昼寝ネコの雑記帳

脳内構造が日に日に器械化している


Chão de Estrelas-Baden Powell


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脳内構造が日に日に器械化している

例え短いストーリーでも、創作の源泉は自分自身だ。
だが、最近のほとんどの時間は、どうすれば
これが画面に表示されるのだろう、どうやって
効率よく一覧表示しながらリンクさせられるのだろう、
そんな作業に追いまくられている。

パソコンのOSに相談しながら、プログラムにお伺いを立て
マニュアルを読み返しながら、そして一喜一憂しながら、
黙々と連続作業をこなしている。
ふと立ち止まってみたら、いつの間にか自分自身が
腱鞘炎を心配しながら、キーボードを叩き続け、
ワイヤレスのマウスを操り、すっかり器械と
一体化していることに気づく。

感情が入り込む余地がなく、感性は不要で
ただひたすら脳内から余分な要素を排除して
達成したい機能の実現に、一直線に突き進んでいる。
外見は人間なのだが、今はもうほとんど、人間の皮を被り、
人工頭脳を持った人造人間みたいな存在だ。

壊れたら使い捨てられ、あるいは部品を交換され、
与えられた機能を果たすだけが取り柄で、どこにも存在感を
持たない・・・やはり人工的な存在と感じる。
人間性を徐々に喪失し、徐々に機械化する人間。

こう考えると、自分の考えは間違っていないと
確信を持つことができる。

つまり、組み込まれている場はどこであれ、
どんな人間も心を持っており
その心の中が空虚になれば、生への原動力が失速する。
合理的で結果至上主義で、時間効率が優先され、
まるで蟻地獄のように、人間は皆、知らず知らず
いつしか同じ墓場に引きずり込まれてしまう。

その意味で、私は無謀な反逆者なのかもしれない。
いや、無謀というのは、どこにも可能性を見出せないのに
突き進むことだが、私の場合は、無から可能性を
創出しようとしているのだと、強がりをいってみたい。



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by hirune-neko | 2013-09-08 22:12 | 心の中のできごと | Comments(2)
Commented by 日本晴れ at 2016-04-14 00:56 x
2016年から迷い込みました。

Baden Powell 最高です。 6弦楽器をこれほどまでに使いこなし、情感や哀愁感に溢れながら独特の透明感も響かせる名手は今もなかなか見当たりません。
マエストロ感半端ない、ギターの神様ですね。 自分の iPod 確認してみたら、しっかり抜けていました(涙)。 確か少なくともCD 5,6枚は持っていたのに...

なんか、mixi (懐かし!)の足あと残す程度のコメントですみません。
Commented by hirune-neko at 2016-04-14 13:47
日本晴れさん

Baden Powellをお聴きになってるんですね。
なかなかいい演奏をしますよね。
なぜ、Baden Powellを選曲したのか謎なんですが、
たまには聴きたいですね。
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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