拡散と収束のどちらを好むか
人間関係、関心・興味の対象が
どんどん拡がるのを好む人、 狭く掘り下げるのを好む人、 自分はどっちだろうかと考えてみた。 土曜日は、本来は仕事がない日なので 電話も少なく、宅配業者ぐらいしかやってこないので テンションがぐっと下がってしまう。 すると、普段はあまり考えないことに 神経が行ってしまう。 人間関係に関しては、間違いなく拡散を嫌う。 友だちの友だちは、みな友だちだ、というように 際限なく人間関係が拡散するのは 想像しただけで疲れてしまう。 だから、何人もの人たちと一緒に 旅行したり、温泉、カラオケというのは 苦手な行動パターンとなっている。 興味の対象は、 視野を広げつつ、部分的に深めたい というのが正確な表現だと思う。 個別案件は、一見、独立要素ではあっても 必ず地下水脈でつながっている部分があると思うから。 一定の社会経験を経て 自分に合うものと合わないものがはっきりするし 自分の人生に必要なものと不要なものも 峻別できるようになる。 それと、年齢とともに、記憶力や気力が 相応に低下してくるので ここからが、本当の意味での 自分メンテナンスの差が出るように思う。 私は、まだまだ廃人にはなりたくない。 でも、自分の奥深いところに眠る虚無感は まだまだ薄まっていないので 使命感と虚無感を、自分の内部で 戦わせているようなものだ。 じっと耳を澄まして 何が聞こえるかに集中している。 自分の外部からの声が聞こえるよう ときどき、静かに立ち止まっている。
by hirune-neko
| 2011-07-23 14:30
| 心の中のできごと
|
Comments(4)
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バオバブ
at 2011-07-23 18:08
x
自分に合うものと合わないものがはっきりするし
自分の人生に必要なものと不要なものも 峻別できるようになる。 そうなりたいな~わたしも! わたしは友達がいません。(笑) どこまでが知り合いか友達か区別するのもむずかしい。 人間関係も物も量より質だと思っているので、 そこのところの理想と現実はまだま~だですわ。
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hirune-neko at 2011-07-23 23:03
バオバブさん
そうそう、同感です。 なんでも、量より質ですよ。 質より量なのは、お金ぐらいかな? 知り合い:誘われたら義理で行こうかどうしようか 迷うような関係。 友だち :誘われたら断りたくない関係。 親友 :こっちから誘いたくなるような関係。 恋人 :誘われないと不安になる関係。 愛人 :声をかけられなくても。押しかける関係。
知り合いと言うと顔を会わせた時挨拶するくらいにとどめておくのが私の
考えでして、友人は其れこそ量より絶対質ですが長い人生間違える事も ありますね、親友となったら一生に一人できるか?ではないでしょうか?
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hirune-neko at 2011-07-25 14:19
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・1951年
小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。 ・1969年 中央大学経済学部入学 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。 ・1974年 同大学卒業 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。 ・2006年 現在に至る プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。 ・2010年 宇宙の旅 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。 ・現在 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。 お気に入りブログ
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