昼寝ネコの雑記帳

人生で自分を諦め、手放す瞬間


Astor Piazzolla - Moderato Mistico

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サバイバル技術に興味があったので、
出版を始めて間もなく
C・W・ニコルさんに監修をお願いして
「冒険家の森〜サバイバル技術教書」
という本を出版した。
確認したところ、amazon.comで9円+送料から
古書が販売されており、まだ入手できるようだ。

主に冬山や砂漠など、自然界の極地でのサバイバルに
焦点を当てた本だ。

記載内容はほとんど忘れたが、印象に残っているのは
極地での死亡率のトップは、パニックだという点だ。
道に迷った山中で冷静な判断力を失い、
やたらと動き回って体力を消耗し、やがては死に至る。

吹雪の冬山で、凍死した人たちは尾根近くに
集中しているとも書かれていた。
つまり、もう少しで反対斜面の安全な場所に
逃れられるのに、そのすぐ手前で息絶えている
ケースが多いと記述されていた。

人生が、生まれたときからずっと誰かに守られ
最期まで順風満帆に過ごせる人は、そういないだろう。

長い人生で多かれ少なかれ、誰でも苦難に直面し
絶体絶命と思う局面を経験するようにできている。
初めてそのような状況に立たされると、
思考が停止し、不安が色濃くなり、選択肢が思い浮かばず
どうしていいか分からなくなってしまう。

もし自分を客観的に見る訓練と経験を積んでいれば
その人は、多少時間がかかっても、なんとか
踏ん張って、状況が好転するのを待つだろう。

しかし残念ながら、自分の置かれた状況から
どうしても出口を見出すことができず、
自分というかけがいのない存在を手放し、
諦めてしまう人もいる。

それは自殺かもしれないし、夜逃げかもしれない。
あるいは金銭が絡んでいれば、人のお金に
手を出すかもしれない。

自分を諦め、自分を手放す瞬間の心境は
どのような感じなのだろうか。
これまでの人生で、選択肢が存在しないと
思った時期が何度もある。
でも私は諦めなかった。
家族の理解と協力もあったし、友人たちの
親切にも助けられた。

極めて深刻な分岐点に立たされたとき、
何がその人を支え、励まし、苦難の中で
一歩を踏み出させる原動力になるのだろうか。

目に見えない光明を見出し、耳に聞こえない
声を聞くためには、どうすればいいのだろうか。

自分自身の経験を振り返っても、具体的に
提示できるものは思い浮かばない。

敢えていうなら、決して自分を見捨てない存在を
身近に感じられること。平安な心が得られる。

資産、名誉・名声、地位などをすべて失っても
自分自身の存在を残し、リセットして
やり直すという、価値観の大転換。
恐怖感から解放される。

国内も国際社会も、どんどん平和・平安になるなら
話は別だ。私は悲観的に捉えている。
なので、自分自身の内面に、そして身近なところに
決して自分を諦めず、手放さないよう励みとなる
要素を大事にすることを心がけたいと思っている。

抽象的だが、必ず方法は存在すると希望的に
考えている。


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by hirune-neko | 2015-03-16 23:41 | 心の中のできごと | Comments(0)
<< ピアソラ作品と女性ヴォーカリスト また遅延仕事が溜まり始めている >>



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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