昼寝ネコの雑記帳

人生の新たな入り口


Astor Piazzolla - Remembrance



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これまでの人生は、これからの人生の導入部分だった


63年生きてきて、義父が亡くなった歳に並んだ。
つい最近まで、かなり自分の人生の終わりが
迫ってきていると、漠然とだがそのように感じていた。

人生をどのように終わらせるかを考えるのではなく、
最期の時まで、一定の姿勢を保って
生き続けたいものだと、そのように考えていた。

ここ数日、日本の大企業の衰退がなぜ始まっているか、
その原因を分析した記事を、いくつか読んでみた。

大企業の経営幹部や高級官僚に名を連ねるのは、
例外なく一流大学を卒業した、知能が高く
知識も豊富な人たちのはずだ。

Appleの創業者で、故人となってしまった
スティーブ・ジョブズについては、
信念を持ち、カリスマ性があり、決断力に富む
人物だったと評価している。

逆に、日本の大企業の経営者の大部分は
創業経験がなく、その意味では独創性と
決断力に欠けリスクを負うことを嫌う、と断じている。

softbankに続いてiPhoneとiPadの販売に参入した
auもdocomoも、日本では巨大企業だ。
でも、今はどうだろうか。
言葉は悪いけれど、携帯各社もメーカーも
Apple社の下請け企業のようになってしまっている。
・・・Facebookしかり、Twitterしかり、すべて
外国製のものが、すっかりまかり通っている。
と、日本発の、斬新で独創的なアイテムが
世界に向かって羽ばたくことへの期待と
悲観的な見方が交錯した論調だった。

世の中には専門家が存在する。
DTPソフトのオペレーションができる人、
ウェブデザインができる人、
データベースソフトで情報管理ができる人。
しかし、異なったいくつものカテゴリーの技術を
ある程度習得し、独創的な組み立てができる人材が
どの程度存在するのだろうか。

そう考えてみると、歩みはのろいかもしれないが、
これまで手がけてきた異なるカテゴリーの技術が、
ひとつの狭い領域に集結してきており、
斬新でユニークな場を構築するようになるのでは
ないだろうかという予感が、湧き上がるのを感じる。

ここ数ヶ月は、ハードワーク、オーバーワークの
日々が続き、空中分解するのではないかと
不安な時間を過ごしてきた。

でも、今は違う。
もちろん、工業製品を作るような技術的蓄積はない。
しかし、豊富な知識や知能はないものの、
答えが容易に見つからないテーマを、ずっと問い続け
途中で投げだしたり妥協したりはしなかったという
ささやかな自負心はある。

近未来に、もし機が熟すれば
現代人が必要とする何かを形にして
提供できるのではないだろうかという、
そんな兆しを感じるようになっている。

短期的には、物事を悲観的に考えているが、
長期的にはとても楽観的に捉えている。

いつ閉じられるか分からない人生が
いつ閉じてもいいと思える、そんな心境に
なれたらいいなと望んでいる。



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by hirune-neko | 2014-07-15 23:00 | 心の中のできごと | Comments(0)
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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