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昼寝ネコの雑記帳

関係者の皆さん、先にお詫びします



本当に申し訳ないのですが、
最初から関係者の皆さんには、心からお詫び申し上げます。
私って、お世辞を言ったり、ヨイショしたり
心にもないことを言ったりは、できない性格なんです。
ですから、はっきりとコメントさせていただきます。

昨日、和製の某アニメ映画を絶賛しました。
その気持ちに嘘・偽りはありません。
声優も良かったし、1920年代の飛行機をベースに
かなり緻密に仕上げているとのことだし、
人間の陰影がとてもよく描かれていて、
いやあ、もうすっかり脱帽なんです。
でもね、一観客としては不満がひとつあります。
それは、音楽なんです。
高名な日本人作曲家なんでしょうけど、
まるでアメリカン・ホットドッグのようなテイストで
上っ面しか撫でていないと、敢えて酷評させていただきます。
原作や、登場人物の持つ歴史、ロマン、
深い悲しみを支えるユーモア・・・
音楽は、知らないうちに観客の感性を刺激し、
作品のもつイメージを増幅させるべきなのに
残念ながら、すっかり乖離していると感じました。

じゃあ、お前自身はちゃんとした曲が作れるのか!?
そういうお叱りを受けることを甘受しますが、
プロフェッショナルというのは、
そういう感性を持つ存在であるべきだと思います。
アニメそのものに最大限の敬意を持つからこそ、
逆に、言わずにいられませんでした。

ちなみに、個人的にはイタリア映画の音楽が好きです。
標題の音楽は、良く知られた「ニューシネマ・パラダイス」ですが
音楽を聴いただけで、映画の感動が甦ります。
「成熟した大人の感性と音楽性」を感じます。

・・・いや、中にはいい曲もありますね。
暑さのせいで、ちょっと八つ当たり気味でした。
by hirune-neko | 2010-07-03 21:49 | 音楽・映画・本の世界 | Comments(6)
Commented by papabubure at 2010-07-04 12:44
なるほど・・音楽って大事ですね。
私も写真を撮るようになってから、眠っていた自分の感性がどんどん変化してイメージも膨らむようになってきました。
ただし・・10人10色、千差万別、好き好き・・・
だから評価をいただく事もありがたいことなのでしょう。
是非があることは否めないですもん。
Commented by バオバブ at 2010-07-04 14:25 x
え~~~~と、
ジブリファンとしましては、ジブリアニメの良さのひとつは音楽にもあるのです。確かCD買いましたも~~~ん。(笑)
ジブリアニメは全部いいですよぉ~~~~。
子供こころを忘れた大人が今の時代、多すぎですから、、、、、。
でも、大人こころを忘れた大人も多すぎですかね、、、、。
Commented by hirune-neko at 2010-07-04 16:12
>papabubureさん

はあ、やっぱり感性も眠るものなんですね。
じゃあ感性専用の目覚まし時計をセットして
眠っている感性を起こしましょう。
写真のいい感性をそのままにしておくのは
もったいないですよ。
Commented by hirune-neko at 2010-07-04 16:18
>バオバブさん

そうですか、ジブリファンなんですか。
遅ればせながら、私もファンになりましたよ。
どことなくニヒルでクールな豚ちゃんは
ハードボイルド小説の主人公を思わせます。
ああいう架空の世界を作れるのは
なかなか羨ましいです。
アニメのノウハウはありませんが
電子絵本で肉薄してみたいですね。
Commented by 日本晴れ at 2016-04-03 21:09 x
2016年からタイムスリップしてきました。

エンリオ・モリコーネ、伊映画音楽界の巨匠。 彼の数あるサントラ作品の中でも、鉄板と言われるくらいの超有名作、ニューシネマパラダイス(cinema paradiso)。
ジュゼッペ・トルナトーレ監督の自叙伝的ストーリーもまさに「映画に捧げられた映画」的内容で、印象的なシーンてんこ盛り。

いっとき、TVのドキュメンタリーものなどのBGMに濫用され過ぎて(酷いのはアルバム挿入曲総動員)、閉口したこともありますが、映画も音楽も本当に琴線に響く一流品ですよね。 若い頃に渋谷で映画館に足を運んでいた思い出が蘇ります。

