昼寝ネコの雑記帳

心理的変化に影響を受ける音楽的嗜好


Retrato Em Branco E Preto...♪Clémentine♪
 

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心理的変化に影響を受ける音楽的嗜好
 
 
別に心理学の研究をしているのではないが、
自分自身の内面の変化で、聴ける音楽と聴けなくなる
音楽が存在することに、最近気がついた。

もともと音楽に対しては偏食傾向が強く、
好き嫌いがはっきりしている。
何度も繰り返し聴いてきた演奏家を
時系列で並べてみると・・・
コルトレーン、ビル・エヴァンス、ショパン、
プッチーニ、アズナブール、ダイアナ・クロール、
そして圧倒的にピアソラだろう。
それ以外はちょっと思い出せない。

ピアソラに至っては、ずいぶん作品を調べたし、
同じ曲でもいろいろな演奏家を聴き較べた。
そしてついには、インターネット上に
「ピアソラ音の出る図書館」まで作ってしまった。
最初は迷惑そうな表情だった地下のピアソラも
徐々に協力的になってくれているように感じる。

この数十年を振り返ってみて、かなり長い間
ある種の厭世観・諦観と同居して来たように感じる。
なので空虚な曲想は好まず、重く暗いものに惹かれた。
ピアソラはその最たる存在だ。

しかし不思議なもので、最近は音楽にも
重さがあると感じるようになった。
仕事やボランティアをひっくるめて、次々と
処理案件に追われていると、思考パターンが
最短距離の直線を走るようになり、音楽に耽溺して
自分に埋没するなどという環境を、現実が許してくれない。
重い音楽を聴いたが最後、仕事に戻るのが
一大決心の要る、しんどい行動になってしまう。

そのせいかどうか分からないが、
最近は楽に聞き流せるボサノヴァを選ぶようになった。
ボサノヴァといっても、何度も聴き慣れた作品だと
それはそれで、その当時の思いやシーンが
無意識に甦るため、かえって全然知らない曲が楽だ。

フランス・ドゥーヴィルに姪ネコが住んでいると
架空の存在を創り上げたのだが、
その名前を適当にクレモンティーヌと命名した。
その瞬間、知人からのメールでクレモンティーヌが
好きなのかと問われた。ボサノヴァで
日本のアニメソングを歌うクレモンティーヌという
女性歌手が、フランスに存在するなんて、
ちっとも知らなかった。

それ以来、・・・思考が直線化して
感性を必要としなくなって以来、
かなりクレモンティーヌの歌に支えられている。
創造的なことは何も考えられない状態は、
自分にとっては実に悲惨な状況なのだが
まあ、ある程度は大人になって仕事に専念しようと
諦観の心境だ。

でも真面目な話し、こんなときって
大船渡銘菓のかもめのミニ玉子や、鎌倉名物の
鳩サブレがあると、神経がすっと沈静化する。
だけど血糖値が跳ね上がる。
他愛ない葛藤かもしれないが、これはまだ
たとえ表面的にせよ、
日本が平常時なのだということなのだろう。

 

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by hirune-neko | 2013-09-02 21:17 | 心の中のできごと | Comments(4)
Commented by メタセコイア at 2013-09-02 22:22 x
最近クレモンティーヌ様の『Clémentine de Best』を
アマゾンで買って聴いています。
仕事帰りの重たい頭には心地よいです。
Commented by hirune-neko at 2013-09-03 01:07
メタセコイアさん

あらあら、いつの間にかクレモンティーヌをお聴きなる、
そんな心理状態になってしまったのですね。
心から同情申し上げます。
アマゾンということは、CDですか?
YouTubeで探してみます。
心地いいですよね。

おめでたいお話しが持ち上がりましたら教えてください。
楽しみにしています。
Commented by メタセコイア at 2013-09-03 22:45 x
CDのベスト盤です。

おめでたいお話?
んー最近おめでたかったのは
大飯原発敷地内の断層が
活断層ではないと規制委員会が
発表したことくらいです・・・

Commented by hirune-neko at 2013-09-03 23:36
メタセコイアさん

YouTubeにはありませんでしたので
amazonで検索しましたが、CDしかないですね。
しかも結構高額でした。まだ試聴できていません。

だからですね、活断層はどうでもいいんですよ。
メタセコイアさん個人のおめでたい報せを
首を長くしてお待ちしています。
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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