昼寝ネコの雑記帳

徒労感と使命感の間に存在する葛藤


Piazzolla,
Suite Punta del Este: Introduccion


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徒労感と使命感の間に存在する葛藤



ときどき自分の欠点を実感することがある。
「人間」に対し、とても閉じていると感じる時がある。
人間集団の組織に対峙したときに、それを感じる。
人それぞれの個性は許容できるのだが、
そして弱点や欠点も気にならず、他の人たちが避けたがるような
奇人でも変人でも一向に気にならず、親しくなれる。
しかし、話しても通じない相手だと思ってしまったら、
会話することに、一気に興味を失ってしまう。

自分が提案した企画内容には確信と自信がある。
不明な点や疑問点があれば、きちんと説明し
説得できる自信もある。
しかし・・・まあ分析しても始まらないが、
視点を共有できない場合、構想が進展する訳がない。
これまでも、1年かかったり2年かかったりの末、
ようやく認知された、なんていう事例は少なくない。

口を閉ざしてしまいたいという強い欲求を感じる。
仕事ならいざ知らず、ボランティアの集まりで
一人一人に笑顔で接し、忍耐強く、寛容な気持ちで
丁寧に事態を進展させるという、人間的な幅を持っていない。
時間と労力を、もっと別の、自分にとって有意義な
ことに使いたい、と強く感じてしまう。

なので私は、人間の組織を管理するのは不向きだ。
ほとんど重い徒労の固まりを背負って家路につく。

なのに、別の考えが徐々に顔を現す。
それは、徒労感を打ち消すように湧いてくる「使命感」だ。
使命感とは実に厄介なもので、自分を閉ざすことに
罪悪感を感じてしまう。自分が利己的に思えてしまう。
まあ幸いなことに、疲れた身体を横たえて少しうたた寝すれば
徒労感も消え失せ、新たな攻略の切り口を考えるだけの
気力が湧いてくる。論理的な根拠は何もないが
自然発生的に、新たな気力が与えられ、
丁寧に再構築しようという寛容さも具わっている。

大人になり切れていない私は、こうして一歩ずつ、
大人に向かって前進しているのだと思う。

先刻、ピアソラ・オタクの知人とFacebook上で相談し、
「ピアソラ音の出る図書館」を、会員制のままにせず
近々、一般公開にすることを決めた。
内にこもらず、外に向けて自分を開く気になったようだ。
ほんの少しだけれど、思いがけず自分の変化を感じている。



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by hirune-neko | 2013-10-20 23:48 | 心の中のできごと | Comments(0)
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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