昼寝ネコの雑記帳

ご結婚四十周年おめでとうございます


Eu Sei Que Vou Te Amar - Ana Carolina (Legendado)

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今日が祝日であることを知ったのは、昨日だった。
4月29日は昭和の日?
いつから昭和の日になったのかすら憶えていない。
長い間、天皇誕生記念日として馴染んでいた日だ。

そしてもうひとつ。
4月29日は、私と家内の結婚記念日でもある。
1975年のことなので、ちょうど40年前の遙か昔だ。

改めてこの40年を振り返ると、何もかもが
あっという間だったような気がする。

どちらの夫婦も同じかもしれないが、
実にいろいろな出来事があった人生だった。
回顧するにはまだまだ時期尚早だとは思うが、
アップダウンの激しいジェットコースターで、
広い遊園地を一周したような思いがある。

今も昔も変わらず、私は自分の考えで行動する。
なので、育児も家事も一切手伝わず、ひたすら
仕事であちこちを飛び回っていた。

四人の子どもたちは、皆それぞれ家庭を持ち
社会に適応し、自分の目標に向かって
積極的に生きている。
父親の私の教育が良かったからではない。

考えてみたら、子どもをお風呂に入れた
記憶がないし、おむつを替えた覚えもない。
躾けたことも教訓を垂れたこともない。
なので、敢えていうなら完全に反面教師であり
家内が孤軍奮闘してくれたおかげで今日がある。

子どもたちが、大人になった今も
母親を大事に考えて信頼を寄せるのは当然だろう。

家内にとって私は、第五子のような存在らしい。
何よりも寛大で忍耐強く、犠牲的精神で
よくもまあ今日のこの日まで支えてくれたものだ。
自分でいうのもなんだが、私はやりたい放題の
放縦な生き方だったように思う。

なので、何かあるとすべては私に原因がある。
なんといわれても弁解の余地はない。

お互いに多忙な生活なので、
一緒に外食することは久しくない。

今日は記念すべき40周年だったので、第三京浜から
横横道路に入り、逗子と葉山に行った。
海を見たいというので、海辺の高級レストランに
行くことにした。前回行ったのは去年だったろうか。

その「デニーズ」という名の高級レストランで・・・
そう、どこにでもあるデニーズなのだが、葉山の店は
海辺に建っており、水平線が見渡せる。

食前に、水の入ったグラスで乾杯をした。
本当にこんな駄目男を見捨てずに、よくもまあ
40年間も一緒に苦労をともにしてくれたものだ。
心からのお礼の気持ちを伝えた。

帰途、逗子に住んでいる娘の住まいに寄ってみた。
生後七ヶ月の孫ぼんずの顔も見たかったので。
真っ黒に日焼けした娘の旦那が、タイミング良く
帰宅し、挨拶をすることもできた。

小さかった娘の顔を見る度「美人だね」と
声をかけたのを思い出す。
やがてたどたどしい口調で「わたし、じびん?」
と訊いてくるようになった。
あの幼かった娘が、子どもを母乳で育てている。
文字通り隔世の感がある。

短かったような長かったような、これまでの
人生を振り返り、どんな重荷でも一緒に引き受ける
それが夫婦なのだろうと、改めて思っている。

かなり以前、業態の転換が思うように進まず
窮地に立たされたときの、家内のひと言を
今でもときどき思い出し、反芻している。

「わたしはホームレスになっても構いません」

それ以来ずっと、
私は家内に頭が上がらなくなってしまっている。


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by hirune-neko | 2015-04-29 23:13 | 心の中のできごと | Comments(0)
<< いやあ、きつい月末だった 雑念の影響を受けず集中できた一... >>



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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