感を記録として残しておきたい。


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by hirune-neko | 2015-09-18 00:03 | インテリジェンス | Comments(0)
<< 自分にとっての根源的な問いかけ 想像力や洞察力の必要性を痛感した >>



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

by hirune-neko
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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