昼寝ネコの雑記帳

「私は霊能者だ」といったら大受けだった


Save your love for me - Eliane Elias [Buddy Johnson]

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今まで人にいったことはないのだが、
実は私には特殊な能力が具わっているようだ。

短時間、相手と話しただけで、その人が
なんのスポーツをしていたかが、かなりの確度で
いい当てられる。

例えば営業に行き、商談の途中で
「バスケされていませんでしたか?」というと
「どうして分かるんですか?当てずっぽうでしょ?」
と、とても驚かれたことがある。
「当てずっぽうじゃないんです。雰囲気で大体分かるんです」
でも残念ながら、そことは契約することはできなかった。

あるとき、相続問題がこじれ家庭裁判所に行った。
廊下の椅子に弁護士の先生と一緒に座っていた。
するとその先生が突然立ち上がり、廊下を歩いていた
女性に近づいて挨拶をし、戻って来た。
「いやあ、司法研修所で一緒だった人なんですよ」
会話の間ずっと、相手の女性の表情を観察していた。
で、私はこのようにいった。
「出身は早稲田大学で、お父さんは学校の先生では
ないですか?」
「どうして分かるんですか。彼女は早稲田です。
お父さんは教育関係の仕事だったと聞いてます」

今日、若い人たちが4人で笑いながら、歓談していた。
よせばいいのに、その中の女性が体操選手だと閃いた。
「ちょっとごめんね、みんな。
私は、何のスポーツをしていたか、3回以内に
いい当てることができるんですよ」
で、その女性に向かって、
「新体操ではないですか?」
と聞いてみた。厳密にいうと新体操ではなかったものの
器械体操などの体操全般だそうで、まあ大体は当たっていた。
「どうして分かるんですか?」
「いやあ、ある程度専門的にスポーツをしていた人は
独特の雰囲気が残っているものなんですよ」
「じゃあ、この人は何のスポーツか分かりますか?」
その男性は隣の女性を紹介した。
「ん〜、卓球かな?」
「違います」
「バレーボールでしょ」
「わあすごい。じゃあ、この人は?」
といって、隣の男性を指名した。
「ん〜、ちょっとイメージが出てこないなあ」
みんなは笑いながらも、真剣に私の回答を待った・
「サッカーだね」
その男性はとても驚いた。
「えぇっ!たいがい、柔道かラグビーっていわれるんですよ」
本当にみんな驚いていた。
「実は私、霊能者なんですよ」
というと大受けだった。

でも、調子に乗って「人間鑑定」を続けたせいか、
頭の芯が酷く疲労してしまい、エネルギーも消失した。
真面目な話、この種の洞察はとても消耗する。

とうとう夜9時に予定されていたスカイプ会議は、
事前にメールを送り、体調不良で不参加とさせていただいた。

少し睡眠時間を確保したので、ようやく思考力が回復した。
仕事でも何でもそうだが、人間と対面すると
自動的に洞察回路が起動するので、やはり消耗する。

ネコと対面しても、全然疲労しないし
コンピュータとも10時間ぶっ通しで向き合っても
全然大丈夫だ。

結論は、人間というのが一番不可解で不安定で
分かりにくい生き物だということなのだろう。

これからの人生では、なるべく人間と接触しなくてもいい
仕事環境に軌道修正していきたいと思っている。
なので、ますます人付き合いが悪くなってしまうことになるが
もう諦めていただくしかないだろう。


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by hirune-neko | 2015-06-28 23:36 | 心の中のできごと | Comments(0)
<< 重篤な欠落感・飢餓感・強迫感の... やはり時代は変遷していると実感した >>



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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