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昼寝ネコの雑記帳

二面指し初体験

二面指し初体験_c0115242_21544123.jpg

いつも将棋サークルで場所を使わせてくれている教会が
今日は餅つき大会だという。
子どもたちに日本的な羽子板遊びと
将棋をさせたいので・・・と、お呼びがかかった。

あいにくの雪だったが、将棋盤を3枚持っていった。
小学生の男の子たちが寄ってきて
同時に二人の子と対戦した。
男子プロは、多面指しといって同時に
五人や六人を相手に指すことがあるが、
私の場合は、初めて同時に二人を相手にする
二面指しに挑戦した。

あいにく、駒落ち定跡はまったく勉強していないので
初心者の小学生相手に、平手対戦だった。
何度も悪手を指摘して、手を戻し、やり直させた。
序盤の簡単な基本定跡を教え、さらに
終盤の勉強のために、一手詰めと三手詰めを
実際に解かせてみた。
孫が同居でもしていたら、こんな風に
一緒に将棋もできるのに・・・と思ってみた。

先刻、久しぶりに同門の涼暮さんの
将棋ブログを覗いてみた。
彼はもっぱらプロ棋士相手に、飛車落ちで対戦し、
その棋譜をブログで紹介している。
私などと違い、IT関係の仕事の方のようで
ちゃんと動く盤面で棋譜を紹介しているため
とても分かりやすい。
私にはそのような技術がないため、
一度やり方を涼暮さんに教えていただいたが
うまくいかず、そのままになっている。

昨年からDay Oneという電子日記を見つけて購入し
ようやく軌道に乗ってきている。
App Storeで購入し、パソコンで日記を入力するが
iCloud機能により、現在はiMacとiPadの両方で
同期しながら閲覧している。
もちろんiPhoneがあれば携帯電話でも
閲覧できるのだが、携帯はBlackberryを使用のため、
目下は、iMacとiPadで記録を残している。

便利なのは、ブログをアップしたとき、
その日付けにブログのURLを記入しておけば
いつでもブログを読めるという点だ。
それと、記録に残しておきたいメールは
そのままコピーして日記に転記することもできる。
何年前でも遡って記入できるので、
iCloudが物理的に破綻しない限りは
人生の様々な記録として保管できる。
もちろん、画像も貼り付けることができるようだ。

なので、今年は少し将棋の対戦棋譜を
このブログで紹介し、さらに日記からも
WIFI環境のところでは、棋譜も閲覧できるので
自分自身の将棋の記録を残そうかと考えている。
どうせ勉強時間が絶対的に短いので
進歩はのろいのだけれど、挑戦してみたい。

数日前に、師匠の堀川修五段から、
将棋の通信簿が届いた。
ほんの少しは進歩しているように思う。
師匠には、なんとか将棋連盟公認の三段位を
いただき、将棋の普及指導員という資格も
得たいという目標を伝えてある。
あと少しだとか、まだまだだとか
一切のコメントはいただいていない。
師匠の性格からすると、ある日突然
対局後に、「三段はありますよ」と宣告され
晴れて連盟に推薦していただく、という
プロセスになるのだろうと予測している。

掲出した盤面図は、将皇という将棋ソフトの
最高レベルである3と対戦したときの
序盤のスクリーンショットだ。レベル3だと、
かなり初段に近い実力のソフトだと思っている。
私が後手で対戦したのだが、普段は
よほどちゃんと集中していないと、負かされるほど
私にとっては、気の抜けない実力のソフトだ。
ちゃんと集中すれば、まあ負けない自信はある。
この日は、相手がかなり無謀に攻めてきたため、
相手玉の守りが目茶苦茶で駒の連携も最悪状態だった。
でも手強いので、侮らず
最終的には慎重に攻め切って快勝だった。

以前は、「立石流」(たていしりゅう)〜美濃囲いにこだわり
毎回この形で指していたのだが、上級者には
なかなか通用しないことを徐々に悟り、今現在は
美濃囲いではなく、このように穴熊で防御を固め
攻めのバリエーションを柔軟に勉強している。
詰め将棋は主に七手詰めを解いているが、
数分で解けるのは希で、1時間かかっても
解けない問題も多い。

いずれにしても、集中力、記憶力の訓練だと考え
また、趣味でもあることだし、何とか続けたい道楽だ。
なので先ほど、涼暮さんのブログにお邪魔し
観戦の感想と一緒に、ブログ上での
動く棋譜掲出方法をご教授くださいと書いてきた。

いずそのうち、方法をマスターしたら
時にはプロ相手の敗戦記を掲載したいと思う。
ちなみに、下記の盤面図は88手目で
ここから、角と歩だけで攻めるのは辛かったが
自玉が堅固なため、最終的には
と金をいくつも作って寄せきった。
二面指し初体験_c0115242_22371832.jpg

by hirune-neko | 2013-01-14 22:38 | Comments(4)
Commented by El bohemio at 2013-01-15 23:38 x
将棋は正月の日本的伝統を振り返る行事ですね。
小生も小学4年生の頃に近所のおじいさんの相手
で習得したのですが、Pcの将棋プログラムに挑戦
したら5分で負けました。ピアソラやガルデルの原文
データをあさるのに時間を費やしている現状では
将棋挑戦はままになりません。
Commented by hirune-neko at 2013-01-16 01:00
El bohemioさん

将棋ソフトは、強いものですとプロ並ですので
最近のはとても良くできているようです。
将棋は、子供から高齢者まで一緒にできますので
孫に教えようと思っているのですが
親があまり関心がないようで、残念です。

ピアソラやガルデルに関する文献を
原文でお読みになれるなんて、素晴らしいですね。
私はまだスペイン語の勉強に手をつけられないでいます。
どのみち、少し勉強した程度では、ちょっとした
旅行会話ぐらいしかできないと思いますので
じっくり取り組もうと思っています。
幸いに、サイトからいろいろな教材を探せますので、
ある程度勉強が進んだら、スペイン語のネイティブを先生として
探してみます。語学学校も調べたのですが、高額なんです。
でも、スペインとアルゼンチンでは、同じスペイン語でも
発音が違うでしょうね。もし探すとしたら
何人の方がいいと思われますか?
Commented by El bohemio at 2013-01-16 10:44 x
小生は神保町の語学学校の西語クラスを一年くらい
受けました。偶然にも先生はア国人でしたがア国に
着いた時はほとんど話せず苦労しました。
今でも文法が苦手です。
昼寝ネコさんはピアソラをテーマにされている方で
すから、先生はア国人をお勧めいたします。
Commented by hirune-neko at 2013-01-16 22:42
El bohemioさん

ご助言を有難うございます。
では、ア国人・・・アルゼンチン人って、日本では
フランス人以上に見つけるのが大変だと思いますが、
アルゼンチン大使館に文化部でもあれば、相談してみます。

神保町は懐かしいですね。
事務所が神保町のすずらん通りにあった時期があります。
仕事終了後に、日仏学院に行こうと思いましたが
1回だけで行かなくなってしまいました。
まあ、青春時代は大いに時間を浪費するのが
許される時期だと思っていますので、
ちっとも後悔はしていません。
これから新たに、スペイン語を勉強することにします。
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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