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昼寝ネコの雑記帳

まる二日間、寝たきりでした



三日前までは鼻水とクシャミが止まらず
久し振りの体調不良だけど、じきに治ると
軽く考えていました。
でも、咳が出るようになり、段々酷くなるんです。
一昨日はもう、まるで喘息のように
連続して咳き込んでしまって
その反動でぎっくり腰まで併発したんです。
すっかり覚悟を決めて、おとなしく布団に入り
うつらうつらと過ごしました。
今日、昼前に起き上がって外出しようとしたのですが
玄関先で脳貧血状態になり、玄関でしばらく
頭を下げてじっとする有様でした。

夕方には、ほぼ平常レベルまで快復し
思考力も大体いつもどおりの
ぼんやり状態まで復帰しました。
何かとお約束をキャンセルしてしまい
当事者の皆さんには、改めてお詫び申し上げます。

YouTubeを閲覧していると
関連した動画が次々と紹介されますが
その流れでしばし閲覧していました。
津軽塗りの説明→津軽の伝統工芸打ち刃物→
日本刀→日本刀で鉄を切る→投げナイフ術→
特殊部隊・ミリタリーナイフ術

おお、これは見たことがあるぞ。
スティーブン・セーガルが映画の中で
良く見せるファイティングスタイルだ、
そう気がつくと、普段は昼寝好きの
ボケ〜っとした昼寝ネコの野生本能が
呼び覚まされてしまったのです。
もう30年近く前に、日本で初めての
カスタムナイフの本を出版しました。
それ以来、既製品ではありますが
Buck Knifeと呼ばれるメーカーの
フォールディングナイフ(折りたたみ式ナイフ)を
何本か購入し、携帯しています。
空港のセキュリティチェックで
警察官がすっ飛んできたこともあります。
北海道でサミットがあったときでした。

ナイフには切り出しといって
グラインダーで研いで刃を焼き付けるのと
日本刀のように鍛造という、何層にもパイのように
薄く折り重ねて作るものがあります。
津軽の山刀は、どうやら前者のようですが
マタギの使用した山刀に近いのではと
思ったりしています。
その辺は詳しくないので
間違っているかもしれません。
*間違っていました。弘前にある
二唐(にがら)刃物鍛造所に電話して確認しました。
社長さんが説明してくれたのですが
やはり社名にあるように、日本刀の製造方法でした。
ペーパーナイフは切り出しだとのことです。

ちなみに戸川幸夫さんの
名著「マタギ」の復刻版を
私どもの出版社が刊行しています。
次回、津軽に行った時は
津軽塗りと山刀の工房を覗いてみたいと
思った次第です。

で、人には絶対に内緒で
この動画にあるような特殊部隊の
ミリタリーナイフ術を習いに行きたいなと
年甲斐もなく血が騒ぐのでありました。
それと投げナイフの技術も習得したいですね。
やっぱりネコには、野生の血が流れているのでしょうか。
by hirune-neko | 2011-05-29 23:58 | 現実的なお話し | Comments(8)
Commented by romarin at 2011-05-30 07:13 x
いろいろメッセージをいただいていたのに、ご病気の最中でしたか?
大変でしたね。咳でぎっくり腰!
私も咳のせいで、肋骨の筋が切れ、とても痛かったです。
どうぞお大事になさってください。
Commented by 静御前 at 2011-05-30 11:37 x
大変でしたね~
何とも日ごろのネコさんには似つかわしくない映像と音楽

それに最後のコメント… 我が目を疑いましたよ。
お身体 まだ回復されていませんよね?
って言うか~ ネコさんには無理ですって!

貧血くらいでは済まない事になりますよ
素手ならともかく 刃物なんて…
私が親なら 飛んで行ってやめさせます!
いつもの妄想だけにしておいて下さい。

  老婆心ながら一言  そしてお身体お大事に

お身体まだ回復していませんよね?
何をおっしゃっているのか良く分りませんが…


Commented by hirune-neko at 2011-05-30 11:41
romarinさん

はい、有難うございます。
さすがに今回は観念しておとなしくしていました。
でも、永年にわたって種まきをしてきた荒れ地に
少しずつ芽が出てきていますので
健康管理に気をつけて励むことにします。
Commented by hirune-neko at 2011-05-30 11:48
静御前さん

いやあ、まだ気だけが若いんでしょうか。
アメリカによく行っていた時は
日本人経営の銃砲店がサンフランシスコにあり
射撃ツアーを主催していましたので
公営射撃場に連れて行ってもらい
いろいろな種類の銃で射撃訓練をしました。

ナイフは投げナイフに留めておきましょうかね。
もろに取っ組み合う格闘技なんて
全然考えられませんが、路上で強盗に遭遇した時ぐらい
追っ払いたいと思うんですよ。
どうしたらいいか、今度、大ちゃんに
教えてもらいたいです。
Commented by バオバブ at 2011-06-01 18:23 x
にゃんこ先生にお団子だったらぴったりですが、
ナイフ、は、ありえましぇ~~~ん。

そんな事よりも、ちゃんと病院に行きましょうね。
そういうわたくしもまだ味覚がちょっこしおかしいのでありんす。
嗅覚を失うと味覚も失うのでありんす。
おまけに聴覚も鈍くなりましたでありんすよ。

お大事になされまし!
Commented by hirune-neko at 2011-06-01 22:01
バオバブさん

はあ。
やっぱりナイフは無理でしょうかね。
じゃあ水鉄砲か紙鉄砲にしておきます。
でも、ようやく頭がしゃきっとしてきて
創作意欲が湧いてきています。
営業もそっちのけではいけませんので
ちゃんとそっちも考えています。
私の脳内は、段々騒がしいのです。
Commented by El bohemio at 2013-02-23 03:12 x
昼寝ネコさん
とんでもない時に割り込みコメントですが、、、
ボルヘスの”エル・タンゴ”はそのナイフ
すなわちクチージョ使いが居た古い
ブエノスの下町世界を幻想した詩です。
実存した情景をボルヘスは体験せずに
その世界を再現したのに彼の詩は生々
しいですね。
Commented by hirune-neko at 2013-02-23 12:49
El Bohemioさん

そうなんですか。
タンゴ・アパシオナード
その中の1曲に「ナイフ・ファイト」という曲があり
アルバムのタイトルを見ていて、映画なのかなと思いつつ
まだ調べていません。
今はまだ、音楽を探索するだけで手一杯状態です。
<< 忘れた頃にやってくる 舞台上のアーティスト >>



妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

by hirune-neko
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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