昼寝ネコの雑記帳

天使と悪魔を見分けるのは容易ではない


Astor Piazzolla - Romance Del Diablo

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ピアソラは、「天使の組曲」と「悪魔の組曲」のように
対局の存在を作品化している。

冒頭で紹介した曲を聴き、これは天使なのか悪魔なのか、
どちらを連想させるだろうか。

この曲名は「悪魔のロマンス」とされている。

神学的には、天使と悪魔という対比ではなく、
おそらくはエホバとルシフェルになるのだと思う。

ルシフェルは天から投げ落とされ、この地上で
悪魔となった、という解説を読んだことがある。

悪魔は地上の財力と軍事力、さらには権力を
掌中に収め、恐怖と流血で地上の人間を支配してきた。
悪が、まさに飽和状態になろうとしている近年、
良心ある人々が真実を知り、覚醒するようになってきた。

悪に根ざす人たちは、徐々に馬脚を現し、
醜悪な動機を包み隠していた容器のメッキも
剥げつつあるように思う。
どうやら形成が徐々に悪化してしまい、
永年にわたって構築してきた虚構が、
一気に瓦解する日も近い・・・おそらく悪魔は
そうなる事態を実感しているに違いない。
権勢を欲しいままにしてきた総領が、大衆の面前で
惨めな姿を曝す日がもう近い。

劣勢が加速する中で、悪魔は過去数千年を振り返り
徒労感に苛まれるようになった。
配下の者たちには決して心情を明かせないが、
後悔の念が徐々に鬱積して消し去ることができない。

勿論、最後の悪あがきはするだろう。

しかし、実際の悪魔の心の奥底では、苦渋の思いが
融けた鉛のように、無機的に渦巻いている。

ピアソラはおそおらく、その鋭敏な洞察力で
悪魔の心象を見抜き、同時に寛容な視点から
この作品を作り上げたのではないかと想像している。

実際に国内情勢を視野に入れると、外国人登録法の一部改正、
テロ関連法案、安全保障関連法案、マイナンバー制度、
憲法改正、特定秘密保護法案、スパイ防止法・・・

ここ数年の巧みな包囲網は、まさに誰が天使で、
誰が悪魔の勢力に荷担してきたのかを
白日の下に曝すことになるのではないかと、
目を瞠りながら、ただただ傍観するばかりだ。


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by hirune-neko | 2015-05-17 01:06 | 心の中のできごと | Comments(0)
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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