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昼寝ネコの雑記帳

愚考のキーワード、余命3年時事日記・パプキム天国・スヒョン文書・超限戦


Astor Piazzolla - Choral, Suite Punta del Este

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永年インターネットを閲覧していると、
いろいろなキーワードを目にすることになる。

1.超限戦
2.余命3年時事日記
3.パプキム天国
4.スヒョン文書
5.花王文書
6.セレブリディ文書


最近、安全保障関連法案を巡り、合憲・違憲議論がある。
議論することは大変結構なことだと思っている。
ただひっかかるのは、集団的自衛権は戦争法案だと強調し、
不安を煽ることに重きを置いて、肝心の議論が空転している点だ。
集団的自衛権を認めれば戦争につながる、と主張する人がいる。
いや逆に、戦争を抑止することになる、と主張する人がいる。

無責任ないい方になるが、私のような素人が論評できるような
単純なテーマではないと思うので、専門的な判断は保留し、
もっぱら一市民としての視点から、愚考してみたい。
にわか勉強しかできないものの、インターネットは実に便利で
キーワード検索すれば、膨大な数のサイトがヒットする。

1.超限戦の意味が、あやふやになったので、検索してみた。
【以下は引用】
 「韓国政府や中国政府の反日扇動行為は、『超限戦』の一つであり宣戦布告なき戦争状態と解釈できる。韓国国民や中国国民による自然発生的な反日デモは政府には責任が無いが、習近平主席やパククネ大統領自らが先頭に立って日本の告げ口外交をする行為は『超限戦』の一つなのだ。
 サ イバーテロや不法移民を送り込むことも『超限戦』であり、現代の戦争は気がつかないように行われている。戦争は外交の延長上にある行為であり国際法で規定 された行為は戦争状態と規定されている。アメリカが盛んにサイバーテロを警告しているが、敵国は既にばれていても公表はしない。」

 (引用元:「株式日記と経済展望」2015年7月31日の記事
  http://blog.goo.ne.jp/2005tora/s/%C4%B6%B8%C2%C0%EF

なるほど。
確かに銃弾やミサイルは飛び交ってはいないものの、
全面戦争以前の、情報戦争、経済戦争、プロパガンダ活動などは
どこの国でもやっているようだし、世界各国が日本政府の
集団的自衛権を認める方針を歓迎しているにもかかわらず、
中国、韓国、北朝鮮だけが反対しているのは、自国に都合が
悪いからなのだろうと推測してしまう。
つまり、日本を弱体化し、合法的に支配下に置こうとする
意図があればこそ、さまざまな法案に反対しているのだろうと思える。

日本と日本人を守るという視点から考えると、
現実に発生してる軍事的脅威を、議論の外に追いやり
ただ憲法違反と徴兵制復活、戦争勃発の危機だけを
前面に出して感情的に煽る一方の政治家、マスメディア、
ジャーナリスト、学者の皆さんは、一体どこの国の
利益を代弁しているのだろうと、疑念を感じる。

日本の防諜システムが、一般諸外国に較べて脆弱であり
国家の安全を脅かす、重大な外患誘致行為を適切に防止し、
あるいは罰する法的制度が不完全だという指摘は
当たっているように感じている。
なので、改めて世界主要国家の安全保障制度と、
日本のそれとを比較し、どのように脆弱であるかを勉強したい。

2.余命3年時事日記
3.パプキム天国


余命3年時事日記については、過去に何回か紹介している。
政治ブログは膨大な数が存在し、ある程度厳選して閲覧するしかない。
他のブログから引用したり、罵倒・中傷・冷笑する傾向のものも少なくない。
その点、余命3年時事日記は、現状をきちんと精査して把握しており、
的確な情報を提供している、類例の少ないブログだと思う。

最近、googleで「余命3年時事日記」をキーワード検索すると
「パプキム天国」という名のブログがヒットするようになった。
10位台だったのが、最近は10位以内に表示される。
その「パプキム天国」は、サブタイトルにこう表示している。

「ネトウヨが大好きな『余命3年時事日記』は、自覚的にデマを流すデマブログ」

ほう、余命3年時事日記はデマブログなのか、と思って読んでみた。

「この記事は、『余命3年時事日記』というキーワードで検索してきた人向けに書いています。良識のあるはてなーな方やその他SNSから来た人にはそっとじ推奨です。でも、検索エンジンで上位表示されておきたいので、ブクマ等でシェアしてもらえると助かるかもしれません。(中略) ネトウヨにやたらと影響力のあるデマブログです。丁寧にもブログ説明に『妄想時事日記』と書いておりますが、まさしくその通りで、妄想しか書きません。在日韓国・朝鮮人に関した妄想・デマ・偏見を垂れ流すことによって自己承認欲求を満たしている哀れなブログでもあります。このブログ主は、デマに流されているほうではなく、デマを意図的に流しているほうの人間なので、一般的なネトウヨよりタチが悪いです。良い子のみなさんは気をつけましょう。」
 (引用元:「パプキム天国」2015年7月8日の記事
  http://babkim.hateblo.jp/entry/2015/07/08/194723

さらに、余命3年時事日記が大嘘を付いている証拠として、

証拠1: 「スヒョン文書」を安倍首相が毎日読んでいたという大嘘

と続けている。

ほう、なるほど。念のため、保存してある余命3年時事日記を調べた。
指摘通り、以下のタイトルと記事が見つかったので、引用する。

安倍晋三のリベンジ原点(在日朝鮮人と民主党) (2013.11.09)

