昼寝ネコの雑記帳

なんて私は、素直なんでしょう

Harmony of Morning Mist


二日間、新聞社に電話をかけまくり
昨晩は、ぐったりして床につきました。
作成したリストの34社全部に電話するつもりだったのですが、
23社目で止めることにしました。
秋田県、山形県、北海道の4社を残し、
「もういいや」と思ってしまったのです。
理由は、津波発生の地域を離れれば離れるほど
被災とはあまり関係がない、という印象を受けたからです。

早朝、目が覚めました。
もうひと眠りしようと考え、睡魔に包まれるのを待ちました。
そのとき、突然ある思いを心に感じました。
他県に疎開して子育てしている家族の
分布状況などを把握できるはずがありません。
でも、ある地域にたった一家族だけが疎開しているとして、
人数が少ないから、その地域は無視するのか?
そういう思いをはっきりと感じたのです。

被災地向けの寄贈絵本を、なんとか形にしようと
悪戦苦闘していた去年の11月25日に
「ネコから届いた絵本」
というタイトルで、家族を失った人たちへの気持ちを
文章にしていたのを思い出しました。
ニューヨークのセントラルパークで
ミスター・フィロソファーと呼ばれるネコと出会い
どんないきさつで、一人のために一冊の絵本を書いているか、
そのお話を思い出したんです。
そのネコは、まるで私にこう言っているようでした。

「君は、ニューヨークで会ったときに話した
ボクの絵本のストーリーのことを、もう忘れたのかね。
そりゃあ、各地域に何人の人たちが疎開しているか
ボクにも分からないけど、でも、たった一人しか
いなかったとしても、その人のために
努力するべきではないのかね。
なんでもすぐに忘れて、けろっとするのは
君の長所であるけれど、短所でもあるんだよ。」

心に感じたことには、素直に従う性格なものですから
午前中から、新聞社への電話を再開しました。
津波で家族を亡くした人のための絵本よりむしろ
震災前後に出産し、不自由さと不安を感じながら
他県で子育てをしている家族がいるかもしれない。
そういう方々を励ます文章の絵本の方を紹介してほしい。
今日は、そういう論点で説得を試みました。
秋田県のある新聞社の記者の方は、こう答えました。
「こちらにも疎開してきている人が結構います。
それはとても有意義なプロジェクトだと思います」

そういう答えは期待していませんでしたので
嬉しかったのは言うまでもありません。
一気に秋田県と山形県を駆け抜け、
北海道の釧路、帯広、苫小牧、函館の新聞社に
電話して、ファックス送信し、めでたく
33社に全て資料を送った次第です。
宮城県の1社は、どうやら廃業しているようでした。

理論的に考えるのも好きですが
基本的には自分の直感を信じています。
理屈を超えて、何かしら強く感じることには
信頼を置いて生きてきました。

果たして、33社の新聞社のうち、何社が
どの程度の記事にしてくれるか、皆目見当がつきません。
でも、正直な気持ちをいいますと、おそらく
8割前後の新聞社が記事にしてくれると思っています。
数にして25社前後です。
記事化されたら、その都度このブログで報告しますので
昼寝ネコの直感が、どの程度のものなのか
冷やかし半分でいいですから、見守っていてください。

早朝の神聖なインスピレーションでした。
やはり今夜も、眠い眠いひとときです。
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by hirune-neko | 2012-05-10 01:38 | 心の中のできごと | Comments(2)
Commented by romarin at 2012-05-11 18:44 x
インスピレーションって大事ですね。
同じようなことをしているつもりでも、直感で信じて動くと
驚くほどのエネルギーと効果が出ます。
最近はそれが減ってきて、残念です・・・

どうぞ昼寝ネコさんの直感が実りますように。
Commented by hirune-neko at 2012-05-11 19:38
romarinさん

有難うございます。

ただひたすら、勘を頼りに進んで参ります。
結局、全然海図もなく、誰も通ったことのない
未知の海域にこぎ出すようなものですから、
教えてくれる人も、頼りにできる人もいない訳です。
頼れるのは、自分の勘と信念だけです。

行ってきます。
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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