朝靄(あさもや)の中の心象風景まだまだ先が見通せない、どんよりとした視界。 目に見える事象だけを見ていたのでは 決して解き明かせない複雑なパズルに挑んでいる。 単に妄想だけをしていればいいのなら、 こんな気楽な話しはない。 自分の内部だけで自己完結するのだから。 でも、妄想を現実と同化させて、しかも 一定数の人たちの共感を得るには、 どんな要素が必要なのだろうか。 迷いに迷ってアウトラインを考えている。 妄想の産物である、 ドゥーヴィルの姪ネコ・クレモンティーヌ。 彼女を通して与えられたミッションは、 しかしながら現実社会の中で、具体化しなければならない。 A Strophe Cat Club・・・ある人は一笑に付し ある人は高く評価してくれる。 どんなものでも、万人に受け入れられるものはない。 だから、ある種の感性を持つ人たちにだけ 受け入れられればそれでいい・・・そう考えると ぐんと気が楽になる。 そんな、迷いと不安。自信のなさと見知らぬ街に 迷い込んでしまったような心象風景の曲想。 Astor Piazzolla - Introducción al Angel (Gidon Kremer)
by hirune-neko
| 2010-11-02 23:45
| 心の中のできごと
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Comments(2)
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ある老人
at 2010-11-03 12:03
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確かに賛同を得ることは意外に難解なことですね。
しかしながら自分の感性に見合った人だけで良いとは・・・ 個人のワールドだけでの勝負なら良いのでしょうが。 同じ考えを持つのは自分の分身以外は無いのでは? 少しキャパを広げ、万人に理解をしてもらうことも ビジネスには必要かと思います。昨今の人々の脳の回路は 複雑ですぞ!
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hirune-neko at 2010-11-03 15:18
ある老人さん
いつもご助言を有難うございます。 「ビジネス」と言われると、チト耳が痛いんです。 決して100%ボランティアとは考えていませんが 第1フェーズは全く無報酬の仕組みです。 ただ、ジャパネット高田のように バンバン宣伝する能力はありませんので 人間が根源的に持っている形而上学的感性を刺激し 知恵をもって生きていただく「補助的役割」を 担いたい、というのが基本コンセプトです。 かなりアウトラインは描けてきて、たまたま アメリカの有能な人も賛同してくれており、 あとはちょっと欲張って、フランス人が 欧州から協力してくれれば、 いい布陣になるなと考えています。 まだまだ入り口付近でウロウロしていますので 是非、お知恵をお貸し下さいますよう よろしくお願いいたします。・・・ペコリ。
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・1951年
小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。 ・1969年 中央大学経済学部入学 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。 ・1974年 同大学卒業 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。 ・2006年 現在に至る プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。 ・2010年 宇宙の旅 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。 ・現在 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。 お気に入りブログ
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