気仙とんぼ帰りArmaguedon. Musica: Astor Piazzola 人気ブログランキングへ 水曜の夜、東京駅の公共駐車場に車を置いて、 新幹線に飛び乗った。 普段はいつもパソコンの前で、長時間座っているので、 重い荷物を引っ張ったり、階段を上ったり、 駅の構内を歩いたり、ホテルまで歩いたり, とにかく馴れない行動パターンだったので、 身体が順応できなかったようだ。 昨日の朝は、6時半に行動を開始し、 今朝は、早朝4時半の大きな地震で目が覚めた。 結局、二日間で500キロは走ったと思う。 大船渡、陸前高田、住田の中では、陸前高田の 被害が大きかったようで、東海新報社の販売店の 二家族が落命し、そのまま販売店は消失したらしい。 カーナビは電話番号を入力すれば、自動的に検索し、 ルート探索をしてくれる。 陸前高田市役所の電話番号を入力し、 カーナビの案内通りおりに行ったところ、 広大な面積の更地に、廃墟のような建物が ぽつんと建っていた。 窓は板で塞がれ、周辺は工事車両が点在するだけ。 仮庁舎は少し高台にあったが、建築現場のような プレハブが何棟も建ち並んでいた。 カーナビが、もうじき踏切です、とアナウンスする。 線路など見当たらない。 ここを右に曲がってください、という所に道はない。 改めて、津波の被害の凄まじさを実感した。 復旧にはまだまだ遠い道のりだと感じる。 かつては、賑やかな駅前商店街だったのかもしれないが、 元の市役所の庁舎が一部だけ無人で残っているだけで、 見渡す限り、区画整理待ちのゴーストタウンだ。 気仙(大船渡、陸前高田、住田)で生まれた赤ちゃんに 名入り絵本をプレゼントしようというプロジェクトで、 一年目は福祉団体から助成を受けてスタートするが、 二年目以降は、善意の寄贈が必要になる。 そのため、地元の新聞社である東海新報社に 協力を要請している。役員の方からは 「手間ひまがかかって、まるでボランティアですね」 といわれてしまった。 一応は、仕事だと思って奔走しているのだが、 ボランティアだと映るのだろうか。 今日、午後からの豪雨は大変な激しさだった。 なんとか無事に帰ってきて、ほっとしている。 人気ブログランキングへ
by hirune-neko
| 2013-07-26 22:44
| 現実的なお話し
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・1951年
小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。 ・1969年 中央大学経済学部入学 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。 ・1974年 同大学卒業 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。 ・2006年 現在に至る プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。 ・2010年 宇宙の旅 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。 ・現在 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。 お気に入りブログ
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