「先日、安倍が2007年参院選で過半数割れ、退陣後の衆院選では惨敗を喫して臥薪嘗胆、リベンジに燃えて毎日読んでいたという資料を手に入れた。在日朝鮮人と民主党のつながりがよくわかる資料で、前原の朝鮮人献金問題、菅元総理の朝鮮人との癒着、小沢を徹底的につぶした理由などがあちら側から立証されている。読めば安倍でなくても日本人なら誰でも怒る。二回に分けてお伝えする。」
 (引用元:「余命3年時事日記」2013年11月09日の記事
  http://kt-yh6494.blog.so-net.ne.jp/archive/20131109 ) 

と書かれており、その「資料」として紹介されているのが
「スヒョン文書」である。
あくまでもネット上の検索結果ではあるが、この「スヒョン文書」と
同じ系統の文書だと指摘されているのが、上記のように

4.スヒョン文書
5.花王文書
6.セレブリディ文書


の3種類となる。

さて、「パプキム天国」のブログ主が主張するところの
「余命3年時事日記」が大嘘だという根拠に興味を持った。
読み進むと、以下のような記述がある。

【以下、「パプキム天国」からの引用開始】

曰く、稚拙でボロを出しくまくっているデマ創作文「スヒョン文書」を安倍首相が臥薪嘗胆、リベンジに燃えて毎日読んでいたとのことです。一国の首相がネット掲示板に掲載されていただけの一次ソースもない創作文を臥薪嘗胆して、毎日読んでいたとは驚きですね。私はにわかには信じられません。

こここから考えられる論理的な帰結として、

・「余命3年時事日記」が自覚的な大嘘を付いている
・「スヒョン文書」を信じてしまうくらいに、安倍首相が大馬鹿者である

という2つの可能性が残ります。私は、安倍首相のことを全く支持していませんが、さすがにそこまで馬鹿だと思っていないので、前者の可能性が正しいと思っています。まあ、後者の可能性を信じるなら、別にそれでも構いません。

あら、2つの可能性があるので、厳密には「『余命3年時事日記』が嘘を付いている」証拠にはなっていませんね。なので、「余命3年時事日記」の中の人が「安倍首相がスヒョン文書を毎日読んでいた」という証拠を提示してくれるのなら、いつでも喜んで謹んで謝罪訂正しますので、よろしくお願いしまーす。


【以上、「パプキム天国」からの引用終了】
 (引用元:「パプキム天国」2015年7月8日の記事
  http://babkim.hateblo.jp/entry/2015/07/08/194723

以上は、相反する論調のブログ記事である。
余命3年時事日記が大嘘であるという根拠は、元総理だった人物が
こんなデマ創作文を毎日読むはずがない、という点に尽きるようだ。
なるほど。

ここからは私の個人的な主観になるのだが、とくにスヒョン文書を読むと
これ自体がデマ創作文だと断定できる根拠はなんなのか、疑問に思う。
文中の韓国語が不自然だったり誤った表現だ、という記述が他の部分に
あったが、その引用は割愛する。
つまるところ、「パプキム天国」のブログ主は韓国語が堪能のようだ。
なので、韓国人になりすました「ネトウヨ」の自作自演だということをいいたいのかもしれない。

さて、「パプキム天国」が述べているように、果たして
「余命3年時事日記」は大嘘つきなのだろうか。
さらには、「スヒョン文書」がデマ創作文なのだろうか。

私にはとても、100%の根拠で断定することはできない。
「余命3年時事日記」に関しては、過去に何度も紹介しているし、
最新記事までの全記事を保管して、いつでも閲覧できるようにしている。

しかし、これまでに上記の

4.スヒョン文書
5.花王文書
6.セレブリディ文書


の3文書については、内容に踏み込んでいなかったので、
閲覧にいらっしゃった方で、興味をお持ちの方は
一度お読みになり、過去に報道されたニュースなどと比較され、
「パプキム天国」と「余命3年時事日記」のいずれが
参考情報として信頼性が高いかを、判断されてはいかがだろうか。

私の基本理念として、最初から結論を提示して説得することは
避けるべきだと考えている。
ただ、なるべく参考になると思われる情報を、出典を明らかにして
提供し、読者の皆さんの判断に委ねるべきだと考えている。
そのような手法を継続することにより、個人の皆さんの
インテリジェンス・リテラシーが涵養されると確信している。

一見、無意味に思えるかもしれないけれど、結果的に
そのような方々が選挙で棄権せず、投票することで日本という国は
きちんと民意を反映した国家に再生されていくと期待している。

「平穏であって、ひとかたまりのかわいたパンがあるのは、
争いがあって、食物の豊かな家にまさる。」(箴言17章1節)

【参考サイト資料】
4.スヒョン文書 http://xianxian8181.blog73.fc2.com/blog-entry-122.html
5.花王文書 http://blog.goo.ne.jp/syotyan2717/e/9e76a6ce8f49a787bffe5deba3d16cb1
6.セレブリディ文書 http://ameblo.jp/utuptsd2010/entry-12041687701.html



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by hirune-neko | 2015-08-01 23:47 | インテリジェンス | Comments(0)
<< 鮮明な夢を見ることが多い 月末の今日は、朝から戦争状態だった >>



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

by hirune-neko
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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