建物の壁をスクリーン代わりにして、映画技師のおじちゃんが無料露天上映をするシーンがあったと思いますが、自分も幼稚園のときに近所の映画関連の仕事をしていたおじちゃんが夏場、幼稚園内に小さなスクリーンを設営して「ジャックと豆の木」のアニメを上映してくれたんです。そのときに飲み放題だったカルピスの味が忘れられません。 幼少期どころか学生時代の記憶もほとんど頭から抜けているのに、おかしなもんですね。

また、2010 昼寝ネコ の旅に戻ります。
Commented by hirune-neko at 2016-04-03 21:53
日本晴れさん

かなり映画がお好きのようですね。
この映画は、ディレクターズカットみたいのがあって、
そっちも観ましたが、リアリティがあってよく理解できるものの、個人的には映画館上演版の方が好きですね。

私もタイムスリップしてしまっています。

有難うございました。
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妄想から始まり、脳内人格を与えられた不思議な存在

by hirune-neko
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昼寝ネコのプロフィール
・1951年
 小さいころ、雨ざらしで目ヤニだらけの捨てネコを拾ってきては、親から小言をいわれる。小学校低学年の音楽と図工は通信簿が「2」。中学からバスケを始めるも、高校2年で部活を止め、ジャズ喫茶通いが日課となる。授業が退屈でがまんできず、短編小説を書いては授業中のクラスで強制的に回覧させ、同級生の晩学を妨げることしばしば。早く卒業してほしいと、とくに物理の先生が嘆いていたようだ。ビル・エバンス、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンに心酔。受験勉強をすっかり怠り、頭の中は浸水状態。

・1969年 
 中央大学経済学部入学
 まぐれで合格するも、東大安田闘争・70年安保闘争などの影響で神田界隈はマヒ状態。連日機動隊がやってきて大学はロックアウト・封鎖の繰り返し。すっかり希望を失い、大いなる時間の浪費が始まる。記憶に残っているのは、ジャズを聴いたこと、大学ノートに何やら書きなぐったこと、ぼーっと考えごとをすること。数限りなく、雑多なアルバイトをやったこと。一応は無難にこなした・・・はずだ。いろいろ本を買いあさったが「積ん読状態」で、ただ、アルベール・カミュの作品には衝撃を受ける。それと、寮生活だったので、嫌いだった納豆を食べられるようになったのは、収穫だった。

・1974年 
 同大学卒業
 1年留年し、5年かけてなんとか卒業。理由は単位を落としたからだが、結局5年間の学生生活で授業に出席したのは、おそらく数十日ではなかったろうか。毎回レポート試験で単位をいただいたが、ほとんどは寮生仲間に「餃子ライス」を報酬に、作成を代行してもらった。今さら卒業証書を返還せよといわれても、もう時効だろう。白門同窓生の恥部であることは、重々自覚している。
     
・2006年 
 現在に至る
 プロポーズしたら1週間待ってくれという。そんなに待てないといったら、翌日ハート型のケーキを焼いて待っていてくれた。世の中には奇特な女性がいるものだ。おまけに4人も子どもを産み育ててくれて・・・育児放棄の夫に寛大な女性で・・・おまけに子どもたちは・・・三人の息子と息子のような娘が一人なのだが・・・父親を反面教師として、なんとか実社会に順応している。大したものだ。わが家には、「親の七光り」など存在せず、「子の七光り」で恩恵をいただいているようなものだ。

・2010年 宇宙の旅
 人生も、それなりに辛抱して生きていれば、悪いことばかりではないなと思っている。2010年には、どこで何をしていることやら。宇宙のチリになっているのか、地中に埋もれているのか、はたまた相変わらず時間を見つけては昼寝三昧なのか、こればかりは全く予測がつかない。

・現在
 このブログを始めた頃、2010年なんてずっと未来の存在だった。でも、気がついてみたら2010年はすでに過去のできごとになってしまった。2013年になり、もうじき2014年になろうとしているこの時期に、改めてブログに書き残された何編もの雑文が、自分の心の軌跡という遺産になっていることを感じている。6年前に「昼寝ネコの雑記帳」という単行本を出版した。最近は「続・昼寝ネコの雑記帳~創作短編集」を発刊しようと、密かに機会を窺っている。
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