昼寝ネコの雑記帳

多感でいてもいいのは何歳までだろうか


MARIO STEFANO PIETRODARCHI & ARAM GHARABEKIAN - "OBLIVION" (A. Piazzolla) - NCO'Armenia


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多感でいてもいいのは何歳までだろうか


最近、自費出版したいという相談があり、
現在、2種類の作品を並行してお手伝いしている。
内容の水準が高く、著者の了解が得られれば、
ISBNコードを発行して余分に印刷し、
書店ルートでも販売できるようにし、かつ
PDF版で対応できる場合は、電子書籍化して
とりあえず自社サイトでダウンロード販売しようと、
そこまでの仕組みはなんとかできそうだ。

今日は朝から、その2作品にかかりっきりで
さすがに集中し、緊張する時間が長かったので、
頭の切り替えのために、映画を観てしまった。
ポーランド、アメリカ、ロシアなどの映画祭で
受賞した作品らしいが、ポーランド映画で、
1960年代後半の史実に基づいているそうだ。
当時のポーランドの共産主義国家が、反体制派の
指導者摘発を目的に、ユダヤ人狩りを行ったという
舞台設定だ。反体制派の指導者的存在である
老歴史学者の身辺を探るため、大学に潜入した女秘密警察官。
そんな状況を軸に、人間的な感情や愛情、嫉妬が
複雑に絡む大作だった。上映時間もほぼ2時間と長いので、
つまらなかったら途中で止めようと思ったが、
最後まで観てしまった。

映画が終わり、読めもしないのにポーランド語の
エンドロールを目で追いながら、登場人物の人間模様が
まるで疑似体験のように、自分自身の記憶と内面に
蓄積保存されたのを感じ、不思議な感覚に包まれた。
映画や音楽、文芸作品から少なからず影響を受けるのは
ある意味で多感な部分が残されているのだろうと思うが、
人間は一体、何歳まで多感であること、つまりナイーブで
あることが許されるのだろうかと考え込んでしまった。

以前にも触れたことがあるが、ポーランドの
楽譜出版社・バデレフスキーに仕入交渉に行こうと考え、
ポーランド大使館からビザの発給を受けた。
でも、結局はとうとう行く機会がないままになっている。
アウシュビッツの収容所に行ってみようとか、
あれこれ計画したが、実現していない。

現在の日本には、日本を敵視している中国および韓国との
複雑な状況がある。一方で、これまでお人好しだった
日本人の間でも、ネットから現実的な情報を得ることで、
中韓両国に対する反感が高まっている。
歴史には疎い方だが、これまでも世界中至る所で、
人種や宗教に絡んだ紛争や戦争が多発している。
今の時代は、武力衝突以前の、情報戦争、経済戦争、
資源争奪、武器商人の暗躍など、非常に現実的で
なおかつ巧妙な水面下の策謀が巡らされているように思う。

そんな現実は視野の外に追いやり、自分の世界に
閉じこもっていられれば、なんて居心地がいいのだろうか。
そう思う半面、自分の子や孫を含む、小さな子どもを
抱える多くの家庭が危殆に瀕するのを、見てみないふりが
果たしてできるだろうか、という小さな葛藤を抱えている。
かなりの年数、相当数の政治ブログを閲覧してきたため、
世の中がどの方向に向かっているかは、少しは理解して
いるつもりだ。同時に、なんの力も経済力もない立場で
大きな流れを変えることなど不可能なことは自覚している。
ただ、子育て中のお父さん、お母さんたちから、
「自分たちを裏切らない、信頼、安心できる存在」として
情報を発信し続け、数万あるいは数十万世帯の
ご両親に・・・勿論、片親の場合も含めてだが、
一定の規模になれば、それなりの務めを果たすことが
できるのではないかと、そんな無謀なことを
思い巡らせているのも事実だ。

それにはやはり、自分自身がいい意味で、いつまでも
どこまでも多感で居続けたいと希望している。
明日のことに取り組みながら、十年先のことも考えたい。
なんてたって、約二十年後にはノーベル文学賞という
遠大な計画もあるわけだから。


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by hirune-neko | 2014-01-29 23:40 | 心の中のできごと | Comments(10)
Commented by El Bohemio at 2014-01-30 00:00 x
昼寝ネコさん、

何時までも”多感でいられるか”
この言葉に強く刺激されました。
ともあれ、貴サイトを読むと島流し
状態の自分の今の生活を如何に
充実させるかの指針になります。
ありがとうございます。
Commented by hirune-neko at 2014-01-30 00:07
El Bohemioさん

こちらこそ、なかなか図書館に時間が割けず、心苦しく思っています。
被災地関係のプロジェクトへの助成団体から、今年度分は
予算がカットされてしまい、しかも12月に入ってでしたので
目下、企業へのお願い営業を続けています。
もう少し、お待ちください。
ゆっくり図書館長の仕事に専念できれば、理想なのですが。
Commented by El Bohemio at 2014-01-30 01:59 x
昼寝ネコさん、

多忙な上に大変な宿題を
押し付けてしまったようで
申し訳ありません。
気長にまちますから
お仕事に励んで下さい。
Commented by hirune-neko at 2014-01-30 10:57
El Bohemioさん

有難うございます。徐々に落ち着くよう願っています。
同時並行で、電子書籍の出版及び販売ノウハウも研究中です。
私自身が技術をマスターすれば、割と気軽に出版も
できるようになりますので、楽しみにお待ちください。
Commented by El Bohemio at 2014-02-02 00:40 x
昼寝ネコさん

期待しております。
読者になりますから。
小生もガルデル物語を
整理する作業を少し始める
ことにします。
Commented by hirune-neko at 2014-02-02 19:05
El Bohemioさん


どうぞ、ライフワークとしてガルデルのおっかけを
続けて下さい。もう少しで文章主体のリフロータイプの
電子書籍も作れるようにしておきますので、
脱稿を楽しみにお待ちしています。
Commented by El Bohemio at 2014-02-03 21:49 x
昼寝ネコさん

ガルデル物語はスタート部分から
慎重にやり直すつもりです。
文章が下手だからよい方法が
あればアドバイス下さいませんか
Commented by hirune-neko at 2014-02-03 22:17
El Bohemioさん

文章はまだ拝見していませんので、なんともいえませんが、
できあがった段階で読ませていただき、推敲が必要なようでしたら
お手伝いをさせていただきます。
Commented by El Bohemio at 2014-02-03 22:42 x
昼寝ネコさん

いずれ近日中に「物語」の出だしを
修正できたら呼んでください。
では、よろしくどうぞ
Commented by hirune-neko at 2014-02-04 00:59
El Bohemioさん

はい、いつでもどうぞ。お待ちしています。
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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